前回の記事でも軽く紹介したとおり、Amazfit GTR 2のレビューをしていこうと思う。
とはいっても、Mi Band 5 レビューの時にも記載したけど、スマートウォッチって機能的には何の違いも無いので記事の差別化が難しいのだけれど。
本機は2020年11月16日に国内で発売したっぽい。
国内で買うと3万円近くするけど、独身の日セールであれば1.8万円というかなりのお得価格で購入することができた。
発売直後にこの価格で手に入るのならば、ポチらない理由は無いじゃないか。
Amazfit GTR 2 とは
Amazfit GTR 2 の概要
「Amazfit GTR 2」とは、Huami社のスマートウォッチである「Amazfit GTR」の後継機種である。
Amazfit GTRシリーズはアナログ時計のイメージを保ち、デザインと機能美を両立したスマートウォッチだ。
アルミニウムが鈍色に輝く「スポーツType」、ステンレスが美しい「クラシックType」と種類が用意されている。
自分は安かったので「スポーツType」を購入した。
Huami社はXiaomiと協業関係にあるスマートウォッチメーカーであるため、Mi Band 5の開発に協力が行われている。
そのため、Mi Bandと酷似した「Amazfit band」という標品が発売されていたりして、よく混同されがちである。
KZ社とCCA社みたいな関係と思えば、イメージしやすいかな。
そんなワケないか。
Amazfit GTR 2 の外観
外箱から。まぁ特徴は無いな。
ありきたりなスマートウォッチな箱。
開封したところ。ちゃんと時計っぽく入っていて好印象。
ただし、FOSSILやSKAGEN等のしっかりとした時計メーカーが出しているスマートウォッチと比べると、この時点で安っぽさが目立ってしまう。まぁそのあたりはしょうがない。実際安いし。
フィルムを剥がしたところ。
ベゼルが目立たなくヌルっとしたデザインが美しい。
赤い龍頭がワンポイントになっていて一見おしゃれに見えるが、よく見ると龍頭はかなりプラスチッキーであるため、よく見てはいけない(戒め)
薄さや大きさに特徴は無い。ゴムバンドはやっぱりダサいな。
このあたりは「クラシックType」であれば改善がある模様。
箱を取り出してみると、説明書や充電器は側面に収まっている。
このスマート・シンプルな梱包デザインは好きだな。
取り出して起動したところ。
この「G」みたいなマークはなんなんだろう?
基本設定を行ったところ、すぐに恒例のアップデートが入る。
10分程度で終わるぞ。
充電器は置くだけのやつ。
磁石も強く取り付けミスは無さそうな印象。
ただし、背面はどう見てもアルミニウムではなくプラスチックだ。
この両側にある窪み、実はスピーカーである。
ここからかなりの音量で音楽を再生することが可能。
そんでもって、中華フォントも目立つ。やっぱり色々作りが甘い。
これら点でも、FOSSILやSKAGENのスマートウォッチに比べると目劣りしてしまう。
そんな他のスマートウオッチと比べてみよう。
クリスタルガイザーに巻きつけてやるからな覚悟しろよ。
左から、Amazfit GTR 2、Mi Band 5、FOSSIL Q EXPLORIST FTW4004(故)である。
正面の絵面は、まぁいい勝負してるかな。
ゴムバンドェ…
まぁスポーツでの使用も想定されているのでゴムの採用は必然ではあるのだけど。
やっぱりFTW4004のレザーはカッコイイな。
デザインはぶっちぎりでFTW4004の勝利だと思わないか。
機能面は語るに及ばずにせよ、時計とは装飾品であるがゆえにデザインは重要だと思うんだ。
Amazfit GTR 2もいい線いっていると思うけど、やはり細部のコストカットが目についてしまうな。
ちなみに、バンドを換装することで幾分マトモになる。
おまけでお洒落したい時につけてるOrobiancoの時計との比較。
野暮ったさが目立ってしまう、最悪の比較を行ってしまったと反省している。
その原因としては、黒いゴムバンドのせいなのは間違いないだろう。早々に換装したいところ。
Amazfit GTR 2を装着してまず思ったのが、「軽いな」と感じたこと。
なので重さ比較。
上記の通りであるけども書き出してみると以下の通り。
重量 | |
---|---|
Amazfit GTR 2 | 46.3g |
FTW4004 | 76.3g |
Orobianco | 51.3g |
そう、Amazfit GTR 2は一般の時計よりも軽いのだ。これすごく驚いた。
スポーツ使用を想定しているからなのか、それとも体組成計として常に身につけるものということを念頭に置いた結果なのかは不明だが、Amazfit GTR 2はめちゃくちゃ軽い。
それでいて電池も2週間近く持つというのだから、すごいよな。
その点、FTW4004の重さときたら。電池も購入当初から2日しか持たないし。
デザインだけだなお前はよ!
