
まず最初に、本記事はFOSMET株式会社様より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。
本ブログでは初のスマートウオッチのレビュー依頼。
正直な話、スマートウオッチって機能の差別化が無くて語ることが無いので断ろうと思っていた。
結局Xiaomi Smart Bandでいいじゃねえかってなるのは目に見えてるし。
しかして、あの手この手で依頼が来たのでとりあえず受けてみた次第。
さて本機はどんなもんか。
ということで今回は FOSMET R1 スマートウォッチ についてレビューしていく。
FOSMET R1 について
FOSMET とは

FOSMETは、2016年に創設されたブランドだ。
中国深圳に拠点を起き、スマートウオッチを中心としたスマートデバイスを多く扱っている様子。
FOSMET R1 について

FOSMET R1は、2025年8月に発売されたスマートウオッチだ。
主なスペックは以下の通り。
| カテゴリ | 項目 | 仕様 |
| ディスプレイ | 画面サイズ | 1.32インチ AMOLED(有機EL) |
| 解像度 | 466 × 466 ピクセル | |
| カバーガラス | サファイアガラス(高耐久・高透明度) | |
| 常時表示 | 対応(AOD) | |
| 本体・外観 | 本体サイズ | 約 45 × 45 × 11.2 mm |
| 素材 | フレーム:亜鉛合金 + ステンレススチール | |
| 防水防塵 | IP68(日常生活防水・水泳対応) | |
| バッテリー | 容量 | 350mAh |
| 充電方式 | マグネット式急速充電(約2〜3時間で満充電) | |
| 機能・センサー | 通話機能 | Bluetooth通話 対応(マイク・スピーカー内蔵) |
| 健康管理 | 心拍数、血中酸素、睡眠、ストレス(24時間計測対応) | |
| スポーツ | 100種類以上 | |
| 決済機能 | 非対応 | |
| 接続・システム | 通信規格 | Bluetooth 5.3 |
| 専用アプリ | FOSMET FIT |
スマートウオッチに求められる基本的な機能は実装されている模様。
決済機能やGPSが無いことに対し苦言を呈する人も多いと思うが、正直な話日本社会においては「スマートウオッチに求める必要がない機能」であると個人的に思っているので全く問題がない。
だって時計って左腕につけるだろ?そんで決済機は右側にあるだろ?
スマートウオッチだけ付けて山登ったりランニングするか?
そういうことだよ。
FOSMET R1 の外観


まずは外箱。
ちょっとお高そうな印象があって良い。

蓋を取ると「WATCH R1」の文字。

更に内蓋を取ると本体登場。

内蓋には説明書が内包。
注意事項なども記載されている。

内容物は上記の通り。
説明書とラバー素材のバンドと充電ケーブル。

あとピアッサーみたいな奴。説明書にも記載無し。
なにこれ。
まぁ多分バンドの調整に使うやつでしょう。しらんけど。


本体を取り出すとこんな感じ。

キー(スイッチ)は3つ。
リューズは回るタイプ。押すとホーム画面が表示される。
筆者がはるか昔に所持していたFOSSIL Q EXPLORISTと同タイプ。
以下記事でチョロっと写っている。


メタルバンドなので微調整が出来ないタイプの留め具が採用されている。

本体背面にはセンサー類と充電端子。
これら光学センサーは肌質の検知まで行っているそうな。

重さは130g近い数値を記録。
すっごい重い。Apple Watchの3~4個分?
太めなFOSSIL Q EXPLORISTでさえ76g程度だったのだが。

説明書にも記載が無いので適当にサイズ調整してみる。
ピアッサーみたいな奴を使用してピンを抜いて調整。

ゴツすぎワロタ。
FOSMET R1 の良いところ
基本的な機能を実装。コスパは良いかも。
専用アプリで大まかな設定は可能。
設定画面は見ての通りで、大変見やすいうえに解りやすい。
ただし、冒頭で危惧したように”本機だからこそできる機能”というものが見当たらず、特筆できるものが無い…。

本機自体のUIもシンプルで解りやすい印象。
また、この価格で「スマートウオッチ本体で通話が可能」という機能を備えているのは長所であるかもしれない。
尤も、どういったシチュエーションで使用できるのか、という話ではあるのだが。
異なるバンドが最初から付属している

本機は金属バンドの他、ラバー素材のバンドも初期装備している。
これがシンプルで野暮ったくなくて良い感じ。
近くで見るとゴムゴムしていてちょっと気になるが、まぁ軽いし金属バンドより幾分マシ。
筆者のような細身のタイプにはゴムバンド一択だろう。
FOSMET R1 の微妙なところ
少々古くさいデザイン

デザインの好みは人それぞれではあると思うが、筆者は本機のデザインをオジサンくさいと感じている。
ステンレス削り出しの重厚感のある筐体は、確かに逞しく勇ましさがあるが、何の配色も無ければ装飾も無く、無骨すぎるきらいがある。
FOSSILのような遊び心があれば、重厚感の中に多少見栄えができるものであるが、そういった要素も皆無。
彩色前の素体のような、プロトタイプ品のような「のっぺりさ」がある。
金属バンドと組み合わせると、よりその「のっぺりさ」が際立つようにさえ思える。
ビジネスシーンでも装着できるようなデザインを想定しているのではあろうが、少々古くさいというか、なんだか時代に合っていない気がする。
一昔前のGショックフルメタルモデルのような…。
そんな事を考えながら本機を装着していたところ、妻から「なにそれダサい」と言われて確信に近付いた次第。
女性は残酷だ。
ファンクションスイッチの編集ができない

本機はダウンキーの編集はできるが、一番上のキーの編集ができない。
下のキーは「ダウンキー設定」で色々な機能の割り当てができるが、上のキーは画面の点灯/消灯で固定されている。
画面の点灯だけのスイッチ…?なんだソレは…。
デザイン上付けたものの…、という気がしてならないが、真意は不明だ。
FOSMET R1 の総評

機能は十分、コスパの良いスマートウオッチ。デザインは人を選ぶ。
スマートウオッチとしての機能は十分で平均的。
特異性は無いがコスパは良い方。
デザインが好みであれば選択肢に入れてみてもよいかと。
















