まず最初に、本記事はメーカー様（EBL社）より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。
災害対策が叫ばれる昨今、皆々様はしっかりとした備蓄をしているだろうか。
我々ガジェットフリークにとって一番必要なモノ、勿論確保しているよね？
そうだね、ポータブルソーラーパネルだね。（真顔）
ということで前回のEBL MP500に続いて同社製品をご提供頂けた次第。
今回は折りたたみ式ソーラーパネルであるEBL ESP-100をレビューしていく。
EBL ESP-100 の基本データ
EBL について
EBLは、おそらく1998年に中国深圳で設立された充電池を中心に扱うブランドだ。
本社名はMAYLERESCAPE LIMITEDとあり、拠点はイギリス・ロンドンとの表記が確認できるが、どうやら中国系企業であるとの記載を良く確認できるものである。
真偽不明につき確認出来次第追記する。
他詳細については、EBL MP500の記事をご確認されたし。
EBL ESP-100 について
EBL ESP-100は、最高出力100Wが可能なポータブルソーラーパネルだ。
単結晶シリコンソーラー電池を2枚搭載し、一般的なソーラーパネルよりも効率を20%向上。
DC5521、DC5525、DC7909/8、DC3515、やアンダーソンなど5種類のコネクタが付属。
EBLのポータブル電源だけではなく、市販のほとんどのポータブル電源への給電が可能。
車中泊、キャンプ、ハイキングなどアウトドア活動で使用だけでなく、地震や台風などの災害時に大きな効果を発揮できるとのこと。
サイズとしては、全開時が1284 x 536 x 65mm、収納時には640 x 536 x 65mmのサイズとなる。
重量は4.6kgと中々のヘビーさ。
まぁポータブルソーラーパネルはこの重さが標準なので欠点にはならないか。
EBL ESP-100 の外観
まずは外箱。
EBL MP500同様、グローバルデザインでローカライズ等はなし。
というか段ボール。
中身は上記のみ。
どちらが表なのかは不明だが、片面にポーチがついている。
中身は各種プラグと変換ケーブルが付属。
商品説明の通り、様々なポータブル電源への給電が可能そうで頼もしい。
これ、プラグ的にノートPC等にも直接給電できそうな…？
まぁ想定されてない操作になるだろうから、そういう事をするなら自己責任で。
ポーチ部分ではない、社名ロゴ部分はこのように、立てかけするための足場となる。
角度は固定されているため、細かな調節はできない。
開くとこのように。
デカい。そして重い。
デカさはポータブル電源であるEBL MP500と比較しても上記の通りで、およそ3倍。
また重さはEBL MP500の2倍となっている。うーむ。
EBL ESP-100 の良いところ
問題なく太陽光給電が可能
とりあえず駐車場で給電テスト開始。
テスト時期は9月中旬～10月頭とはいえ、かなりの猛暑が続く状況。
その中での給電テストは、大体50W～75W程度を記録した。
製品名にあるような100W給電は確認できなかったものの、まぁ65WPD給電以上の速度が確認できたので概ね期待以上。
もっとも、このような製品は日照具合で給電力がかなり左右されるため、安定した給電は期待できたものではない。
筆者環境での50W～75W給電というのもあくまで参考レベルと解釈して欲しい。
なお給電量はEBL MP500のモニタより確認している。
EBL MP500はモニタに給電量が表示されるため計測し易いが、炎天下だとかなり見づらい。
上記写真のように編集してようやっと見えるぐらいなので、まぁ察していただきたい。
ともかくEBL MP500+EBL ESP-100の環境では、大体50W～75W程度での給電が確認できており、動作としては申し分が無かったという事だ。
EBL ESP-100 の残念なところ
重すぎる。
コレに尽きる。
「EBL ESP-100は4.6kgの軽量で、女性でも片手で持ち運べます。」なんて記載がAmazonでは確認できるが、いや4.6kgは軽量じゃないよねと突っ込まざるを得ない。
市販の米袋が5kgと考えると、ほぼ米袋一つを持ち歩くような感覚に等しいと言える。
ポータブル電源よりも重いのはさすがに持ち運びに躊躇するというもの。
もしもの時の備えとして自宅においておくのなら問題ないとは思うが、ポータブルということを前提に考えると…うーん。
オートキャンプ、しかも車限定なら選択肢に入る…かも…？
EBL ESP-100 の総評
意外と使える折りたたみ式ソーラーパネル。でも重すぎ。
Amazonのページにあるような、登山だモトキャンプだといった用途には正直不向きといえる。
一方で、災害対策用に自宅保管、あるいはオートキャンプでの運用を考えるのであるならば、十分に役に立つだろう。
給電力もMAX75Wを観測できており、性能面では申し分は無い。
少々”飛び道具感”は否めないが、転ばぬ先の杖として所持しておいても悪くはないかも？
