
まず最初に、本記事はFastlane Japan株式会社様より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
なんだかとてもスリムなルーターのレビュー依頼を頂いた。
触ってみると予想以上にシンプルな出来で中々に面白く…。
ということで今回は ZTE Sora BE3600 Pro についてレビューしていこうと思う。
ZTE Sora BE3600 Pro の基本データ
ZTE について

ZTEは1985年に中国・深圳で設立された通信機器メーカーだ。
1997年に深圳、2004年に香港の両証券取引所へ上場した大手で、1980年代には「巨龍」「大唐」「ファーウェイ」と並ぶ中国四大通信メーカーの一角とまでなった模様。
基地局などの通信インフラからスマホ(nubiaブランド含む)まで手広く扱い、製品は世界160以上の国・地域で展開。
本機の国内取り扱いはFastlane Japan株式会社が務める。
コスパ路線のWi-Fiルーターで日本の家庭用市場にも本格参入してきた格好だ。
余談ではあるが、筆者はZTEの作るスマホがとても好き。
AXONシリーズとかBLADEシリーズとか、勿論nubiaブランドも含めて、その時のトレンドとかを一切無視して自分が作りたいスマホを一貫して作り続けている職人みたいな事をやっている印象があって中々に愉快。
ZTE Sora BE3600 Pro について

ZTE Sora BE3600 Proの製品情報としては以下の通り。
スペック値を書き出してみると以下の通り。
| 項目 | ZTE Sora BE3600 Pro |
|---|---|
| 対応規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)/デュアルバンド |
| 最大通信速度 | 5GHz:2882Mbps / 2.4GHz:688Mbps |
| 対応周波数帯 | 2.4GHz + 5GHz(6GHz非対応) |
| アンテナ | 内蔵5本(5GHz×3、2.4GHz×2) |
| MLO | 対応 |
| 有線ポート | 2.5Gbps WAN×1、1Gbps LAN×2 |
| USBポート | なし |
| 最大接続台数 | 70台 |
| メッシュ | Wi-Fi EasyMesh対応 |
| チップ/メモリ | 独自開発デュアルコアチップ / 256MB |
| セキュリティ | WPA3-SAE(WPA/WPA2-PSK/AES対応)、ファイアウォール、DoS対策 |
| 管理方法 | 専用アプリ「ZTE Smart Life」+Web管理画面 |
| 本体サイズ | 182.5×124.5×52mm |
ZTE Sora BE3600 Proは、2026年3月に発売されたWi-Fi 7対応のルーターだ。
本機は「空(Sora)」の名が示す通り、突起アンテナを廃した内蔵設計のミニマル筐体が売りのミドルレンジ機。
実売1万円を切る価格ながらWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応し、5GHz帯2882Mbps+2.4GHz帯688Mbpsのデュアルバンド、MLOも実装している実力機。
有線は2.5G WAN×1+ギガビットLAN×2、最大接続70台、EasyMesh対応と、この価格帯にしては装備は充実している方だ。
筐体は182.5×124.5×52mm・約260gと、ルーターにありがちなゴツさが無くて好印象。
本棚の脇にしれっと置けるサイズ感であり、なんなら本そのものと見間違うレベル。
独自開発のデュアルコアチップと256MBメモリを積み、4K/8Kストリーミングやオンラインゲームでの同時接続もそつなくこなすとのこと。
ZTE Sora BE3600 Pro の外観


まずは外箱。
最近よく見るシンプルな段ボール箱梱包ではあるが、アピールポイントはシッカリと記載されている。

箱を開けるとこのように。
説明書や情報カードが前面においてある。

内容物はこんな感じ。LANケーブル、電源が1つ。
LANケーブルには「5E」の記載を確認しているのでCAT5eかな。
上記説明書を含めても内容物は少なめ。


本体はこんな感じでかなりシンプル。
装飾もない艶消し真っ黒筐体でモノリスみたい。

本体上部は排気口が設けられており、ここもかなりシンプル。

本体下部はこんな感じで、よくありがちなルーター情報の記載が無い。
台座は固定されており、縦置きのみを想定されている模様。


本体前面もとってもシンプル。
インジゲーターLEDのみという潔さ。

後ろも当然シンプル。
WANを除くと2つしかポートが無い。
ZTE Sora BE3600 Pro の良いところ
ちゃんと早い

筆者は現在、以下記事にも記載しているようにWi-Fi7に対応しているOPPO Find X9 Proがメイン機。
なので本機のスペックを余すことなく享受できるワケ。


ということで無慈悲にもGS-BE7200Xとの比較しちゃいましょうね~。
価格差は倍以上だけど、対応周波数変わらんしイケるでしょ(真顔
3日間を平均値(小数点切り捨て)とし、その平均値を記す。
| 9時 | 12時 | 15時 | 18時 | 21時 | 0時 | 3時 | |
| ZTE Sora BE3600 Pro | D:821Mbps U:898Mbps | D:785Mbps U:898Mbps | D:829Mbps U:898Mbps | D:698Mbps U:792Mbps | D:712Mbps U:897Mbps | D:855Mbps U:872Mbps | D:898Mbps U:827Mbps |
| ROG Strix GS-BE7200X | D:805Mbps U:898Mbps | D:721Mbps U:844Mbps | D:911Mbps U:852Mbps | D:812Mbps U:877Mbps | D:771Mbps U:461Mbps | D:874Mbps U:990Mbps | D:899Mbps U:920Mbps |
ほら、全然戦えてる。
ほぼ価格差三分の一の本機でGS-BE7200Xと張り合えている。やりますねえ。
気になったところは、900MBを超えるダウンロード速度が一回も計測されなかったこと、たまにパケづまりの様な挙動が発生し50MB程度の計測結果が出力されること、だろうか。
Wi-Fiを接続し直すと正常な動作と速度を計測するので、なんだかファームウェアに問題があるような。
まぁ今後改善はされるでしょう。
超シンプルな構成とデザイン

本機のスペックから梱包まで、ものすごいコストカットがされている。
梱包物は上記の通りかなりシンプルなものであり、必要最低限のものしか入っていない。
台座も固定されており縦置き限定、横向き配置や壁掛け配置は想定すらされていない。
ポートは2つしかないし、状態を知らせるLEDも前面の一つのみ。
USBポートでのNAS機能もなければ、接続限界台数も70台と控えめ。(これでも十分
更に、管理アプリまで超簡易的。
こちらも上記の通り必要最低限の機能しか有していない。
なんちゅう潔さだろうか。素直に感心する。
その結果の、この速度計測結果である。
通信速度以外気にしない、ルーターに必要以上の機能を求めない、というユーザーにぶっ刺さる良い戦略だと評価したい。
ZTE Sora BE3600 Pro の残念なところ
上記の通りだ。
通信速度以外気にしない、ルーターに必要以上の機能を求めない、というユーザーの期待には答えられない。
でもそのかわり安いんですよ、お客さん!
ZTE Sora BE3600 Pro の総評

纏めると、以下の通り。
通信性能は問題なし。良くも悪くもドシンプルなWi-Fi 7ルーター。
正直な話、これ結構需要あると思うんだよな。
最近のルーターはなぜだかNAS機能付けたり、VPNやらIoT管理やらの機能を付与したがる傾向がある。
よくわかんない機能とか要らないから、早い環境が欲しいというユーザーにはめちゃくちゃハマると思う。
中々に潔く尖った製品。筆者的にとてもおもしろいルーターと評価したい。







