【JIALAI Carat レビュー】コスパに優れた優秀なイヤホン。相対的には価格以上。

4.5
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よーし2025年もやっていこう。
初っ端は2024年の年末福袋のハズレ商品からレビューしていこうか!
緩んだ年始のリハビリにはもってこいだな。
ということで今回はJIALAI Caratについてレビューしていく。

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JIALAI Carat の基本データ

JIALAI について

JIALAIとは、恐らくNICEHCKAudioのサブブランド的なポジションのオーディオブランドだ。

NICEHCKAudioが取り扱う中華ケーブルのブランドとしてちょくちょく見かけるものであったが、今回ついにイヤホンそのものを制作してみた様子。
それが今回の「JIALAI Carat」となる。

NICEHCK
「NICEHCK」の記事一覧です。

公式HP的なものは見当たらなかったがTwitterは確認できている。

JIALAI Carat について

JIALAI Caratは2024年1月に発売されたイヤホンである。
ドライバ構成はシンプルな1DD仕様。

ミニマルで率直なデザインに装飾されたアルミニウム合金シェルに、チタンコートされたDLC(Diamond-Like Carbon)振動板ダイナミックドライバーを搭載。
このドライバは旗艦級レベルの10mm DLCチタンコート振動板ダイナミック型ドライバーであるとのことで、全域でバランスが良くあらゆるスタイルの楽曲に対応できるとのこと。

なお、本機のチューニングはIE 2019のカーブに基づいてチューニングされているという。
JIALAIのエンジニアが丹精を込めて科学性と聴きやすさを両立できるよう調整したというが、「IE 2019」なるものの詳細がわからないので凄さもわからない。
調べてみてもInternet Explorerの不遇な歴史ぐらいしかHITせず。
誰か教えてくれ。

ちなみに本機はNICEHCKAudioの年末福袋に入っていたものとなる。
その福袋の中身はなんとほぼ本機。その数800台!
つまりハズレ、参加賞みたいな扱いとなる。

今見返してみると、筆者はなぜこんなクソみたいな福袋に勝機を見出していたのかがわからない。
当時は深酒を決めていたので何も記憶していないし、もはやどうでも良いことだ。
弊サイト愛読者ならご存知かと思うが、筆者はノリと勢いで現世を生きているのでこのような謎行動は日常茶飯事。
4500円の福袋なので、ま、多少はね?

JIALAI Carat の外観

まずは外箱…うおっまぶしっ。
サイクロップス先輩みたいなメタル感が眩い。
四方が凹んでるのは御愛嬌だ。

中箱などはなく、蓋を開ければ本体が出てくる。
安価モデルであることがこの構成から察することができる。
でも定価1.3万クラスなんだよなぁ…。
そう考えると大分チープかと。

開けるとこんなかんじ。

イヤホン下にはこれらが内包。

ケース内にはケーブルとイヤピが複数。
各種イヤピが三種類、それぞれ S / M / L の3サイズが用意されている。
青いイヤピはNICEHCK製品でよくみるものなので、NICEHCKの系列ブランドであることが間接的に把握することができる。

ケーブルはは0.78mm 2pin仕様。
ケーブルは樹脂被膜に覆われた4芯タイプのOFC線で被膜はやや硬め。

本体はこんな感じ。
形状はオーソドックス、ノズルやフィルターも1万円クラスでよく採用されているような平均的なもの。

ツヤテカ筐体かと思ったら意外にもマッドブラックな質感な筐体だった。
本機のWeb既存写真を確認すると、いかにもメッキな質感の外観写真を多く見かけるのでどこかでモデルチェンジが行われたのかも。

重さは5.0gを計測。重さも平均的なかんじ。

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JIALAI Carat の良いところ

全体的にかなり完成度が高い

定価13000円、強いては福袋価格4500円で考えるとかなり完成度が高い。

まずは音色。
低域が若干強めではあるものの纏まりのある出力が確認でき、全体的に過不足の無いパワフルで豊かな鳴らし方をしてくれる。
ボーカルの抜け感は男女問わず心地よくスッキリとした印象があり、見通しの良さを感じることができる。
少々派手目な色付けがされていること、また解像度や奥行きは価格相応な印象があるが、モニターライクな音色が苦手な筆者的には楽しく聴ける魅力的なイヤホンという評価になる。

続いて筐体。
少々エッジが気になるものであるが、手触りが良くかつ軽量で取り扱い安いモノとなっているのは好印象。
チタン味のある輝きは安っぽさを感じさせず、無骨なデザインも相まってインダストリアル感を強く主張してくる「男心をくすぐる」アイテムという感想だ。

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JIALAI Carat の残念なところ

特になし。
少々鳴らし辛いところがあり、アンプ側のパワーが必要かな、と思うところもあれど些細なこと。
広域の伸びや低域の締りなどはちょっと弱いかな?
とはいえこの価格としては、総じて満足度が高いイヤホンと言えるだろう。

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JIALAI Carat の総評

コスパに優れた優秀なイヤホン。
価格相応な箇所も見受けられるが部分的には上回っているところもあり、総合的には価格以上。

音質面、デザイン面、そして価格面において、満足度が高いイヤホンだ。
これが処女作と考えると、中々にJIALAIのポテンシャルは高いと言えるだろう。
執筆時点では本製品しかイヤホンは展開されていないため深掘りは出来ないが、これからのJIALAIの製品も積極的に入手して確認していきたいと感じる、そんな魅力に溢れた優れたイヤホンと評価したい。

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