【TP-Link Archer BE450 レビュー】WiFi 7対応、10Gbpsポート搭載モデルとしては破格。動作も問題なし。

5.0
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まず最初に、本記事はメーカー様(TP-Link社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)

我が家では以前に同社様よりご提供頂いたArcher AXE5400をメイン回線に備え、同じく同社Deco XE75でモバイルデバイスやIoTデバイスを管理するという構成で運用がされている。
Youtubeは勿論のこと、その他VODも4Kをデフォルトで流せる状況となりストレスフリーな状況。
しかもWi-Fi 6E対応なので家の何処にいようが何しようが安定しているし超早い。

TP-Link社よりついにWi-Fi7対応機が出たということで、今回も飛びつかせていただいた。
ということで今回はTP-Link Archer BE450についてレビューしていく。

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TP-Link Archer BE450 の基本データ

TP-Link について

TP-Linkは1996年に設立された会社。
日本での展開においてはTP-Link Systems Inc.(所在:米国)の日本支社であるティーピーリンクジャパン株式会社が実施している。
コストパフォーマンスに優れたネットワーク製品を多数提供しているブランドとなる。
詳細はArcher AX73の記事を参照。

TP-Link Archer BE450 について

製品情報としては以下の通り。

BE7200デュアルバンドWi-Fi 7ルーター
「Archer BE450」は最大7.2 Gbpsのネットワーク速度を誇るWi-Fi 7を搭載しており、快適なネットワーク通信をお楽しみいただけます。

スペック値について書き出してみると以下の通り。

TP-Link Archer BE450
サイズ200 × 176 × 59mm
ワイヤレス規格Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)
周波数2.4GHz+5GHz
最大通信速度(理論値)5GHz:5764Mbps
2.4GHz:1376Mbps
接続端末数非公開
ワイヤレスセキュリティWPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise (802.1x)
インターフェース10Gbps WAN/LANポート×1
2.5Gbps WAN/LANポート×1
ギガビットLANポート×3
プロトコル非公開
その他HomeShield(保護者による制限)
EasyMesh互換
ビームフォーミング

いつもの通り公式HPの比較情報から情報を拝借しているのだが、何故か今まで公開されていたプロトコル情報や受信感度といった情報が非公開になっている様子。
なお公式説明には無いが、Archer BE450最大接続数については100台とのこと。

見ての通り、どちらかというとArcher AX73Vの後継機種という立ち位置の様子。
7.2Gbpsの高速デュアルバンドWi-Fi 7に対応した機器としての特色が強調されており、また10Gbpsの通信が可能な有線接続ポートを備えているのが目に新しい。
また、MLO(Multi-Link Operation)なる技術も採用されており、複数の周波数帯域とチャンネルで
データを同時に送受信できるようになりことで、高スループット/低遅延でより安定したネットワークの利用が可能になるとのこと。
他にも多数の機能を備えているが、詳しくはArcher AX73の記事を確認されたし。

デザイン面もよりミニマル感が増し、埼葛雑貨に馴染みやすいものとなっている印象がある。
勿論縦置き横置きのそちらにも対応。

なお余談ではあるが、TP-Link社のルーターを使用するうえでいっっっっっっつも話題に上がる例の騒動については公式が否定しているので以下記事を確認してほしい。
というか”必ず確認してほしい”まである。

米国が本社の「TP-Link」 本当に中国「TP-LINK」と無関係になったのか? 日本法人に聞く
2024年末、中国で生まれたネットワーク機器メーカー「TP-Link」の機器が米国で利用禁止になるのではないかという報道があった。現在、同社は米カリフォルニア州に本社を構えているのだが、本当に中国との関わりはなくなったのだろうか。日本法人に...

TP-Link Archer BE450 の外観

まずは外箱。
えっ…急にシンプル路線やん。どうしたん?話聞こか…?

