まず最初に、本記事はBenQ社様より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが、正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
なんかガジェットブロガーがみんなモニターにつけてるこんなやつ。
スタイリッシュでかっこよく、機能的で羨ましい。いいなぁ、筆者もアレほしい。
こんな出だしで過去に製品レビューをした商品があったなぁ。
こんな記事を筆者が書いていることを知ってか知らずか、ついにお声掛けいただいた次第。
いやぁBenQ様はとてもいい会社だぁ(手のひらドリル
ということでBenQ ScreenBar Haloをレビューしていく。
BenQ ScreenBar Halo の基本データ
BenQ について
BenQは、1984年(紆余曲折は省く)に創業された台湾の会社だ。
モニターやプロジェクタ、モニターライトといったPC周辺機器を扱うメーカーである。
モニターの品質に関しての安定性は中々のもので、筆者もかなり愛用している。
モニターライトに関しても上述した通りであり、「ド定番」といえるぐらいの存在感を有しているといえるだろう。
筆者はまさに”中坊”という年代に自作PCを始め、その頃からモニターはBenQを使い続けている。
黒色発色の良いVAパネルを安価に品質よく提供しているのが何故かBenQしかいなかったから、という理由があるのだが、なぜ当時の自分がVAパネルに惚れ込んだのかもついては最早忘却の彼方。
PCを作るたびにモニターが増え、累計5枚、現役2枚というモニターが今もなお我が家で稼働中となっている。
最近懇意にしていただいているASUS社様に並んで、筆者の自作PCライフを支えてくださっている思い入れ深い会社がこのBenQとなる。
BenQ ScreenBar Halo について
BenQ ScreenBar Haloは”ワンランク上”のモニターライトである。
その名の通りモニターに装着してモニター配下を照らすライトであり、机上スタンドを置くよりも省スペースなデスク環境が作れるだけでなく、手元も明るくなる為作業効率も上げることが可能となる。
巷には類似したモニターライトが多く存在するが、老舗というか定番といえば、やはりBenQ製品。
通常のモニターライトとは異なり、以下のような特徴を備えている。
- ライトセンサーで周辺の環境光を検知し、自動調光が可能
- 正面・背面の照明(間接照明)モードの切り替え
- 無線リモコンによるコントロール
- 湾曲ディスプレイに対応
自動調光も注目すべきところであるのだが、何と言っても取り上げたいのが、背面照明(間接照明)を備えているところ。
もうそれモニターライトじゃなくね?とツッコミたくなる機能であるが、ガジェット系のインフルエンサーの中にはモニターの背部にLEDテープをわざわざ装着し、間接的に光らせることによって所謂「映え(ばえと読む)」を演出した部屋作りを紹介していたりするので、一定層の需要はある様子。
つまるところ、本機を導入することでモニターライト兼「映え」を手に入れることができるわけだ。
それが機能的に有利なのかはさておいて、中々面白いアプローチじゃないか。
BenQ ScreenBar Halo の外観
まずはいつもどおり外箱から。
高級感感じます感じます。
蓋を開けたところ。
リモコン部分に専用クッションが設けられていた。
説明書などが封入されたボックス、本体のリモコンが見える。
湾曲ディスプレイ専用のクッションが用意されていた。
細かい気遣いがプレミアム感を増している。
本体。
一見、普通のモニターライトに見えるが、ホタルのお尻のように発光部が背部に確認できる。
デカくて重いが、その分しっかりしていると言える。
ケーブルは脱着できず、末端はUSBとなっている。
なおACプラグ変換は同封されていない為、コンセントに接続したい場合は別途用意が必要。
リモコンは単4電池駆動。
中央のセンサーをタップすることで電源のON/OFF、クルクル回すことで色温度/光量を調整することが可能。
色温度や光量のマークが確認できると思うが、これらもタップする事で切り替えできる。
下部の光学センサーにタップすることでモードチェンジすることができる。
手触りや質感が大変に良く、ダイヤル可動部分には一切の引っ掛かりを感じない。
まさにプレミアム。。
装着、発光したところ。
カッコイー!!
装着モニターは27インチ4Kパネルであるが、過不足はまるで感じない。
背面照明の光量も中々強く、存在感がある。
その分それなりにでかいので、物体としての存在感もあるのは愛嬌といえるか。
BenQ ScreenBar Halo の良いところ
必要十分の明るさを確保できる
まぁモニターライトなんで当たり前の話ではあるのだけど、本機のみの明かりで作業可能なぐらいに明るい。
ましてや背面照明も照らすことが可能なため、普通のモニターライトよりもかなりの光量を得ることが可能。
光量や色温度の変化もかなり幅広く、様々な環境化で使用可能だろう。
前面のみ/両面/背面のみの照明切り替えがおしゃれ
本機は3パターンの照明切り替えが可能。
モニターライトとしての役割が不要な場合には、背面照明のみを照らす、といったことが可能。
もちろん背面照明の色温度も変更可能なため、暖色にすれば途端にムーディになる。
本機はぶっちゃけこれだけでも価値があると思っている。
夜に部屋の電気消してこのモードにしてジャズ流しながらウィスキー飲める。
室内の印象を簡単に変えることができるのは結構面白い。
BenQ ScreenBar Halo の微妙なところ
前面と背面の照明色温度を個別に変更できない
色温度の変更は前面と背面の両方に適用されるため、どちらかを寒色に~ということはできない。
個人的には作業領域は寒色、間接照明は暖色が好ましいところだが、残念ながら本機にはそのような柔軟性は無い。
あくまで本機はモニターライト。割り切った運用が求められる。
リモコンの蓋が金属にくっつく
本機のリモコンは磁力で蓋がされている。
その為着脱が容易なのだが、こと金属板の上ではそれが仇となる。
上記のように金属板だと蓋が張り付いてしまうため、リモコンの移動時に蓋が取れてしまう。
筆者環境はIKEAのモニター台であり、国内外で多く利用されるモデルだと思うが、同環境(あるいは似た環境)では予めこのような状態になるという考慮が必要。
尤も、モニター台に金属が仕様されていることはあまりないと思うので杞憂ではあるのだが。
スイッチのON/OFFにラグが出る
これ結構致命的。
本機のリモコンは上記のようにセンサー式であり、リモコンに手をかざして起動させる必要がある。
そのためワンタッチでのON/OFFができず、結構ストレスが溜まる。
バッテリー消費に配慮したものだとは思うが、結構だるい。
BenQ ScreenBar Halo の総評
上品でオシャレなモニターライト。
高級感があり、それでいてとても機能的で便利。
モニター配下・キーボード周りを照らすという用途としては、色温度・光量・自動調光とこれでもかという機能を提供してくれるため不満は一切感じることは無い。
が、随所でみられる必要以上のリッチ感は、少したじろぐレベル。
まさに”ワンランク上”のモニターライトを銘打つにふさわしい。
最高のユーザビリティを体感できると共に長く使用できる相棒になり得るだろうと感じた。