
まず最初に、本記事は株式会社Razer社様より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。
全然ゲーミングギアとかレビューしていないのにガッチガチのゲーミングギアのレビュー依頼が来た…その2。
恐れ多いが、しっかりとやらせていただきます。
ということでRazer DeathAdder V4 Proについてレビューしていこうと思う。
Razer DeathAdder V4 Pro について
Razer とは

Razerは、アメリカ合衆国とシンガポールに本社を構えるゲーミングデバイスブランドだ。
「For Gamers. By Gamers.」(ゲーマーによる、ゲーマーのための製品)をスローガンに掲げる、ゲーマー向けデバイスをメインに供給している。
紆余曲折あるようであるが、1998年には前身となるブランドは確立されているようであり、そこから着実な商品展開が行われている模様。
その他は以下参照。
Razer DeathAdder V4 Pro について

Razer DeathAdder V4 Proは、2025年7月に発売されたワイヤレスゲーミングマウスだ。
eスポーツのプロプレイヤー監修のマウスとのことで、計算され尽くしたデザインと素材はさることながら、性能面ではRazer史上最速/最高の精度を誇ると謳われている模様。
ヒュー!!とんでもないじゃないか。
主な特徴を羅列してみると以下の通り。
- 超軽量デザイン
前モデルの「DeathAdder V3 Pro」からさらに軽量化され、わずか56gという超軽量を実現。
これにより、素早く正確なフリック操作が可能になり、長時間の使用でも疲れにくい設計となっている。 - センサーとポーリングレート
第2世代の「Focus Pro 45K オプティカルセンサー」を搭載し、最大45,000 DPI、最大加速度85G、最大速度900IPSという高性能を誇る。
さらに、ワイヤレス・有線接続ともに最大8,000Hzのポーリングレートに対応しており、より低遅延で精度の高いトラッキングを実現。 - 光学式スイッチとホイール
クリックボタンには第4世代のRazerオプティカルマウススイッチ、スクロールホイールにはRazerオプティカルスクロールホイールを搭載、主要な操作部分がすべて光学式になっている。
これにより、物理的な接点がないためチャタリング(意図しない二重入力)のリスクを排除し、高い耐久性と応答性を実現。 - バッテリーと接続性
第2世代のRazer HyperSpeed Wirelessテクノロジーを採用しており、安定したワイヤレス接続と、最大150時間(1,000Hzポーリングレート時)のバッテリー持続時間を実現。
8,000Hzで使用した場合でも最大22時間使用可能。
とまぁ、やっぱりガチガチにプロゲーマー向けハイエンド仕様。
さすが3万円近い高級マウスだ…。
Razer DeathAdder V4 Pro の外観


外箱。
Razerらしい黒と蛍光緑のカラーリングの目立つパッケージ。

あけるとこんな感じ。
高級な固形墨かと思った。

内容物は上記の通り。
説明書、ケーブル、ドングル、本体。

ケーブルはAtoC。
Cの方はドングルに接続する。


ドングル背部にC入力。
前面にはLEDが3つ。
デフォルトは左から「接続品質」「バッテリーレベル」「ポーリングレート」。




本体はこのように。
至ってシンプル。ゲーミングらしい発光部も無し。

裏にはセンサーと電源/モード変更ボタン。

先端部には有線利用/充電用のType-C端子。


ドングルは45g、本体は56g。バカクソ軽い。
これでバッテリー積んでる無線モデルなんだよな…。すげえ。
Razer DeathAdder V4 Pro の良いところ
握った瞬間に解る”凄み”

箱から出して机に出した瞬間に解った。
何だかよくわからないがコレはヤバイものだと。
まず驚くのが、手に吸い付くような筐体デザイン。
見た目としてはそこら辺のマウスと似たようなモノであるにも関わらず、本機のフィット感はなぜだか別格の心地よさがある。
手のひらのあたり角度、指の配置具合、そこに接する物理ボタンの傾斜具合など、すべてに置いて”感じが良い”。
なんかこれ以上はただのポエムになってしまうので割愛するが、とにかくマジでフィット感が良い。
左右非対称なデザイン、且つ多少大きめなデザインという特徴はあれど、それらを感じさせない異常な触り心地がある。
むしろこのデザインが良い、これだから良いまである。
そして背面の滑りの良さも尋常ではない。
すっごい滑る。とにかく軽快に動く。
白い部分はただの硬質なゴム素材のように思えるが…間違いなくこのクッション素材の成す技なのだろう。
なんだこのマウス。
マウス握っただけで笑ったのは人生始めてだわ。
とにかく軽い

上記を演出するファクターの一つとして挙げられるのが、本機の異常な軽さだ。
上記の通り本機は56gという重量なのであるが、これがどれぐらい軽いかと形容するのであれば、息を吹きかけると動くというレベル。
こんなマウス、筆者知らない(困惑)。
そして注目なのが、上記写真のマウスホイールの形状。
なんとマウスホイールまで肉抜きされているのだ。
こんなスカスカホイール、見たことない(畏怖)。
この形状について、筆者はバイク乗りなので「キャストホイール」という表現しか浮かばなかったが、この形状の構造名称があれば教えて欲しい。
ともかく、マウス全体でとにかく軽量化が実施されているようで、その恩恵によって本機の握りやすさや操作のしやすさが得られている模様。
最上級ゲーミングマウス、恐るべし。
制御ソフトウェアが多機能
本機には制御ソフトウェアとしてRazer Synapseなるものが用意されている。
これがまた機能が多くてすげえ。

マウスに配置された物理ボタン全てがカスマイズ可能。
更にはドングルのLEDまでカスタマイズが可能だ。


例えば、デフォルトがスクロールクリックの箇所をAIチャットなどを割り当てる事ができる。
しかもAIの選択まで可能な様子。
これでいつでもどこでもAIアシスタントをフロートウィンドウで呼び出すことが可能になる。
はえ~便利。。

マウス感度やポーリングレートも勿論編集可能であるし…

バッテリーの消費具合まで調整が可能。


各種キャリブレーションまで調整が可能。
特に、マウスの回転(角度)を調整可能なのは個人的にポイントが高い。
コレにより机事情や腕の曲がり方の癖を調整できるため、格段に操作がしやすくなる。
良いゾ~コレ。
Razer DeathAdder V4 Pro の残念なところ
無し。最強。
強いて言えば真っ黒なので握り跡や皮脂は目立つかも、とかそのくらい。
Razer DeathAdder V4 Pro の総評

握りやすい、軽い、多機能、高精度、という最強無線マウス。
いやー、素晴らしい。
正直、ゲーム用途以外でも全然使えるし使っていきたいと思える性能がある。
兎にも角にもレスポンスの良さが尋常でなく、用途を問わずQOLが上がる優れた製品であると評価できる。
文句なしの星5だ。