【AIR SERIES GooTag レビュー】”お守り”としては必要十分。都会であれば運用面に問題なし。

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まず最初に、本記事はメーカー様(AIR SERIES社)より商品をご提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)

筆者は宗教上の理由からApple製品は極力持ちたくない。
そうなるとAppleの「AirTag」が使用できないわけで、代替できるもの無く頭を抱える要因となっていた。
そんな時に本製品の登場だ。これは期待大ではないか?!

ということで今回は、AIR SERIES GooTag をレビューしていくぞ。

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AIR SERIES GooTag の基本データ

AIR SERIES について

AIR SERIESは紛失防止タグブランドだ。
主にAmazonを中心に商品展開を行っている様子。
ブランド名について見る媒体によって表記揺れしており、「AIR SERIES」なのか、「Air Series」なのか、どちらが正しいのかは不明。

情報としては以上のみ。
公式HPなども無く、どのような企業なのか概要すら掴むことが出来なかった。
一応Twitter(X)アカウントは存在する様子。

弊サイトでは以下のような所属不明なガジェットシリーズを扱っているわけだが、本製品もここにカテゴライズされるものかと。

AIR SERIES GooTag について

AIR SERIES GooTagはスマートタグの一種だ。
Appleの「AirTag」のように、鍵や財布、カバンなどに取り付けて、紛失した際にスマートフォンのアプリで位置を確認することができるデバイスとなる。

GooTagの特徴としては以下の通り。
・2025年業界初、Androidの「デバイスを探す」に対応したスマートトラッカー
・超小型設計で目立たず、大事な持ち物をいつでもどこでも管理可能
・財布、鍵、子供、ペットなどに活用
・IP66相当の防塵・防水性能
・一回の電池交換で3年稼働

ということで、予てより実装が期待されていたAndroid版のAirTagというポジションに位置付く様子。
世界中のAndroidデバイスが相互に連携し、GooTagからのBluetooth信号を受信することで、オフラインの状態でも位置情報を特定する「クラウドソーシング型」のネットワークを活用することにより、他のAndroidユーザーのデバイスが検知してその位置を「デバイスを探す」ネットワークに報告し、持ち主のアプリで表示できる、という仕組み。

要は、Androidデバイスを経由して位置を把握するデバイスであり、本機自身にGPSは備わっていない。
本機では「ある程度の大まかな位置を把握することができる」という認識を持つことが重要だ。

AIR SERIES GooTag の外観

まずは箱。
グローバルデザインで日本語なし。

本体とストラップケース、そして紙。
このQRコードを読み取ることで公式LINEに飛ばされ、そこで説明書を閲覧することが可能。
ペアリングの仕方のほか、端末の初期化の方法等が確認することができる。
LINEで友達登録しないと初期設定すら出来ないというのはどうかと。

本体はこのように。
右の小さいプラスチック片は本体を開くための道具。

そんな本体はこんな感じ。
小さいしシンプルな形状。
上の穴はアラームを鳴らすことができるスピーカーホール、下の出っ張りは操作スイッチ。

本体下部には凹みがあり、ここから開くことが可能。

本体を開けたところ。
蓋、本体、防水用ゴムパッキンが確認できる。
本体部分はほぼ電池(CR2032)。

ストラップケースはラバー製。

装着するとこんな感じ。
まんまAirTagやね。

本体重量は6.5g。
ストラップを付けても17.5g。
このサイズ感ならばもしもの時に備えてどこかにひっそりと本機を忍ばせておくことも可能そうだ。

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AIR SERIES GooTag の良いところ

必要十分な機能は有している

ペアリングについては少々クセがあるようで、何度かトライを試みる必要があるが、概ね説明書どおりに設定することが可能。
Androidの「デバイスを探す」機能を有する”Find Hub”に紐づけることで、本機を登録装置としてトラッキングすることができるようになる。

後はFind Hub上で設定が可能。
デバイス名を変更することもできるし、トラッキングを共有する相手も追加することが可能だ。

今回は子供に装備させたいので、端末名を「ランドセル」として、自分のほか奥様にもトラッキング情報を共有できるように設定してみた。
ご覧の通り、問題なく共有が行われ、位置情報の把握にも成功している様子。
ちゃんと小学校に行っていることが、ある程度の位置ではあるものの把握が出来ている。

そして、検知した位置に対しGoogleマップを用いたナビも可能。
まぁこれは本機の機能ではなくFind Hubの機能なのであるが、これが中々に便利。
ナビを利用してある程度近づいたら、Find Hubからアラームを鳴らせばより発見しやすくなるだろう。

このように、本機に期待する機能は十分に動作しているように見受けられ概ね問題は見受けられない。
“お守り”として装着する意義はあるように感じる。

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AIR SERIES GooTag の微妙なところ

Androidデバイスが存在しないところでは無力

上記画像のように、実際の小学校の位置からズレて測定されているのは、上述したように付近に存在するAndroidデバイスを経由して位置を把握していることに起因している為となる。

では付近にAndroidデバイスが存在しないような、山奥や海沿い等に移動されたらどうなるか。
当然周りにデバイスが存在しないために、本機が検知されることは無い。
そう、本機は人里から離れてしまうと全くの無力なのだ。

本機はGPSを装備していないため、本機単体での位置情報の把握というのが出来ない。
GPSによる位置情報の把握というのは、以下記事でもちょろっと触れているように非常にバッテリーを消耗するため、このような小型端末に搭載するのはあまりにも非効率なのだと察することができる。
正確な位置が把握できても1日しか電池が持たない、なんてトラッカー端末としては本末転倒だしね。

ということから、周りのデバイスを”ジャック”する仕様が採用されたのは「さもありなん」と言わざるを得ないワケではあるが、その弊害によって位置情報が”おおまか”になってしまっているというのは仕方のない話となる。
これはもう、そういうものと割り切って運用するしかない。

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AIR SERIES GooTag の総評

“お守り”としては必要十分。都会であれば運用面に問題なし。

偉そうな意見で恐縮ではあるが、「忍ばせるデバイス」としては、まぁ妥当な性能だろう。
本格的に位置情報を把握する必要があるのであれば、GPSモジュールを内包したデバイス、それこそスマートホンやスマートウオッチを装備させるべきであり、スマートタグには荷が重い要件なのだ。
そのあたりを把握していないユーザーが本機に対してAmazonレビューなどで暴れている様は、まぁ地獄っすね。

ということで、スマートタグとしては十分な性能があると判断している。
車やバイクの盗難への対策に、子供や飼い猫のある程度の位置把握に、もしもの時があっても人里から離れないだろう対象に対してとても有効だろう。
Androidユーザーのお守りとして、是非活用してみて欲しい製品だ。


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