
まず最初に、本記事はメーカー様(SOUNDPEATS社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
いつの間にか主流になってしまったイヤーカフ型TWS。
勿論SOUNDPEATSがその流れに乗らないはずもなく、魅力的な製品を展開してきた様子。
ということで今回は SOUNDPEATS Clip1 についてレビューしていこうと思う。
なお、クーポンコードも提供してもらったので最後まで確認してみて欲しい。
SOUNDPEATS Clip1 の基本データ
SOUNDPEATS について

SOUNDPEATSは2010年に中国深センにて設立されたオーディオデバイスメーカだ。
価格と音質のバランスに優れたラインナップが行われながらも、新しい技術や挑戦的な機構を精力的に取り込んでいく”面白さ”もある製品展開が魅力的だ。
弊ブログでもいくつか取り扱っている。

SOUNDPEATS Clip1 について

SOUNDPEATS Clip1 の製品情報としては以下の通り。
SOUNDPEATS Clip1 | |
---|---|
Bluetooth規格 | 5.4 |
ドライバー | 12mmデュアルマグネットDD |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
操作方法 | タッチセンサー |
素材 | ソフトシリコン素材 0.6mm超極細ニッケルチタン合金 |
防水等級 | IPX5 |
イヤホン本体の再生時間 | 約8時間 |
充電ケースと併用の再生時間 | 約40時間 |
充電端子 | USB Type-C |
その他 | ・ゲーミングモード ・Dolby Audio対応 ・マルチポイント対応 |
SOUNDPEATS Clip1は、2025年8月に発売された、耳を塞がない「イヤーカフ型」の完全ワイヤレスイヤホンだ。
LDACコーデックに対応しているうえ、Dolby Audioにも対応し、イヤーカフモデルでありながら臨場感のあるサウンドを楽しむことが可能。
勿論、耳を塞がないオープンイヤー設計のため、音楽を聴きながら周囲の音も自然に聞くことができる。
本ブログでも一応イヤーカフイヤホンを扱ったことがある。
そしてゲーミングモードやマルチポイント接続にも対応しており機能面でも十分。
専用アプリも用意されており、イコライザー設定などのカスタマイズも可能と、まるで隙が無いスペックだ。
デザインも”つる”の部分に金の装飾が施されており、巷に溢れる無個性なイヤーカフイヤホンと差別化されている点も、個人的には評価したいところ。
SOUNDPEATS Clip1 の外観


外箱。
SOUNDPEATSらしいデザイン。
VGP2025 summerコスパ大賞ですってよ奥様。

ご開帳。あ、なんか高級感…。

箱内には上記のみ確認。
説明書などが見当たらないが?

なんとそれらは蓋の裏に格納されていた。
ステッカーも入ってた。


本体ケース。
なんだかラメ感がある光沢筐体でカッコいい。

ケースを開けるとこんな感じ。

全く同じ形をしたイヤホンが2つ。
ソレもそのはずで、本機は左右の概念が無い。
正確には「AutoSense」なる機能で装着状態を自動で識別し、現状に合わせて左右のステレオを合わしてくれるのだ。
は…ハイテク…!



やっぱりどう見ても同じ。
操作がタッチタイプなので物理キーが存在せず、左右の違いが生まれないということもあるのだろう。
黒色筐体に金の差し色が入るスタイリッシュなデザインは大変に好印象。
なお、タッチタイプ故に長髪だと髪に干渉して意図しない操作が行われるので注意。

イヤホン本体は5.4gを計測。

ケースはイヤホン込で55.5gを記録。
とても平均的なので特筆点は無い。
SOUNDPEATS Clip1の良いところ
デザインよし

筆者としては、イヤーカフイヤホンはまず”デザインありき”だと思っている。
イヤーカフイヤホンというのは「音楽を聴きながら周囲の音も聴ける」というコンセプトであることは理解しているし、勿論音質や機能も重要であることだって論ずるに値しない話だ。
だがしかし、ソレを差し置いてもイヤーカフイヤホンはデザインが最重要と考えている。
何故ならば、イヤーカフとは”耳たぶではなく軟骨部分などに挟み込んで身に着けるアクセサリーのこと“だからだ。
アクセサリーであること、これがイヤーカフの定義なのである。
で、それを踏まえて見て見給えよ、市場のイヤーカフイヤホンの有り様を。
なんだこの、なんだこれは。真っ黒の紐ばっか。つまらん!
その点、本機はデザインに拘ってくれているようで大変に良き。
金色のワンポイントが遠目に見ても輝いており、アクセサリーとしての役割を担えている。
操作部位にも大胆に金色の文字を配置しており、見えないところながらもしっかりと遊びを感じることができる。
シンプルながら個性を感じる、良い塩梅のデザインだと評価したい。
LDAC対応、カスタマイズ性豊富
本機は優秀なアプリによって多種多様なカスタマイズが可能となっている。
左右のセンサーの割当は勿論のこと、LDACコーデックやDolby Audioへの切り替えを行うことが可能。
また、見ての通りDolby Audioモードでは音楽/ムービーモードの切り替えまで楽しむことができる。
なんといっても、LDACモードの音質は中々に優秀。
イヤーカフモデルとは思えない、大変美麗なサウンドを楽しむことができる。
アクセサリー感の高いイヤホンでありながら解像度の高い明瞭な音質を味わえるという、中々に欲張りなイヤホン体験を提供してくれるぞ。
装着検出機能やゲームモード、マルチポイントなども設定可能で、なんと今後は落下検知にも対応するとのこと。
しかも充実のEQも搭載しており、ユーザーの装着状態を考慮したアダプティブEQまで実装している。
この価格帯では中々に多機能と言えるだろう。
ただしLDACに切り替えた場合は、マルチポイント接続を除く機能がほぼ使用できなくなるうえ、人混みに極端に弱くなる(接続断が発生しやすくなる)ので注意。
SOUNDPEATS Clip1 の残念なところ
充電ケーブルを選ぶ

本機の充電ポート口はなぜだか大変に小さく、且つ奥まっている。
コレにより使用するケーブルによっては充電することが出来ない。
筆者の所感としては、PDに対応するような高出力が可能なケーブルはほぼ使用できず、また少しでも装飾(企業ロゴなど)が描かれるようなモデルも7割使用することが出来なかった。
端子が少しでもデカいと奥まで入らず、充電することができないのだ。
上記画像のような状態でも5割程度の挿入感で、充電判定には至っていない。
大人しく純正付属ケーブルを使用しろよ、って話ではあるのだけど、恐らく大多数のユーザーは律儀に付属ケーブルを使用していないハズ。
となると、この仕様は中々に厄介なわけで…。
SOUNDPEATS Clip1 の総評

性能とデザインが両立するコスパに優れたイヤーカフイヤホン。
LDACモードでの音質については、イヤーカフモデルとは思えないぐらい優秀であり、またデザインや機能面でも申し分の無いスペックを有している。
上記文中で示したように、細かい箇所で気になるところが散見されるものではあるが、まぁ総じてしまえば大変にコスパが良く満足度が高い。
面白みのないイヤーカフイヤホン界隈において、魅力のある貴重な良品と評価できる。
是非手にとって試して欲しいイヤーカフイヤホンだ。
なお、SOUNDPEATS社よりクーポンコードを提供いただいた。
以下の期間で利用可能なので、この機会に是非どうぞ。
Amazonクーポンコード:SP9CLIP110
割引率:10%OFF
対象商品:SOUNDPEATS Clip 1
有効期間:2025/9/30 23:59まで
通常価格:9,980円