【TANCHJIM OLAⅡ レビュー】男性ボーカルが面白くなったが、相対的に扱いにくくなったOLA。

3.5
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発売間もないのにAliExpressでセール扱いされてたのでポチってみた。
何よりもジャケ写のてんき女史が、…フフ、可愛くてね…。

ということで TANCHJIM OLAⅡ のレビューをしますね。

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TANCHJIM OLAⅡ の基本データ

TANCHJIM について

TANCHJIMは中国(おそらく南寧)を拠点とした、2015年~17年頃に設立されたオーディオブランドだ。
兎にも角にもブランドキャラの浅野てんきちゃんが可愛い。
詳細はTANCHJIM OLAの記事を参照して欲しい。

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TANCHJIM OLAⅡ について

TANCHJIM OLA IIは、2026年7月に発売された1DD+1BAのハイブリッドイヤホンだ。

2022年4月発売の初代OLAの後継機にあたり、初代が第4世代DMTを積んだシングルDDだったのに対し、OLA IIでは第5世代のDMT5へ更新された上でBAが1基追加されている。
DMT5はORIGINやNORAといった上位・現行モデルに使われている世代で、要するに「初代の焼き直し」ではなく、現行ブランド設計への世代載せ替えという位置づけになる。
4年越しの後継だわな。

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ダイナミックドライバーは10mmで、デュアル磁気回路・デュアルチャンバー構造を採用。
大型磁気回路によってボイスコイル動作領域の有効磁束を強化し、デュアルチャンバーで振動板前後の空気負荷をコントロールすることで、低域のダイナミクスと大信号入力時のレスポンスを支えているとのこと。
これに「PURE Hi」BAが組み合わされる。
筐体はメタルのバックプレート+PC(ポリカーボネート)のインナーシェルという構成で、初代の意匠を踏襲しているうえで、ちょっと高級感が増している。

端子違いで3モデル展開されているのが今回の特徴で、3.5mmケーブル、4.4mmバランスケーブル、DSP Type-Cというラインナップ。
3.5mmとType-CにはMEMSマイク(Goertek製シリコンマイク+1ボタン)が付くみたい?
Type-C版はDACとDSPを内蔵しており、最大384kHz/32bit PCMデコード、マイク入力は48kHz/24bit ADCに対応。
TANCHJIMアプリおよびデスクトップのチューニングプラットフォームから8バンドPEQが使え、周波数とQ値まで触れる。プリセットのサウンドモードも用意されているとのこと。
MOONDROP RAYSみたいな機能っぽい。

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本機購入後にコレを調べて知った筆者。
Type-Cモデルを買えばよかったと後悔。

なお価格について、初代OLAから比較し、国内実売で見ても5,000円前後から9,000〜10,000円へとほぼ倍になっている。

TANCHJIM OLAⅡ の外観

まずは外箱から。
いつもの通りなTANCHJIMデザイン。

今回のてんきちゃんはドレススタイル。
背景にピアノもあることから、何かの演奏会ないし発表会の一幕なのかもしれない。

あ、なんか見えた。

妻は娘が物心つく前に他界いたしました。
それからは、どうにか娘を一人前に育て上げようと、男手一つでがむしゃらに生きてきたのです。
今では娘も率先して家事を手伝ってくれるようになり、妻に勝らずとも劣らずに小言を言うぐらいには一丁前にはなりました。
幼い頃から妻の遺品であるピアノを触っていた娘は、自己紹介で「ピアノが得意」とするぐらいには上達しており、いつか独奏会を行いたいと夢を語る姿には、思わず胸が震えたものです。
そして今、その時を目のあたりにできると思うと嬉しくて感動で、もう何も言えないですね。
…なんだよ照れるなって、本当のことじゃないか。お母さんも喜んでいるぞ。
え?ああ、はい。私がてんきの父です。いつも娘がお世話になっております。

