6月29日にKZ ZASがリリースされた模様。
片側7BA+1DDの合計16ユニットということで、ドライバ配置としては名機である「KZ ZAX」の後継機種という立場になるのかも?
以下レビューでも記載しているように、筆者はKZ ZAXを愛用させてもらっている。
それの後継機種と来れば、興味がわかざるを得ないよなぁ。
最近はKZ ASXの後継機種となるであろうKZ ASTなんかも発表されており、世代交代が積極的に行われている模様。
KZ ZASではどんなパワーアップが図られているのか。
早速確認していこう。
8/11
レビュー書いた
KZ ZAS について
まずは目を引くデザインから確認していこう。
黒と金で美しく締められたデザインはなかなかにGOOD。
光沢のある金属フレームに樹脂製のパネルを合わせることで、全体的にツヤツヤな仕上がりとなっている。
KZ ZAXの亜鉛合金フェイスパネルの手触りも”すべすべ”してて気持ちが良かったけど、今回は”ツヤツヤ”で行く様子。
曲面が気持ち良い筐体デザインは、1万人を調査サンプルとした人間工学に基づくデザインを採用しているとのこと。
個人的な話なんだけど、黒と金ってちょっとやらしいというか、日本では浜崎あゆみの「A」マークとか「D.A.D」ステッカーとか車につけちゃうような、パリピ陽キャウェイなやんちゃな人たちが好む配色だったりするので、少しイメージは良くない。
KZ ZASもやはりそのイメージが先行してしまうが、しっかりとした高級感のある装飾品としても使えそうなデザインではあるため、まぁいけなくはないかなという感じ。
しかし侮るなかれ。
そんなお前には白を用意しておいたぜ、という感じで二色展開での提供だ。
ありがてえじゃねえか。筆者は購入するのであれば間違いなく白を買う所存。
続いて中身を見てみよう。
3種類のドライバを採用しているところも、やはりKZ ZAXと同じ。
しかしところどころ変更(改良)が加えられている様子。
比較してみると以下のような感じとなっている。
KZ ZAS | KZ ZAX | |
---|---|---|
高域BA | 30019 | 30095 |
中域BA | 50024s | 50024 |
低域DD | 10mm Dual-magnetic Dynamic Driver. | 7mm Dual-magnetic Dynamic Driver. |
その他 | Professional electronic frequency crossover. |
BAが最新世代のものに換装されている。
DDも10mmと大型化し、全体的にパワーアップが図られている模様。
全体的な出力をアップして音域をよりカバーできるようになったとしている。
注目すべきはPCBクロスオーバー回路が搭載されているところ。
ダイヤフラム動作の振幅を合理的に制御し、出力信号の一時的な特性を正確に出力・調整できるように設計されているという。
パワーアップしたドライバ達をどこまでうまくまとめられているのか、気になるところ。
KZ ZAS のスペック
以下参考画像のようにほぼKZ ZAXと一緒。
上がKZ ZAS、下がKZ ZAXだ。
おなじみのPinは0.75mmとなっているため、資産をそのまま流用が可能だ。
しかし並べてみると、本当に方向性の違うデザインだなって。
KZ ZAS に期待すること
KZ ZAXはKZ ZAXでとても良い商品だった。
だが、すこし大雑把というか、雑なところが少々見受けられることがよくあった。
高すぎる解像度を纏めきれてないというか、各ドライバの個性が強すぎたというか…。
新しく搭載されたPCBクロスオーバー回路がどこまでこの暴れ馬たちを制御できているのかが気になる気になる。
より繊細になったKZ ZAXとなるのであれば、KZ ZASはマストバイ商品になること間違いなしだろう。
これは、購入待ったなしか?
買っちゃった。レビュー記事は以下参照。