Amazfit GTR 2 でできること
最近のスマートウォッチでできることができる。
コレに尽きる。
そう、ほぼほぼMi Band 5のレビューと同じである。
Amazfit GTR 2でできること。
- 時計内に入れた音楽を聞ける
- Alexaが使える(予定)
最近のスマートウォッチでもできること。
- 歩数、心拍数の計測
- 活動量の計測
- 活動ルートの計測
- ストレス、睡眠の計測
- 血中酸素濃度の計測
(以下はAndroid Wearでもできること。)
- LINEやメール、着信などの通知
- ウオッチフェイスの衣替え
- 時間、日付、曜日の確認
- アラーム
- タイマー
- ストップウォッチ
- スマホを探す
- スマホの音楽を操作
- スマホカメラの遠隔シャッター
- スマホの通知
といった具合。
最近のスマートウォッチなんて性能も計測精度も横並びなので、操作がヌルサクで~とか正確なアクティビティ検知が~とか書くだけ無駄なので割愛。そんなのみんな同じだから。
ここで注目したいのは「Amazfit GTR 2でできること。」についてだ。
時計内に入れた音楽を聞ける
Amazfit GTR 2に音楽を入れることができる。
で、それをBluetooth接続したイヤホンで聞くことが可能とのこと。
往々にしてスマホは所持しているものだろうし、わざわざ時計から音楽を聞くシチュってなんだろう。
水泳やランニング等の、スマホが邪魔に感じるスポーツ使用とかで役に立つかもしれないが、どうにせよかなり限定的な使用となると思うので、そんなに旨味はない。
上記外観でも記載している本体裏のスピーカーから時計単体でも音楽再生が可能。
操作を間違えると本体から遠慮なく爆音で再生されるためかなり注意が必要。
Alexaが使える(予定)
Alexaが使えるようになるらしい。コレいる?
Android WearやAppleウオッチが普及して数年経つが、時計に話しかけている人なんて見たこと無い。
そもそもスマホでも、外で音声アシスタント使用している人を見たことが無い。
自宅をスマート家電で揃えている人は活用していると思うが、そういう人はすでにAmazon Echoを自宅に導入しているはずなので、この機能を使うシチュエーションが思いつかない。
Amazfit GTR 2 の総評
安いもの買っておいて「安っぽい」って何言うてんのって。
いや、だってプロモーション写真とかすっごい綺麗に写っててかっこよく見えたからさ…。
カッコよさを求めている人は、本機は見送ったほうがいいかもな。ちょっとがっかりしちゃうかも。
スマートウオッチの機能としては、まぁ十分だけど、これだったらMi bandとかでもできるレベルなので、やっぱり本機としての個性は薄いなぁ。
よりスタイリッシュになった、上記ZEPP Eというモデルも発売予定。
かっこよさを求めるなら、そっちが出るまで待つのもありだけど、できることは一緒ということは理解しておいたほうが良い。
3万近く払ってデザイン重視のZEPP Eを選ぶか、そこそこのデザインで2万程度のAmazfit GTR 2を選ぶか。
何だったら、ここまで来たら、性能もデザインもお値段もMAXな、Galaxy Watch3という手もありかもしれないな。
バンドを換装したらかっこよくなったかも。
12/25
Tips追加