そんな事はどうでもよくて。
本機を購入するにあたり、なんかオマケが2つ付いてきた。

結構優秀なTANCHJIM製のイヤピ。普通に嬉しい。

それから、多分てんきちゃんの脇汗を抽出したティーバッグ。
なんか香り付きカードって書いてある気がするけど、おで中国語わかんないし。
後でお湯に浸して飲もうっと。

アンボックスに戻って…内箱。
これも配置はいつもの。デザインはミドルクラスのやつ。
見返したら初代もミドルクラス箱だった。

内容物を引っ張り出すとこんな感じ。
イヤピの2種類はワイドボア/ナローボアの傘径違い。

ケーブルは銀メッキ銅のツイストペア。
リケーブル機構は0.78mm 2pinで、TANCHJIM独自の長めのピン形状が引き続き採用されている。

筐体はこんな感じ。
基本的な形状は初代と変わらず。
BAドライバがどこにあるのかは確認できない。同軸配置だから当然か?
ビルドクオリティは初代からかなり向上しており安っぽさは大分薄れた。
まぁそれでもやっぱり安っぽいが。。
フェイスプレートは鈍く輝くようになっており良い感じ。

重さは3.0gを計測。
初代より+0.2gだが、まぁ誤差。

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TANCHJIM OLAⅡ の良いところ

男性ボーカル曲が楽しい

ハッキリ言う。全然OLAじゃない。
クリアさは薄まり、女性ボーカル特化感は無くなった。
しかも筆者が触ってきたTANCHJIMの中で一番低音が元気かもしれない。
その点でも全然OLAじゃない。

臨場感と解像度は明確に上がっており、全体的なリスニング体験の満足度は高い。
初代に比べると大変賑やかな印象となっており、よくもまぁこんな小さい筐体で面白くしてくれるなぁと感心するまである。

ただまぁ上述したように本機は初代で受けた印象と大分異なる傾向があるようで、そもそも本機は男性ボーカルが映える。
低域がブリッと前に出る感じや、低中域の締りの良さで相性が良いのだろう。
また、不思議とピアノの音がやたらと瑞々しく響くのは面白いところ。
ジャケ写の印象に引っ張られているのかなんなのかは知らんが、個人的にはピアノ+男性ボーカルの曲で本機は本領発揮をしてくれるという印象がある。

一方で、女性ボーカルは少し遠くに行ってしまっている印象があり物足りなさがある。
中高音域に対し少しパワー不足を感じるのは初代もそうであったが、正直言って拍車をかけてその傾向が強くなっている印象を覚える。
なるほど、中々にクセが強い。

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TANCHJIM OLAⅡ の残念なところ

鳴らしにくい

開封後、とりあえずそこらへんのDAPに刺してビックリ。
なんだこれ弱々…♡低中域すかすか…♡たったこれだけでバテるとかザコすぎ♡
…と、年甲斐もなくメスガキになってしまうぐらいには弱々~♡

なんでこんな事になってんのかと調べると、初代が16Ω/126dBだったのに対して30Ω/121dBなんて情報が出てくる。コレマジ?
単純に鳴らし難くなっとる…!
ということで強強アンプ君のFiio K9 AKMでわからせるに繋げてみると、なるほど聴けるレベルになった。

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ただこれでも、上記の通り中高音域が何か凹んでる感は強く覚えるものであり、かなり歯痒い気持ちを覚えるものである。
EQでその辺りをグリッとあげると面白くはなるが、EQ有りきは本機自身の評価じゃないしねえ。

装着感の悪さ

当然ではあるが、初代と同じ形状をしているので装着感の悪さは健在。
初代の記事にも書いているので割愛するが、長時間つけていると耳が痛くなる。
まぁこれは個人の問題ではあると思うけど。

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TANCHJIM OLAⅡ の総評

男性ボーカルが面白くなったが、相対的に扱いにくくなったOLA。

初代に比べると☆-0.5の3.5という評価になってしまった。
2倍近い価格設定になりながら、あまりその価値が見いだせなかった、というのが素直な感想。
たしかに肉厚な音にレベルアップはしているけども…。
コレだったら筆者ならもうちょっと頑張ってTANCHJIM 4Uを選ぶかなぁ。

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