HUAWEI MateBook D 15が欲しい。
AMD Ryzen 5 3500Uを搭載し、8GBのメモリを搭載、15.6インチのIPS液晶を搭載し、重さわずか1.53 kg。
USB Power Deliveryにも対応し、専用の電源ユニットを持ち歩く必要もない。
それでいて税込み69,800円という手頃なお値段で入手ができる。
とても欲しい。喉から手も足も出るほど欲しい。
4月頭にHUAWEI MateBook D 15の発売日が発表されてから、その思いは募るばかりだ。
それでも、即決出来ずに2週間が経過し、もう発売してしまった。
そしてこれから数日間も同じ悩みで悶々とすることになるだろう。
なぜ即決できないか。その理由をタラタラ書いていこうと思う。
おそらく、同じような事を考えている人はいるはずなんだ。
まず自分の使用環境を考えてみる
ノートPCはあくまでサブ機
自分はメイン機は自作PCを使用している。
デュアルモニタつけて、アンプ搭載してスピーカーをつけて、疲れない椅子セットして、と、ストレス無く快適な環境を構築できている。
そのため、普段使用はもっぱら自作PCであり、ノートPCを使うことはほぼない。
故に自分の環境では、ノートPCはあくまでサブ機として運用が行われている。
そも何故買い換える必要があるのか
「ノートPCはあくまでサブ機」という状況なのに何故、HUAWEI MateBook D 15がほしいと宣っているのか。
理由は簡単で、愛用のノートPCが古くなってしまったからだ。
何を隠そう我が家のサブ機は「Surface Pro 2」であり、なんと7年前の製品となる。
Core i5-4200Uを搭載し、キーボードの着脱が可能、デザインも良く、キーボード合わせても1kg程度と、2013年当時はそれなりに優秀な機種だった。
10.6インチという小ささで「1920×1080 ピクセル」を搭載し、その細かさゆえデフォルト設定ではお目々を的確に破壊しにくるというお茶目さんなところもあったが、自分はとても気に入って愛用している。
時は流れ2020年。
大容量バッテリーやac/ax規格対応のWi-Fiモジュール、8GBメモリ搭載でありながら、とてもお手頃価格で変えるノートPCがとても増えてきた。
昨今の在宅ワークの影響も受け、またありがたいことに子供もできた関係もあり、部屋に閉じこもって作業するというのも難しい状況になりつつある。
さすがに、10.6インチで4時間しかバッテリー持たない上に4GBのメモリ搭載機は、ご時世に合っていない。
ということで、Surface Pro 2は、もうここが頃合いなのだ。もう限界なんだ。
Surface Pro 2老師よ今までありがとう。
自分の環境にHUAWEI MateBook D 15はハマるのか
ということで買い替えを検討するわけだが、上述したように自分の使用は「あくまでサブ機」である。要件は明確だ。
高スペックは求めておらず、値段も抑えたい。
だがしかし、低スペックすぎるのは勘弁願いたい。
ということで、白羽の矢が立ったのが「HUAWEI MateBook D 15」なワケだけれども、調べれば調べるほどこの機種が自分の要件に合っていないように感じてきてしまっている。
というのも、上記で紹介している通りHUAWEI MateBook D 15は、
AMD Ryzen 5 3500Uを搭載し、8GBのメモリを搭載、15.6インチのIPS液晶を搭載し、重さわずか1.53 kg。
USB Power Deliveryにも対応し、専用の電源ユニットを持ち歩く必要もない。
それでいて税込み69,800円という手頃なお値段で入手ができる。
というのがポイントなのだけれども、実はこのスペックは決してコスパに優れているわけではない。
同スペックでありながら、もっと安く手に入れることが容易にできる。
「価格を抑えてそこそこの環境を手に入れたい」という要件がある身としては、これ以上の「即決できない理由」は無い。
次項にてその理由を記載する。
競合他社製品の弾の良さ
優秀すぎる同等スペック製品
副題の通り、市場には以下同等スペックの製品が多くある。
- AMD Ryzen 5 3500U
- 8GBのメモリを搭載
- 14~15.6インチ液晶
- 6万円台以下
この程度のスペックであれば、Lenovo、HP、Dellなどの海外有名メーカーがこぞって発表しており、価格競争が激しい激戦区となっている。
中でもLenovo「Ideapad S540」とDell「Inspiron 14 5000」は非常に強気であり、共に5万円台、強いては4万円台で購入が可能だ。
以下は比較した表となる。
HUAWEI MateBook D 15 | Ideapad S540 | Inspiron 14 5000 | |
CPU | AMD Ryzen 5 3500U | ← | ← |
画面サイズ | 15.6 インチ | 14 インチ | ← |
メモリ容量 | 8GB | ← | ← |
ストレージ容量 | SSD:256GB | M.2 SSD:256GB | ← |
ビデオチップ | AMD Radeon Vega 8 Graphics | ← | ← |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 | 4.2 |
有線LAN | 無し | ← | 有り |
USB Power Delivery | 対応 | 非対応 | 対応 |
重量 | 1.53 kg | 1.5 kg | 1.48 kg |
その他 | Huawei Share対応 | – | – |
値段(送料込み) | ¥69,800 | ¥48,730 | ¥56,130 |
上記の通り、違いというのはほぼ存在しない。
14インチという明確な違いはあれど、そこが妥協できれば全然戦える製品となる。
また、Inspiron 14 5000に至ってはPDに対応してながらも、6万以下で購入が可能だ。
HUAWEI MateBook D 15は「Huawei Share」という手持ちのHuaweiスマホをPCに”リアルタイムで同期”することができる機能が唯一の付加価値だが、活躍できる場面が全く思い当たらないし、新しいHuaweiスマホを持っていなければ使えもしない。
つまり、スペック表だけで比べてしまうと、自分の要件として「HUAWEI MateBook D 15は最適解ではない」という結論になってしまうのだ。
購入後の追加出費を考えると尚更
購入後にはマウスや収納ケースなどの出費がある。
それらもピンからキリまで存在し、良いものであれば比例して値段もかかるようになる。
予算があれば周辺機器も良いもので揃えたいと思うのも、当然ではなかろうか。
例えば、Ideapad S540と比べた場合、HUAWEI MateBook D 15とIdeapad S540は同性能であるにも関わらず、差額はおよそ1万円。
その1万あれば、薄型コンパクト且つ高性能なマウス(例えばArc Mouseなど)を購入してもなお、お釣りが来てしまう。
もちろん、15.6インチと14インチの差はでかい。
この1.6インチに1万円以上の価値を見いだせるか、というか最早ここだけが、購入の分かれ道となっているのは間違いない。
勿論、HUAWEI MateBook D 15はとっても良い商品
おそらく、比較対象の中で一番良い液晶画面を搭載しているだろうし、キーピッチも広く押しやすいだろう。
更には格納されたカメラのガジェット感はワクワクするものがあるし、PDの便利さも身にしみて感じることになるだろう。
そして15.6インチの大画面で1.5kgという軽さに、感動もするだろう。
だがしかしどうだ、どうなんだ。
どうすればいいんだろう。悩ましい。
コスパ厨かよと罵らないでほしい。自分でも重々承知のうえだ。
もちろんスペック表だけで比べてはいけない商品の魅力もあると思う。
何を一番に考え、何が自分にとって重要か。
それを踏まえた上でどれを選ぶか。これが製品選びの醍醐味だと思う。
まだまだ、自分は悩みつづけることだろう。