
仕事用に急遽モニターを増設する要件が発生。
でもそんなにでっかいモニターは必要がない…という状況。
そんなときはそう、モバイルモニターだね。
仕事用の文章作成閲覧程度にしか使用しないこともあり、良質なモニターを用意する必要もない。
なんかもう適当なものでいいやとしてAmazonの上位にある安い奴をポチってみた。
そうだね、脳死企画その5だね。

よくわからん製品だし、ついでにブログに載せておくか。
ということで今回は KEEPTIME モバイルモニター をレビューしていく。
KEEPTIME モバイルモニター の基本データ
KEEPTIME について

なんかよくわからんブランド。
企業詳細も創業国もホームページもSNSも、何もかも情報がない。
商品の発送元が中国企業っぽいので、中国系のブランドだとは思うが詳細不明。
まぁ、こうなることは”調べるまでもなく知ってた”まである。
KEEPTIME モバイルモニター について

KEEPTIME モバイルモニターはKEEPTIMEのモバイルモニターだ。
15.6インチから18.5インチ程度のサイズが用意されており、タッチ対応の他2画面タイプまで存在する。
今回筆者が入手したのは一番安い15.6インチモデル。
そのお値段、なんと8,940円。安すぎィ!!
嘘か真か、USB Type-Cケーブル1本で映像信号の伝送と給電ができたり、178°の広視野角を保有しているなどの情報が確認できる。
この価格で?まっさか~。
KEEPTIME モバイルモニター の外観

まずは外箱。
Portable Monitorのみの記載。名前が無いので使いまわししやすい。
これは別ブランドで色んな名前で売られてるやつだ…。

中身はこのように。
ケーブル類は左右のスポンジの穴に入っており、コンパクトに収まっている。

内容物は上記の通り。

Type-C to Cのケーブル、Mini HDMIケーブルが付属。

説明書は一応日本語あり。
ただしよくある怪しい中華日本語。

しかも色々なモニターの複合マニュアルとなっており、本製品がどの項番なのかが一見してわからない。
この適当な感じ…くぅ~たまんね~。

本体。
ケースに入っている。

開けるとこんな感じ。
マグネット装着ではあるが、意外としっかりしている。

ケースは立てかけが可能。
角度は二段階に設定可能な様子。

本体右はファンクションキーやジョグダイアルが確認できる。

本体左は入力端子が配置。

背面にはスピーカーホール。
オマケのようなクソ音質。カラカラスカスカポワポワしている。


全体像。
ブランド名等の記載も無くシンプルでかっこいい。
8千円台としては全然あり。

本体右のファンクションキーで設定が可能。
モニターで必要な設定は網羅している印象。

ただ一つ、アスペクト比率の設定がおかしい。
このアス比の設定、「ウイド」と「4:3」を選択することが可能。
ウイド!ウイドとは!(歓喜)

体重測定。
ケース込みで580.9gを測定。
超軽い。ケース装着した11インチタブレット端末と同じぐらい。
ケース自体が250g程度なのでかなり持ち運びやすい。
KEEPTIME モバイルモニター の良いところ
普通に使える(半ギレ
格安モバイルモニターなのに普通に使える。
なんかこう、ガッカリだよ。期待してたんだけどね。
Type-Cケーブル1本で映像信号の伝送と給電も問題なくできるし、各入力端子も問題なく動作する。
スピーカーもまぁ「無いよりはマシ」なレベルではあるがちゃんと鳴るし、ドット欠け無くフルHD (1920×1080)で表示が可能。

このように、一見すると普段使用のモニターと謙遜がない。

視野角もしっかりと取れているし…

枠ズレなども無くちゃんとフレームに収まっている。
うわー普通に使えるぅ。。
8千円台でこれなら超コスパが良いっす。
KEEPTIME モバイルモニター の微妙なところ
色味とスピーカーはオマケ
スピーカーは上述したようにオマケ品質なわけであるが、更にもう一つ致命的な箇所がある。
それはモニターの色味だ。
だいぶ青く、コントラストが低く、淡い。
正に、よくある安っぽい液晶そのものだ。
本体の設定である程度の調整はできるが、それでもたかが知れるぐらいの補正しか出来ない。
モニターそのものの品質はどうしようもないので、なんかこう「淡くて青い」という違和感を覚えながら使い続けることになる。
本機はゲーム機との組み合わせも公式で推奨されているが、正直この色味での長時間のゲームは厳しいと言わざるを得ない。
映像鑑賞やクリエイティブ用途なんてもってのほか。
筆者は仕事用、つまり文章作成や閲覧用に購入しているので不足なく使用できているが、それら以外での用途での本機の利用は正直おすすめできないかも。
KEEPTIME モバイルモニター の総評

怪しさMAXだけど普通に使える。音質と色味は期待してはいけない。
完璧にテレワーク端末ですわコレ。
色再現率は体感63%程度であり、映像鑑賞、クリエイティブ、ゲームには正直オススメできない。
文章作成・閲覧であれば耐えられるという、かなーり使用用途が限られる製品かと。
勿論、これら許容値は個人差があるので、あくまで筆者の私見と認識してほしい。
ただ、圧倒的な軽量さや視野角の広さ、Type-Cケーブル1本で映像信号伝送/給電が可能という機能性を、この価格で実現しているのはかなりすごい。
大層なモニターは必要無いが、すこし画面を拡張したい、そんなスキマ需要にバッチリハマるナイスな製品だと感じた。
これは一台所持しておいても損はないかも。