
まず最初に、本記事はメーカー様(ACEFAST社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
苛烈を極める「ながら聴きイヤホン」界隈。
今回はなんでも光るそうな。何故?何故イヤホンが光る必要があるの?
ということで今回は ACEFAST ACEFIT Pro をレビューしていく。
ACEFAST ACEFIT Pro の基本データ
ACEFAST について

ACEFASTは、中国・深圳に拠点を置く電子機器メーカーだ。
ワイヤレスイヤホン/ヘッドホンを中心に、充電ケーブルや充電アダプター等も扱っている。
日本国内においては株式会社ラウダが代理店として本ブランドを扱っている様子。
ACEFAST ACEFIT Pro について

ACEFAST ACEFIT Proは、2025年5月に発売されたOWS(Open Wearable Stereo)だ。
耳を塞がないオープンイヤーデザインを採用し、周囲の音を遮断せず「ながら聴き」に最適なモデルとなる。
主な製品概要と特徴は以下の通り。
- LEDライト搭載(光るイヤホン)
イヤホン本体に40個のLEDライトを搭載。
夜間のウォーキングやランニング時に自分の存在を周囲に知らせることができる。
専用アプリでライトのON/OFFや色、点灯パターンのカスタマイズが可能。 - 専用アプリ対応
専用アプリ「ACEFAST」で、照明効果の調整、タッチコントロール操作のカスタマイズが可能。
イコライザー機能(8バンドEQを含む)も搭載しており、細かな設定が可能。 - ENCノイズキャンセリング技術
通話時において、クリアな音声通話を実現。
| 項目 | 詳細 |
| 通信方式 | Bluetooth 5.4 |
| 対応コーデック | AAC / SBC / LHDC |
| 再生時間 | イヤホン単体:約6時間 (音量60%時) |
| 総使用時間 | 充電ケース併用:最大約25時間~32時間 |
| 急速充電 | 10分の充電で約2時間再生可能 |
| スピーカー | 3磁石構造スーパーリニアスピーカー (20×8mm) |
| 防水性能 | IP54 |
| その他機能 | マルチポイント対応、指向性サウンド |
最大の特徴はなんといっても光る事。
とにかく光る。本体も光るしケースも光る。
何故光るのかだって?光ったほうがかっこいいだろうが!(半ギレ
自作PC界隈にピラーレスケースが普及した昨今、無闇矢鱈に光らせるのが主流であるが、それがついにイヤホン界隈にまで進出してきたということだ。
筆者も自作erの端くれ。スケスケボディで光るのって最高だよな。
ACEFAST ACEFIT Pro の外見


まずは外箱。
平べったくてでかい箱。

開けるためには箱を破壊しなくてはならないタイプ。
箱まで綺麗に取っておきたい筆者としては嫌いなやつ。

あ^~

内箱はこんな感じ。
あんまり変わらない。

内箱を開けるとこんな感じ。
上にケーブル、下に説明書。

内容物は上記の通り。
説明書の下にはクロスが入っていた。

説明書はユニバーサルな奴。
勿論日本語もあり。

ケーブルはちょっと変わった形状をしている。
が、専用プラグとかでもなく普通のCtoC。
勿論、本ケーブルじゃなくても充電は可能。


ケースはツヤツヤな平べったいタイプ。
全面プラスチックで少々安っぽい。

どれぐらい平べったいかというとこんな感じ。
こんぐらい薄くてツヤツヤだと結構持ちづらい。
滑って落としたら、このタイプだと結構傷つきやすそう。


ケース上部が光るうえ、バッテリー残量を示している。
カメラのシャッタースピード的な兼ね合いでLEDが完全に捉えられてないのは許してほしい。



イヤホン本体はこんな感じ。
基盤が透けて見えてかっこいい。
ACEFASTのロゴが光るぞ。


体重測定。
イヤホン単体は7.5g、ケース込みだと73gを実測。
ACEFAST ACEFIT Pro の良いところ
イロモノかと思いきや意外と音は良い

筆者は正直軽く見ていました。どうせ光るだけなんだろって。
意外や意外にも、本機の音は中々良い。
オープン型ヘッドフォンのような臨場感があり奥行きを感じる音楽を楽しむことができるうえ、装着感も軽くて長時間のリスニングにも耐えうる実力がある。
カスタマイズ(EQ)にも対応しているため、個人の好みに調整可能な点も評価したい。
本機はメインのスピーカーホールの他、上下にも一基づつスピーカーホールが設けられており、コレに起因して回り込むような臨場感を演出出来ているものと思われる。
Shokz OpenFit 2+と同様な構成であり装着感も相まってジェネリック感がすごい。
とはいえ、繊細さは無く少々粗め、中域は少々こもりがちという欠点は有る。
アプリのEQで調整してしまえばある程度の補正ができるため、この価格帯のOWSとしては中々上等なモノとなる。
ふむ、意外と使える。
ACEFAST ACEFIT Pro の微妙なところ
変光できるのはケースだけ

本機はアプリで変光が可能。
可能な変色は上記の通りであるが、コレがケースにしか反映されない。
イヤホン本体の変光は不可能、且つ発光パターンの変更もできない。
ケースの色だけ変えたってなぁ…。
一番手にとって目を通すのはケースではなくイヤホンそのものだ。
イヤホン自体の変光ができなければ、正直本機の旨味はかなり薄くなってしまうのではないか、という杞憂がある。
まぁイヤホン自体も一応発光はしてくれるけどさ。
ACEFAST ACEFIT Pro の総評

何故か光る面白いイヤホン。イロモノかと思いきや意外に使える。
肝心の発光機能については、イヤホンそのものの発光調整が出来ないという少々致命的な箇所はあるものの、まぁちゃんと光ってくれるし、カッコ悪くはないので許せはする。
スケスケボディだし。
発想は面白いし、こういう個性的なイヤホンは筆者としては応援したいところ。
意外にも音が良いという点でも実用的ではあるし、本ブログを日常的に閲覧しているような奇特な諸君においては”うってつけ”かもね。



