
同社のイヤホンをコンプリートしている現状、いつかは手を出そうと思っていたのだが…。
この度やっと本機を入手できた。
SHIROIちゃん、また会えたね。
ということで満を持して Truthear PURE のレビューをしていこうと思う。
Truthear PURE の基本データ
Truthear について

Truthearは中国を拠点とした、2022年に設立されたオーディオブランドだ。
展開スピードは緩やかではあるが年々着実に増えている。
なんというか、製品傾向やジャケ写含めて色々とマニア向けだなぁ、という印象が強いブランド。
ホームページ含めての詳細情報はTruthear HOLAの記事を参照してほしい。
Truthear PURE について

Truthear PUREは、2025年7月頃に発売されたイヤホンだ。
1基のダイナミック型ドライバと3基のバランスド・アーマチュア型ドライバを採用したハイブリッドイヤホンとなる。
そうだね、Truthear HEXAだね。
まんまHEXAと同じに見える筐体であるが、その実意外と変更がある様子。
HEXAはノズルが太いストレート形状であり、人によっては圧迫感があるようなデザインに対し、PUREはノズルの付け根を細くし、耳穴への挿入角度を見直すことで、装着の安定感と快適さが向上しているという。
また、PUREには新開発の高品質同軸ケーブルが付属しており、取り回しの良さや見た目の高級感でもHEXAを上回っていると。
フェイスプレートのデザインも、HEXAのミニマルな直線からより立体的な造形へと進化(変更)している様子。
参照する媒体によっては、「HEXAの上位モデルにあたるのがPURE」という記載を確認できるものであるが、なんかそんな雑な棲み分けをしているようにも見えず、ちゃんと音の違いで差別化を行っているように思えるのだが、実際どうなんでしょうね。
Truthear PURE の外観


まずはいつもの通り外箱から。
HEXAと同じレイアウトと形状。
あっちが白ならこっちは黒な配色。
そして圧倒的に違うのが…

SHIROIちゃん…?SHIROIちゃんだよね?
すっかり安定したお顔になっちゃって…。
ZERO青2の時から思ってたけど、もうあの頃のSHIROIちゃんには会えないんだね…。

内箱も変わらずな感じ。
相変わらずの密閉した蓋で強く引っ張っても開かない。

どうにか開けると、ここも変わらずのSHIROIちゃんからの”お言付け”が出てくる。

この”お言付け”箱には説明書やポストカードが入っている。


なんで魔女のコスプレしとるんやろと思ったけど、このポストカードを見る感じ、ギターを背負ってスナフキン帽子を被っている様子。
それもそれでシチュエーションがわからんくて面白い。



ケース内レイアウトやケースはまんまHEXAと一緒。
イヤピは色が違う。

ケーブルはHEXAと全然違う。
これが新開発の銀メッキ銅同軸ケーブルですか。
手触りも良く剛性も高そうで、HEXAのおまけケーブルとは大違い。



本体はこんな感じ。
ナルホド角がとれて手触りが良くなっている。
フェイスプレートの飾りネジも微妙に変化しているね。

またノズルが細くなっており、返しもついている様子。
イヤピが付けやすくなった。
スケスケの配管もハイブリットドライバ個別のホール健在でカッコいい。

体重測定。5.3gを計測。
どうやらHEXAより0.5g増量した様子。
Truthear PURE の良いところ
低域の適度な厚みと心地よいボーカル

音の傾向はHEXA譲りのフラットな感じ。
ただ、中域を中心にぐっと持ち上げられているようであり、ボーカル域を含めてより楽器の響きや音のつながりが自然な印象を受ける。
低域の響きも良い塩梅で、空気感や臨場感を十分に味わうことができる。
高域はHEXAではあまり感じることの出来なかった、BAの解像感と硬さも感じることができ、スッキリとした見通しの良さも感じることができる。
HEXAでは全体的にモニターライクな音色という印象が強いものであったが、本機はその傾向を活かしつつ、より音楽を楽しむ方向にチューニングが施されている様子。
コレを進化と捉えるかは人それぞれであるが、音楽を楽しんで聴きたい筆者にとって、とても刺さる”良い音”という印象だ。
しかも不得意な音源が無さそうなところも高印象。
本機でジャズやクラシックからEDMやポップスまで試してみたが、どれも満遍なく楽しく無らしてくれた。
管楽器の響きが弱いとか、弦楽器の揺れが大きすぎるとか、サ行がきついとか、そういった弱点を一切感じることがなかった。
非常に忠実に再現しながらも、少し楽しく鳴らしてくれる。何だこれは…。
原音再生という観点ではHEXAの方が上なので、どちらかというとHEXAのほうがピュアなのでは?
と思わなくもないが、本機もピュアっちゃピュアみがあるのでまぁPUREで良いか感。
見た目がとてもカッコいい
HEXAで譲りのインダストリアルデザインはやっぱりカッコいい。
「入れる必要がまるで無いネジ」を前面に持ち出しより無骨さを引き立てるデザインはとても個性的で魅力的だ。
それでいてスリムで機能的な筐体美は、他の追随を許さない至極の一品といえる。
Truthear PURE の残念なところ
正直、欠点は無いと思う。
この価格で、このデザインとこの音であればもうパーフェクトだと思う。
Truthear PUREの総評

非常に完成度の高いイヤホン。HEXAより好き。
ポテンシャル高すぎワロタ。
HEXAが音の輪郭をはっきり立ち上げたい、1音1音を細かくチェックしたい、あるいはフラットで明瞭なサウンドが好みな人向け。
PUREが長時間のリスニングでも疲れず、低域の適度な厚みと心地よいボーカルを楽しみたい人向け、という棲み分けができるように思える。
筆者圧倒的に後者であり、PURE派。
Truthearは何かイヤホンを出す度に明確に進化を遂げている気がする。
PUREもそうだけどTruthearというブランドがすげえなぁ、と思う逸品であった。





