
まず最初に、本記事はメーカー様(EarFun社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
技術力が異常なEarFunより新型ヘッドフォンが登場した様子。
今回もどうせコスパがすごい事になってるんだろうけど、筆者容赦しないからな。
ということで今回は EarFun Wave Pro X についてレビューしていこうと思う。
EarFun Wave Pro X レビュー の基本データ
EarFun について
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EarFun(イヤーファン)は、2018年頃に創業されたワイヤレスオーディオ製品を主に提供しているブランドだ。
中国の深センに開発・生産の拠点を持ち、コストパフォーマンスに優れたオーディオ製品を展開している様子。
本ブログでもいくつか同社製品を扱っている。
特に EarFun Air Pro 4+ はガチで完成度が高くてマジでオススメ。
未だにウチのスタメンです。

EarFun Wave Pro X について

EarFun Wave Pro X の製品情報としては以下の通り。
| EarFun Wave Pro X | |
|---|---|
| Bluetooth規格 | 6.0(Qualcomm QCC3095) |
| ドライバー | 40mm DLC複合振動板 + 10mm LCP振動板 同軸デュアルドライバー(DCAA) |
| 対応コーデック | SBC,AAC,LDAC,LC3, aptX Adaptive,aptX Lossless,aptX HD |
| ノイズキャンセリング | ハイブリッド型(マイク8基) 4段階調整 AUX/USB接続時も動作 |
| 操作方法 | 物理ボタン |
| 素材 | 航空機用アルミニウム合金(CDパターン加工) |
| 再生時間 | ANCオフ:最大90時間 ANCオン:最大50時間 15分充電で最大10時間 |
| バッテリー容量 | 800mAh |
| 充電・接続 | USB Type-C、AUX有線入力、USB Audio |
| サイズ・重量 | 188 × 168.3 × 86.7mm/約259g |
| その他 | ・Auracast ・Google Fast Pair ・マルチポイント対応 ・低遅延ゲームモード ・90°回転+折りたたみ/キャリングケース付属 |
EarFun Wave Pro Xは、2026年10月に発売されたオーバーイヤー型のワイヤレスヘッドホンだ。
同社の「Wave Pro」の系譜にあたる上位モデルで、EarFunとしてはフラッグシップに位置づけられている。
本機最大の特徴は、独自開発の同軸デュアルドライバー「DCAA」なるもの。
40mmのDLC複合振動板と10mmのLCP振動板を同一軸上に配置し、帯域を分担させるという構造であり、ヘッドホンでの同軸配置自体は前例のあるものだが、この価格帯のワイヤレス機ではまず見かけない。
チップにはQualcomm QCC3095を搭載。
「Snapdragon Sound」「LDAC」に対応し、更には「LE Audio」にまでも対応。
2種類のAI適応型ANCモードを搭載しており、騒音をリアルタイム監視して環境に最適なノイズキャンセリングを自動調整するモードの他、外耳道形状の個人差を考慮した聴覚適応型ANCを搭載している。
もちろん、風切音対策AIまで実装済み。
ANCはマイク8基のハイブリッド型で、4段階の強度調整が可能。
AUXやUSB接続時にもANCが効くのは地味ながら有り難い仕様で、PC作業中に有線へ切り替えても静寂を手放さずに済む。
加えてAuracast、マルチポイント、低遅延ゲームモード、専用アプリ「EarFun Audio」によるパラメトリックEQ等など、機能面も一通り埋まっている。
こんだけモリモリで2万円以下を実現しており、さすがのEarFunクオリティといったところ。
同等の構成を他社で探すと軒並み4万円を超えてくるので、スペックシート上の物量だけ見れば相当に異常な製品と言えるだろう。
EarFun Wave Pro X の外観


まずは外箱。
お馴染みEarFunな黄色と黒基調のカラーリング。

外箱を取ると真っ黄色。
目に眩しいぐらいの黄色!

パカッと開けるとケースが登場。

内容物はこんな感じ。

説明書は勿論日本語に対応。
操作方法や接続方法等、詳細に記載されているので困ることは無いかと。

ケースは卵型の下膨れ形状。
ファブリック素材のハードタイプで、剛性もある。

開けるとこんな感じ。
保護フィルムがFPに貼ってあり…なんかケーブルが下にあった。

多分こんな感じに収容するんだよな?とケーブルを正しい位置に配置。
保護フィルムも剥がし、一般運用状態を想定した収納状況はこんな感じ。
収まりは良く頑丈でケースとして申し分無し。
その代わり嵩張るが、まぁ一長一短ということで。

ケーブルは上記の通り。
AtoCと、3.5mmプラグが付属している。


外観はこんな感じ。
見た目は至って普通なオーバーヘッドフォンという印象。
全体的にマットで、FPだけ傷つきやすそうな素材、その上でノイキャンに力を入れた製品という点では、非常にNoise Master Buds MAXに近い印象がある。



