【Tips】ロボット掃除機が壊れたので分解して直してみた(Roborock エラー 1)

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我が家のお掃除ロボット、Roborock S55くんが死んだ。
「エラーワン ターンザレーザーユニット チェックイズ うんたらかんたら」と叫んでいる。

レーザーユニット(LDSセンサー)が回っていない事から察するに、LDSセンサーをどうにかしてくれ、ということだろう。
軽い気持ちでチェックをしてみたところ、意外と面倒ではありつつも無事修理できた。
今回はそんな話を記していこうと思う。

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Roborock S50・S55 について

おさらい。
Roborock S50・S55 とはハイブリット掃除機だ。
ゴミ吸引+雑巾による水拭きを一括で行ってくれるロボット掃除機の総称である。
ちなみに S50 は白、S55 は黒というカラーリングの区別だけであり、性能差は無い。

Xiaomiより資本提供を受けたRoborockが、対物・落下防止・LDSセンサーなどを搭載し、優秀なAIも備え付けて商品化したRoborock S50・S55は、実は海外向けに発売されているものだ。
そのため本機は日本では発売してはいないが、後続機種が日本市場にも展開されており、現在はS7 MaxV Plusまでナンバリングが進んでいる。
日本の公式HPは以下参照。

ロボット掃除機 Roborock「掃除に、知性を」
ロボット掃除機 Roborock(ロボロック)の日本公式サイトです。Roborockの製品やソリューション、サービスをご紹介します。

我が家では本機を2年前に中国から迎え入れており、ドラミという名を与えられて絶賛稼働中。
我が家に住まう対人猫型決戦兵器(ドラえもん)の抜け毛の処理に毎日勤しんでいる。
レビュー記事は以下を参照。

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Roborock エラー 1 とは何か。

エラー1は以下の通りである。

Roborock Error 1: Turn on the robot and watch to make sure the laser unit is spinning.
If the laser unit is not spinning, gently rotate it manually, then restart the robot.
If you continue to experience this error,

https://support.roborock.com/hc/en-us/articles/360035369092-What-should-I-do-when-error-1-occurs-

要するに、この「エラーが発生したらLDSセンサーを手で回してみろ、それでも回んなかったらもう無理だからサポートに連絡しろ」といっている。
随分と諦めさせるのが早い。

手で回してみても回らないのであれば、何かが詰まっているとか引っかかってるとか、まだ対処のしようはあるのでは?
もうちょっと頑張らせてほしいものだ。

で、我が家のはどうなのか

回してみても回らなかった。
詳しく言うと、ユニット自体は手で回りはするが自動では回れないという状況。
つまり駆動部分に問題があるということ。
モーターからの力がうまく伝わっていないということになる。

ドラミもなんか的を射ないログしか出さないので頼りにならない。

海外の公式としては「サポートに問い合わせを行うべき」という状況ではあるが、そもこれは個人輸入モノである。
日本では発売してないし、海外のサポートに問い合わせるのもめんどくさい。
というか対応してくれるのかも怪しい。

となると最早処分しかなくなるのだが、新しいロボット掃除機を導入するのもまたダルい。
というのも、昨今のロボット掃除機はどんどんと進化をし続け、平均価格が右肩上がりとなっているのだ。
同性能のものを選んだとしても、8万円程度はしてしまう。
AIを搭載しない、ただランダム走行するようなものですら2.5万円程度が相場だ。
ちなみにRoborock S55は3.8万円で購入している。

アホらしい。その一言に尽きる。

どうせ処分するのであれば、自分でどうにかしてみよう。
それでどうにかできなかったら、ロボット掃除機はもう買わない。

という背水の陣で分解してみた。

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Roborock S50・S55のLDSセンサーを取り出してみよう

中の二眼がLDSセンサーだ。
こいつを取り出してみる。

まず蓋を取る。
乗っかってるだけなので剥がすだけで取れた。

下蓋のネジを取ればむき出しになる。

LDSセンサー周りにゴムでふたされているネジ穴がある。
力技でえぐるとネジが出てくるので全部とる。

取れた♡

あとは周りの見えてるネジを全部取る。
と、このようにLDSセンサーが摘出できる。

下部に装備されたモーターが駆動することで、上部の輪ゴムを回転させてLDSセンサーが回転する、という機構の様子。
であれば、ここが容疑者だ。

センサーの上蓋を取る。
すると輪ゴム部分が出てくるので、この付近のホコリや汚れを撤去することができる。

一通り掃除して装着し通電させる…も、駆動せず。
輪ゴムを外してもモーター自身が駆動しない。
あ、こりゃあモーターが駄目だ。

或いは、モーターへの通電部分(基盤)が駄目なのか。
テスターが無いので判別不明だが、モーターだけを交換しても治らないかもしれない。
流石に基盤はどうしようも出来ないしなぁ。

こうなるともうお手上げ。
掃除機やエアダスターでどうにかできるレベルじゃない。
万事休すか。

 

 

ということでLDSセンサーユニットそのものを注文してみた。
恐ろしいことにAliExpressに普通に売ってた。ウケる。

Roborock レーザー距離センサー
created by Rinker

待つこと2週間。
メコメコの箱で到着だ。大丈夫か?

大丈夫そう。

なんか色違うけど、こまけえこたぁいいんだよ。

装着。
黒とオレンジで配色的にかっこよくなった。
通電してみると、問題なくモーター稼働。完全復活と相成った。

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復活後、即問題発生

Mi Homeアプリでの管理ができなくなってしまった。
通電も掃除も問題なくできるが、アプリ上での管理が出来ない。
アプリ上から削除することも出来ないため、再登録も出来ない状態となった。

察するに、以前のLDSセンサーで保持したマップの読み込みが出来ていないように思える。
確証は無いが、LDSセンサーにユニークIDでも振り当てられており、アプリ上の保持データ(過去ドラミのID)と新生ドラミのIDで不整合が起きているのかもしれない。

ということで、また分解。
旧LDSセンサーに付け替え、アプリ上から管理データを全て削除。
その後またまた分解し新LDSセンサーに換装し、アプリ上で再登録。
案の定管理できるようになった。

同じようなことをする人は予め管理データを削除してから作業をしようね。

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たかが6000円の出費で数万円の節約に成功した

ということでこの度の背水の陣、某の勝利でござる。
敗北を知りたい。

おそらくこの「エラー 1」はRoborock S50・S55に限った話では無いと思われるため、Roborock S6、Roborock S7でも対応できるものと考えられる。
LDSセンサーユニット・或いはモーターを入手できればの話ではあるが、本記事を参考に自力で対処できるかもしれない。

こんなしょうもないことで10万近い買い物をし直すのも馬鹿らしいので、みんなも頑張ってみよう。

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