Archer AXE5400の箱と比較してみるとこの通り。
情報量が雲泥の差。
まぁこの時代、機種の性能なんて調べてから買うのが当然なので、コストカット対象にでもなったのかな。

箱を開けるとこのように。

中身はこんな感じ。
LANケーブル、電源が1つ、簡易説明書とお立ち台。

“当然な話”の注意書きメモも含まれてる。
日進月歩なこの界隈、この手の理不尽なクレームも多いのだろうと心中お察し。

付属するLANケーブルはCAT6Aで、しかもコネクタがアルミシールドされている。
今までCAT5eだったのに突然のグレードアップじゃないか。
…というのは当然で、本機は10Gbps通信が可能な有線接続ポートを備えているため、それに対応したケーブルを用意する必要があったのだろう。
これなら箱デザインのグレードダウンは納得というもの。
なおこれら因果関係は知らないので勝手にそう解釈している。

本体は相変わらずとてもシンプルなデザイン。薄くてスタイリッシュ。
LEDは前面で確認できるもののみとなっている。

ブレードのようなエッジがいい感じ。

側面は見ての通り。
USB端子が装備されており、簡易NASとしての運用が可能となっている。

背面は台座を取り付けるために穴が大きく抉られている。

上部は冷却用のホールとなっている。
開口部は大きく取られているが、ファンなどは装備されておらず、自然空冷という構造。

台座をつけるとこんな感じ。

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TP-Link Archer BE450 の良いところ

ちゃんと早い

筆者環境はXiaomi 13とGalaxy S25が存在し、共にWi-Fi7に対応している。
それら端末での通信速度は、以下に見ての通りの大変高品質な通信を計測できている。

前回のArcher AXE5400の計測結果と比べると雲泥の差やんけ…
と驚きたいところではあるが、前回から筆者の通信環境が改善されているためArcher AXE5400でも上下でコレぐらいはでるようになっている。

ということでいつもの通りAXE5400との比較測定していきましょう。
3日間を平均値(小数点切り捨て)とし、その平均値を記す。

9時12時15時18時21時0時3時
Archer BE450D:821Mbps
U:972Mbps
D:785Mbps
U:887Mbps
D:829Mbps
U:682Mbps
D:698Mbps
U:792Mbps
D:712Mbps
U:798Mbps
D:901Mbps
U:920Mbps
D:992Mbps
U:827Mbps
Archer AXE5400D:802Mbps
U:875Mbps
D:821Mbps
U:751Mbps
D:911Mbps
U:852Mbps
D:712Mbps
U:911Mbps
D:771Mbps
U:462Mbps
D:812Mbps
U:990Mbps
D:899Mbps
U:920Mbps
6時は眠くて計測してない

測定結果はAXE5400とBE450でほぼ同じ。
ムラの無さではAXE5400のほうが優れているという印象。
尤も、この価格帯で品質差がある方が問題なのでこの結果は妥当といったところか。
両機種ともに大変優秀と言えるだろう。
…もし1Gbps超えの環境での測定だったら、或いは?

WiFi 7対応ルーターとしてのコスパの良さ

WiFi 7対応ルーター、且つ10Gbpsの通信が可能な有線接続ポートを備えている製品としては破格。
競合他社ではこの価格で同性能を備えているものは、2025/02執筆時点で日本国内には存在していない。
付属ケーブルもCAT6Aで、しかもコネクタがアルミシールドされいるものが用意されており、本機性能をデフォルトでも味わってほしいという粋の良さを感じることができる。

このコスパの良さを顕現するにあたり、箱デザインのデグレを行ったとするならばとても英断。
ただの段ボールで陳列・提供するのはそれなりに勇気がいるものだろうし…。

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TP-Link Archer BE450 の残念なところ

1ヶ月以上使用したが特に無し。つまらん!
TP-Link Tetherアプリは相変わらず使いやすいし機能も豊富。
性能面でも不足なくパケ詰まりもなし。
よってArcher AXE5400と同様の星5となる。

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TP-Link Archer BE450 の総評

纏めると、以下の通り。

  • 速い、安定
  • WiFi 7対応、10Gbpsポート搭載モデルとしては破格
  • 現状欠点無し。

ということで相変わらずド安定なWi-Fi 7ルーターでした。
うーん困った。
前作に引き続き、レビューする上であまりにもツッコミどころがなくて面白みがない。
重箱の隅をつつくのが趣味の筆者としてはこういうの困るんだよな…。

Archer AXE5400とArcher BE450でEasyMesh環境も構築できるっぽいので、それで運用したら面白い事象が出るのかも?
なにか面白い事象が確認出来次第追記予定。
とにかく本機単体ではド安定で優秀な商品としか評価できなかったので、よしなに。

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