つい最近日本展開を発表したにも関わらず、全然ぱっとしないXiaomi。
そもそも展開時点で携帯キャリアへの対応が進んでいなさそうだったし、その結果のAmazon限定でのショップ展開とかになってる感じだし、なんかこう、日本へのやる気が感じられない現状。
そんなXiaomiもじわりじわりと日本に染み渡ってきているようで、プライベートでも持っている人に出くわすことが多くなった。
多くは、前述したAmazonオフィシャルショップで展開されているMi Note 10だ。
スマホの癖に5眼カメラ乗っけて1億800万画素あってAMOLEDディスプレイ搭載で5万円台という変態破格端末なのだけれど、まぁカメラ好きの変態紳士が好んで買ってたりしている。
自分のように Mi9T pro 等をどっかから輸入して使用しているような人にはまだ出くわしてないが、それでもXiaomiという素晴らしい企業が知れ渡ってきたことに嬉しく思う。
そんな人と話す機会があったのだけれども、意外とみんなカメラ音の消し方を知らなかった。
Xiaomi製のスマホはかなり独特な仕様をもっているので、こういうことすればこういうことができるということを教えたいと思う。
地域設定の変更で対処可能
手順概要
- 「設定」アプリを開く
- 「追加設定」押下
- 「地域」押下
- 日本以外の国を選択する
- カメラアプリ起動
- 右上設定アイコンを押下
- カメラ設定押下
- 「カメラの音」をオフにする
つまりどうなる?
以下、Xiaomi Mi 9T proのキャプチャで解説
「地域」が日本の場合のカメラ設定画面。
カメラの音に関する設定項目は出ていない。
これを例えば「アメリカ合衆国」なんかにしてみると…
「地域」がアメリカ合衆国になっているにも関わらず日本語のまま操作可能で…
カメラ設定に「カメラの音」という項目が現れた。
コイツをオフにすればシャッター音はならなくなる。
シャッター音消せるのは海外では普通
シャッター音強制は、実は日本や韓国等だけの悪しき文化
海外製のスマホは、何もせずとも普通はシャッター音が消せる。
こんなのが未だデフォルトなのは日本産と一部の韓国産だけだ。
遡れば、実はシャッター音の強制はガラケー時代から存在している。
盗撮がなんだとかプライバシーがどうとか、頭が固い連中が騒いでんなぁと当時小学生の自分ですらそんなこと思っていたのだけれども、まぁそういった理由でカメラ音の強制が始まった。
実はこのような仕様には法的な根拠はない。
当時より続いている自主規制が今でも残っており、メーカーとしては迂闊に撤回することができない“ 枷 ”になってしまっているのだ。
シャッター音は“下品”という認識
自分は美術館巡りが趣味の一環だったりするわけだけども、最近は作品限定で撮影OKな美術館も増えてきている。
美術館は、お目当ての作品に出会うことによる感動を味わうものであるが、その静寂から放たれる非日常感に浸れることもまた魅力の一つだ。
そんな中、カシャーパシャーという音が響き渡るのはハッキリ言って不愉快極まりない。
事実、2019年4月に開催されていた「ルート・ブリュック」展では、展示当時は全作品撮影可能としていたものの、あまりにもカメラのシャッター音に対する苦情が多かったために、5月には3階展示室のみ撮影可能、2階展示室での撮影はNGに変更されるという事件があった。
美術館だけではなく、良いレストランやセミナー等、シャッター音が“うるさい”と感じられるシチュエーションは多々ある。
シャッター音の消せないスマホ(日本産のスマホ)はハッキリ言って害悪でしか無いし、時代にあってない。
「でも盗撮怖いじゃん」だって?
盗撮やるやつが普通のカメラアプリを使うわけがない。
シャッター音消せるアプリ・シャッター音鳴らないカメラアプリなんて星の数ほどある。
ガラケー時代ならまだしも、今はスマホ時代であるということを理解していない。
だから、標準カメラのシャッター音を強制とする日本の現状は、本当に意味がわからない。
マナーのある撮影をしましょう
シャッター音が鳴らないからと言って、やりたい放題やってはいけないことも事実。
せっかくカメラ性能がずば抜けているXiaomi製端末を持っているのだから、楽しくマナーのある撮影を、みんなで楽しもうじゃないか。