イヤーパッドはもふもふしているが、ヘッド部は固めというか”薄い”印象。
とは言え不快な装着感は微塵も感じない良い塩梅だ。


右に操作系が集中している。左がUSBポートのみ。
ANC用かはたまた純粋なマイク用か、複数のマイクホールが確認できる。

初代EarFun Wave Proとの明確な外見の違いはこの辺りか。
上位モデルだけ有り、本機のほうが高級感があるように思える。
まぁ下位モデル持ってないから実機比較とか出来ないんだけどね。

重量は259gを計測。まぁ平均的という印象。
EarFun Wave Pro X の良いところ
驚異的なノイズキャンセリング性能

本機でまず特筆したいのは、その驚異的なノイズキャンセリング性能だ。
上記画像からも確認できる通り、本機にはマイクホールが複数設けられている。
目視だけでも片側3基で計6基に見えるが、実はFP側にも存在しているので計8基というマイクが搭載されているのだ。
これにより、ありとあらゆる環境に応じたノイズへの対応が可能になる上、AI補正によるクリアな通話が可能になるという恩恵がある。
「ヘッドフォンでの通話」っていうのが、どうにも日本でのシチュエーションとして思い浮かばないので深堀りはしないが、ここで言及したいのは純粋なノイキャン性能のほう。
なんだかとにかくスッゴい精度でノイキャンしてくれる。
そりゃあもう静寂。
飛行機や新幹線での環境音は利用は当然の事、ジムやカフェ等の雑多な環境音ですら完全にシャットアウトしてくれる。
本機にはQuietSmart 3.5なる技術が実装されているようなのだが、まぁQuietSmart 3.5の機能についてああだこうだと説明するのもやぶさかではないが、どうせ書いたってよくわかんないだろうし何なら筆者もよくわかんないから公式ページを見てくれって話ではあるのだけど、とにかくこの技術がスゴイんじゃね?!って言いたっかったんじゃよ。
豊富で有用性の高いアプリ
本機はAir Pro 4+と同様のアプリで管理が可能。
故に機能モリモリ。色々と設定できるし何でもできる。
アプリは直感的で解りやすく操作がしやすいうえ、恐ろしいことに実装されている機能が全て使用に耐える品質を有している。
3万円台の某他社ヘッドフォンを凌駕する機能と性能であると認識しており、しかも安定性も高いという完成度の高さは大変に評価したいところ。
特にイコライザー機能は秀でており、かなり細かい設定が可能。
潤沢なプリセットイコライザーも搭載しているので、何も考えずとも色々と楽しむことができるのも魅力だ。
EarFun Wave Pro X の残念なところ
素の音は少々メリハリが薄い
デフォルトの音は、率直に言ってメリハリが薄い。
低域はしっかり出ているし、量感も十分。ただ高域が明らかに引っ込んでいる印象がある。
シンバルやハイハットの抜けが悪く、全体として曇った印象になる。
解像感が低いというよりも、出るべき帯域が出ていないという感じ。
ただし心配することなかれ。
本機には上述したようにとても優秀なEQが存在する。
なんならユーザーの趣向に合わせてEQを調整してくれるパーソナライズサウンドなる機能まで実装されている。
これらカスタムEQで高音をぐっと上げてやれば、途端にメリハリのある迫力のある音を奏でてくれるのだ。
元々のポテンシャルは高いので、調整した結果音が割れるといった不足感も無く柔軟な調整ができる。
とはいえ、買ってすぐ満足できないというのはやはり欠点であるか。
EQを触らない人、そもそもアプリを入れない人がそれなりに居ることを考えると、ここは素で合わせてきてほしかった。
EarFun Air Pro 4+はデフォでも神がかってたのでできるっしょ!
で、もうちょい深ぼった話。
本機最大の売り文句は上述したように、独自開発の同軸デュアルドライバー「DCAA」だ。
40mmのDLC複合振動板と10mmのLCP振動板を同軸配置し、力強い低音と繊細な高音を両立する——とのこと。
で、聴いてみた結果なのだが…繊細な高音とやらが上述の通り引っ込んでいる以上、少なくともカタログで謳われている効果をそのまま体感することはできなかった。
EQで持ち上げた後の音は確かに良い。良いのだけれども、それが同軸デュアルドライバーの成果なのか、単にEQが優秀だからなのか、という点では筆者には切り分けができない。
勿論技術そのものを否定したいわけではない。
ただ、この機種を選ぶ理由として機能しているかというと疑問が残る、という話。
EarFun Wave Pro X の総評

驚異的なノイズキャンセリング性能は素晴らしい。変幻自在なEQも魅力的。
相変わらず機能良く性能高い製品でグゥの音も出ない製品でした。
広告アピールポイントの恩恵は正直薄味かなぁと思わなくもないが、俯瞰して見てみれば纏まりが良く、全体の完成度がとにかく高い製品であるという印象だ。
何よりこれが1万円台で入手できるという点では他の追随の許さない優位性があると言えるだろう。
万人におすすめできる優秀な無線ヘッドフォン、と評価したい。






