まず最初に、本記事はメーカー様(EKSA社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。
現在、自分はスプラ3のために以下ヘッドセットを使用中。
お陰様でS+。
で、そんな環境を知ってか知らずかこの度ご依頼を頂いた次第。
ということでEKSA AirComfyについてレビューしていこうと思う。
EKSA AirComfy について
EKSA とは
EKSA社は2018年に中国深センにて創業された会社である。
ゲーミング ヘッドフォンを中心にアクセサリなども含めて展開を行っている。
その数はかなりのものであり、創業して4年のわりには多種多様なラインナップとなっている。
その様は以下公式HPから確認可能。
以前当ブログでも紹介したOneOdio社に関係がある様子?
あっちは一般向けでこっちはゲーミング向けというブランド展開となっている?
噂程度であり根拠が無いが、少なくとも大本の経営は一緒らしい。
EKSA AirComfy について
価格としては5,000円アンダーの安価モデル。
故に機能もデザインも極めてシンプル。あまり特筆することがない。
そんな本機スペック値は以下の通り。
EKSA AirComfy | |
---|---|
マイク | 単一指向性EKSA クラリティマイク |
ドライバー | 50mm(ネオジウムマグネット?) |
イヤーカップリング | オーバーイヤー |
接続 | 3.5mm 5極ジャック |
ヘッドバンドの圧力 | 4.5N |
重量 | 263グラム |
製品サイズ | 20 x 23 x 6.5 cm |
周波数特性 | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 2.2KΩ |
EKSA デュアルチャンバードライバーという機構を搭載しており、バランスよく優れた解像感を提供することが可能らしい。
公式的には263gの軽量ボディをかなりアピールしているようだが、ASTRO Gaming ヘッドセット A10 Gen 2では本機よりも軽い246gを計測しており、それがアピールポイントになるのかと言われるとちょっと微妙。
EKSA AirComfy の外観
外箱。
ゲーミング~という感じもなく、かといって高級感も無い。
申し訳無さ程度のゲーミング要素発見。
なぜコナミコマンド。
箱を開けると巾着袋が出てくる。
ここらへんはOneOdioの系譜を感じるところ。
本体はこのように。
内容物。
本体と簡易な説明書、そしてスプリッターケーブル。
クッションは形状記憶素材ではないが非常に柔らかく感触が良い。
調節可能なスチールヘッドバンド。
引っかかりも特に無くスムーズな調整が可能。
本体左側背面にボリューム調節ダイヤルとミュートスイッチがある。
とっさの状況で操作が可能なので良い配置だと思う。
指向性マイク。
特にウインドガードなどはないが比較的クリアでノイズは無い。
全体像はこんな感じ。
うーん真っ黒。ゲーミング要素はない。
EKSA AirComfy の良いところ
比較的音は良い方
音質はこの価格としてはそれなりに頑張っていると思う。
多少籠りがち、かつ低音重視の傾向があるが、その分迫力もあり解像度もそれなりで臨場感がある。
マイク品質に関しても可もなく不可もなく。
ノイズが乗るだとか途切れるとかというのも無く、普通に使えるといったところ。
EKSA AirComfy の残念なところ
あまりにも特徴がない
上述した通り、本機はそれなりに使える。
音質もマイク品質もそれなり。デザインもそれなり。
装着感も特に違和感はなく、3時間装着し続けても普通に使用できた。
特に蒸れるとか痛みがあるとか、ましてや装着時の心地よさなども特には感じない。
…そう、まるで”本機の個性”を感じることが出来ないのである。
デザインが特殊であるとか、とんでもない小型軽量ボディを備えているとか、低音が強めのチューニング傾向であるとか、さらに言えばゲーミング要素でさえ、そういったものがまるで感じることが出来ない。
大方このあたりの価格であればドンシャリ傾向であるとか、特異なデザインを有しているとかであるのだが、それも本機には見当たらない。
ただの黒い、価格相応のヘッドセットとしか捉えることが出来なかった。
長所も無ければ短所も特に無い。
捉えようによっては当たりヘッドセットと言えるだろうが、レビューする上では面白くない。
まぁ、バランスが良いということで…。
EKSA AirComfy の総評
この価格帯では頑張ってるバランスの良いヘッドセット。
あまりにも特徴がないが、無個性も個性か。
価格も安くそれなりの品質のものが欲しいというのであればちょうどいいかもしれない。
A10 Gen 2以上の入門デバイス、カジュアル向けといったところという印象をうけた。
他モデルであれば、もっとユニークで面白そうなものも用意されているので覗いてみても良いかとは思う。