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レビュー書いた
2021年6月17日、高音質BluetoothDAPの個人的正解であるShanling UP4の後続機である、Shanling UP5が発表、発売がされた。
商品自体は3月にチラ見せはされていた。
詳細は以下を確認。
すでにAliexpressでは発売がされている様子。
日本Amazonを含めたネット販売は今の所情報無し。
日本での展開は現時点では不明だが、出るとしたらまたMUSINさんから出されるのだろうな。
「Shanling UP4」で検索すると必ずと言っていいほど本ブログがHITするといっても過言ではない状況下、やはりUP5も取り扱ってみたくなるこの頃。
実際に愛用している機種の後継機となれば、個人的にも注目せざるを得ない。
ということで、現時点で確認できている情報をおさらいしていこう。
勿論、Shanling UP4との比較も随所で行って行きたく思うぞ。
Shanling UP5 の新機能
前面ディスプレイがついた
順当にShanling UP4から機能向上が行われている模様。
まず、Shanling UP4と比べてすぐわかる違いが、この前面に装備されたディスプレイだ。
現在接続しているコーデックは勿論のこと、機器状態や音量、イコライザーの表示に対応している様子。
Shanling UP4でもLEDの点滅で接続コーデックを確認することができるのだけれど、大体の操作がアプリケーションで完結してしまうため、本体を確認する必要がなかった。
勿論UP5もアプリで管理が可能。
これを踏まえると、このディスプレイってホントおまけというか無理やりつけた機能というか、なんだったらこのディスプレイのせいでバッテリーロスまで危惧される無駄な機能なんじゃね?と思わなくもない。
まぁ、なんかアップグレードするんだからディスプレイつけちゃおうよみたいな、そんな感じなのかなって。。
まぁ、無いよりはあったほうが便利だもんね。
まぁ…。
4.4mmバランスケーブルに対応した
これが最大のウリかな?
Shanling UP5では4.4mmバランスケーブルにも対応し、合計3つのプラグに対応した。
解像度は2.5mmに劣るとよく言われる4.4mmだが、安定性や低音域の豊かさ、そしてその太さゆえの丈夫さに定評がある。
2.5mmはその細さから折れやすいなんていわれているもんで、あえて4.4mmを愛好している人もいると聞く。
使用できる選択肢が多いことに越したことはない。
これでより一層便利になったというもの。
ただし、そのためにコンパクトさを犠牲にしたが。
DACチップがアップグレード、DACモード切り替えも可能に
Shanling UP4では「ESS Sabre ES9218P」であったものが、Shanling UP5では「Ess sabre es9219c」にアップグレードされているとのこと。
ぶっちゃけ、何が変わったのか全然わからない。調べても出てこない。
つまるところ聞いてみないことにはわからんということだ。
また、Shanling UP5ではDACモードの切り替えも可能になっているという。
これはSHANLING M3X等にも搭載されている機能であり、[バッテリー持ちを優先]or[音質優先]とを切り替えるものであり、さらに言えば使用するイヤホンの相性を鑑みて切り替えることが可能だという。
なんでも抵抗数が大きいイヤホンは解像度を下げる事(シングルDACモード)のほうがよく鳴らせるのだとか。
これも実際に聞いてみないと何もわからんのでなんとも言えない。
が、ぶっちゃけた話これら機能にはあんまり期待はしてない。
なぜなら、こういう製品を購入する層は三度の飯より音質を重視するような奇特な奴らだから。
わざわざこれを買って、シングルで鳴らす必要あるか?って。
SHANLING M3Xのレビューを見ても、シングルDACモードの恩恵を感じている人が少ない現状、そう思わざるを得ない。
Shanling UP5 のスペック
他、Nintendo Switchに対応したとか、ドライブモードに対応したとか、なんか「へーそうなんだ」みたいな機能追加が行われている様子。
なお、自分はNintendo Switchの音を高音質で聞く意味が何も見いだせないし必要性も感じない。
そんなShanling UP5のスペックは以下。
Shanling UP5 | Shanling UP4 | |
---|---|---|
Bluetooth規格 | 5.0 | 5.0 |
対応コーデック | HWA(LHDC)/LDAC/aptX HD/aptX LL/aptX/AAC/SBC | HWA(LHDC)/LDAC/aptX HD/aptX LL/aptX/AAC/SBC |
BTチップ | Qualcomm qcc5120 | Qualcomm CSR8675 |
DACチップ | Ess Sabre ES9219C x2 | ESS Sabre ES9218P ×2 |
対応端子 | 3.5mmイヤホンジャック 4.4mmイヤホンジャック 2.5mm バランス端子 USB Type-C (USB DAC機能搭載) | 3.5mmイヤホンジャック 2.5mm バランス端子 USB Type-C (USB DAC機能搭載) |
寸法・重量 | 68×39×14.5mm, 50g | 60×36×13.5mm, 37g |
バッテリー | 680mAh | 550mAh |
その他 | CVCノイズキャンセリング NFC対応 MQA対応 | CVCノイズキャンセリング NFC対応 |
う、うーん。
レベルアップはしてるんだろうけど、Shanling UP2からShanling UP4への進化に比べると目新しさが無いなーと。
これは、様子見か?
喉から手が出るほど欲しい!っていう何かは出てこないなという印象。
というのも、ほぼShanling UP4と代わりが無いように見受けられるから。
自分の環境資材が4.4mmバランスケーブルであれば、見方が違ったかもしれない。
結論、UP4に比べて若干の機能差しか垣間見ることができないということ。
試聴して歴然とした差を感じることができれば購入に値するかもしれないが、あまりにもマイナーアップデートなものであるためその意欲もわかないというが率直な気持ち。
これはShanling UP4を継続で全く問題ないでしょう。
レビュー記事は以下を参照