【News】SONYの奇妙なTWS「LinkBuds」の情報を纏めてみる。

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2月6日、ネット上に突如現れた珍妙なデバイス。
その時の所感は以下の通り。

形状からしてTWSなのは間違いない。
察するに、外音を聞こえつつも音楽鑑賞、ないしリモート通話を可能としたデバイスであることは解る。
が、今まで見たこともない奇抜な形状。およそコンシューマ向けではなさそう、というのがファーストインプレッション。
医療現場向けなのかな、とも最初は思ったものだ。

で、2月16日に正式発表となった当デバイスは「LinkBuds」という”如何にもな名称”が与えられて衆目の目にさらされることになった。
かなりトリッキーな印象を受ける製品ではあるが、意外にも実は一般ユーザ向けである様子。

個人的にも興味深い製品であったため、自分のために本製品について情報を纏めていこうと思う。

レビュー記事は以下参照。

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SONY LinkBuds とは

SONYとは東京都港区に本社を置く日本の総合電機メーカーである。
日本人にはもはや説明不要な会社。

SONYは数多くのヘッドフォン・TWSを発表しており、どれも高音質で高品質、優秀なANCを搭載していることが特徴。
どれもこれも評判が良く、ロングセラーとなっている。
音の傾向は昔からフラット寄り。コンテンツ制作現場でも多く愛用されていることもあり、味付けの少ないモニタ気質の高い出力が多い。
個人的には面白みのない音を出すメーカーという認識。

そんなSONYから発表されたのが、この奇抜デバイスな「LinkBuds」だ。
平井前社長の功績でイケイケドンドンになったSONYらしい、というか昔の香水型ミュージックプレイヤーとか作ってた時のような、かつての勢いのある個性的なSONYデバイスの面影を感じる商品だ。

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SONY LinkBuds のスペック

まずはLinkBudsのスペックを確認してみよう。

LinkBuds
Bluetooth規格5.2
ドライバー1DD(高磁力ネオジウムマグネット12mmリング型ドライバーユニット)
SoC不明
対応コーデックSBC、AAC
操作方法タッチ
防塵防水等級IPX4
連続再生時間最大5.5時間(本体のみ)
最大17.5時間(ケース込み)
充電時間10分充電で90分再生可能のクイック充電
(MAX値不明)
充電端子Type-C
その他高音質化技術「DSEE」
ボイスピックアップテクノロジー
Quick Access
アダプティブボリュームコントロール
スピーク・トゥ・チャット
マルチペアリング
360 Reality Audio対応

まず最初に気になるのが、なんといっても最大の特徴である高磁力ネオジウムマグネット12mmリング型ドライバーユニットだ。
ドーナツのように穴の空いたドライバーユニットは非常に個性的で興味深い。
この特殊な形状により、カナル型イヤホンのように耳を塞ぐこと無く、周囲の音を自然に聴きながら音楽や音声コンテンツを重ねて楽しむ新しいリスニングスタイルを提供するとのこと。

Shokz(前AfterShokz)のような、骨伝導によるアプローチではなく、純粋に耳に嵌めながらも環境音を取り込めるようにしたところは非常に面白い。
まぁこのコンセプト自体はXperia Ear Duoから健在ではあるようなので、どこまでブラッシュアップされているのか、という点でも興味深いところだ。

続いて気になるのが、妥協のない豊富な機能群だ。
こんな特殊な形状でありながらも、ユーザ毎の最適化で空間表現を可能とする360 Reality Audioに対応していたり、高域補完を行うDSEEを搭載していたりする。
他にも、この製品のコンセプトを理解した上で購入するユーザには不要であろう機能が満載。
なぜベストを尽くした。

上記のとおり、日常生活の合間に音楽が聴ければいいや、という軽いものではなく、利便性の他ガッツリと音質にも力を注いだ本機のウェアラブルデバイスということが理解できる。
いやぁ興味深い。

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SONY LinkBuds の使用感について

参考にした先行レビュー記事、及びニュース記事は以下の通り。

LinkBuds | ヘッドホン | ソニー
ソニー ヘッドホン 公式ウェブサイト。ヘッドホンLinkBudsの商品ページです。
【ミニレビュー】 ソニーのリング型ドライバイヤフォン「LinkBuds」を聴いてみた
ソニーから2月16日に発表された完全ワイヤレスイヤフォンの“常時装着”を提唱する「LinkBuds」。最大の特徴は、中央に穴が開いたリング型ドライバーユニットを搭載していること。音楽や動画視聴はもちろん、AIを使ったマイクでビジネスユーザー...
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米Sony、穴が空いた完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」発表 音声ARで米Nianticと協業へ
米Sony Electronicsは15日(現地時間)、環状のドライバーユニットを搭載した新コンセプトの完全ワイヤレスイヤフォン「LinkBuds」を発表した。Microsoft、Spotify、Nianticとの協業も。

挙げられているのは「広い音場」「低音は控えめだがしっかり出ている」「以外にも高音質」「装着感は独特」「音量を中の上に上げると音漏れする」といった内容。
概ね想定通りなレビューだとは思う。
こういうタイプだと低音が抜けがちなのはしょうがないので、ある程度妥協が必要なところ。

ずっと付けていられる、というのはコンセプト通りで中々に魅力的。
そこまで音質と装着性の良さを両立できているのかが見ものだ。

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SONY LinkBuds は買いか

久しぶりに面白いデバイス出てきたなぁという印象。筆者は買っちゃうかもしれない。

筆者は常にAfterShokz OpenMoveを装着しているのだが、メガネを付けたりマスクを付けたりすると煩わしくなることもあり、もう一つ何かいい手はないかと考えていた。
コレならば耳にかける必要もないのでそういった煩わしさともおさらばできる。

問題は音質面。
ambieのように耳をふさがないTWSは既存であるにせよ、どれも音質は正直良くない。
ここを天下のSONYがどう魅せてくれるか。期待したいところだ。

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