
まず最初に、本記事はメーカー様(fifine)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
筆者は定期的に泥酔スプラトゥーンを身内で実施しており、その相棒は今も変わらずfifine AmpliGame SC3。
扱いやすく手軽でお気に入りなガジェットの一つでもある。
この度SC3の後継機種が出たとのことでレビュー依頼をいただいた次第。
ということで今回は fifine AmpliGame SC8 のレビューをしていこうと思う。
fifine AmpliGame SC8 の基本データ
fifine について

fifineは、2009年に設立されたオーディオブランドだ。
正式社名は「深圳迅維佳科技開発有限公司(SHENZHEN XUNWEIJIA TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO., LTD.)」であり、中国は広東省深圳市を拠点としているっぽい。
他説明はAmpliGame SC3の記事を確認いただきたい。
fifine AmpliGame SC8 について

fifine AmpliGame SC8は、SC3の後継となるオーディオインターフェース兼ゲーミングミキサーだ。
SC3からの最大の変更点はゲーム/チャットミックスダイヤルの追加だ。
PC側からは「Game」「Chat」という2つの出力デバイスとして認識されるため、ゲーム音をこちら、Discordをあちらと割り当てておけば、あとは手元のダイヤル一つで音量バランスを振れる。
ソフトもホットキーも不要。
ただし効くのはヘッドフォンで聴く音だけっぽく、OBS等に流れる配信音声には影響しない点は注意が必要。
操作系はSC3の縦フェーダーから、押し込みでミュートできるロータリーノブへと変更された。
録音は16bitから24bitへ向上しており、カスタム効果音の音質劣化が改善されている。
加えて光デジタル入力とPC/PS4切り替えスイッチを搭載したため、PS4/PS5やTVとの接続も素直。
ノイズが乗りがちだったSC3のライン入力に対する対策、と言えるのだろうか。

その他、ゲーム/映画/音楽のEQプリセット、バーチャル7.1chサラウンド、8種のボイスチェンジャーとオートチューンを搭載。
専用ソフト「FIFINE Genie」にも対応しているのだが、後述するがコレがマジで凄い。
新旧比較を表にするとこんな感じ。
| 項目 | SC3 | SC8 |
|---|---|---|
| チャンネル操作 | 縦フェーダー | ロータリーノブ(押してミュート) |
| ビット深度 | 16bit | 24bit |
| ゲイン | 約50dB | 約50dB(据え置き) |
| ゲーム/チャットミックスダイヤル | なし | あり |
| 光デジタル入力 | なし | あり |
| PC/PS4切替スイッチ | なし | あり |
| EQプリセット | なし | ゲーム/映画/音楽 |
| バーチャル7.1ch | なし | あり |
| ボイスチェンジャー | 6種 | 8種+オートチューン |
| FIFINE Genie対応 | 非対応 | 対応 |
| サイズ | コンパクト | やや大きく厚い |
| 実売(日本) | 6,000〜7,000円台 | 1万円前後 |
fifine AmpliGame SC8 の外観


まずは外箱。安心と信頼の紫パッケージ。
ていうかfifine AmpliGame D6とほぼ同じデザインじゃんけ。



開けるとこんな感じ。説明書が乗っかっている。
本体は…おお、何か無骨になってカッコイイじゃん。

内容物は上記の通り3つのみでSC3と一緒。

Type-C⇔USB-Aに変換可能なUSBケーブル。
SC8側に接続する方はType-Cのみ。
AUX 3.5mmオーディオケーブルは金メッキ加工なし。


改めて本体を観察。縦フェーダーが一切消失している。
筆者はフェーダー派だったのでちょっと残念。
本体左の一番でかいノブが、噂のゲーム/チャットミックスダイヤルだ。

端子類はXLR入力が6.35mm、他は3.5mmのみに対応。
Dynamic/Condenser切り替えスイッチが備わっており、ダイナミックモードの場合は入力のゲインが向上する仕様。
他、上述した光デジタル入力とPC/PS4切り替えスイッチが確認できる。
そして一番左に発光モードキーが移設された。
ココをポチポチすると変光が可能。
ちなみに発光パターンは単色8種類、可変7種類の計15種類。
光りすぎだってばよ。

背面はゴム足装備。なんと手前にも発光箇所が確認できる。

通電させる(光らせる)とこんな感じ。おぉ~賑やかでいいじゃないか。
ちなみにノブ類の赤発光はミュート時のみ点灯する。


新旧比較するとこんな感じ。
横幅が一回り大きくなっている。
fifine AmpliGame SC8 の良いところ
SC3譲りの使いやすさ

本機はSC3の後継機種だけあり、SC3譲りの扱いやすさが大変に魅力的。
ドライバの導入であるとか複雑な設定は一切不要。
PCやゲーム機に接続するだけで即使用可能。
この簡潔さはマジで快適。
説明書を読まずとも配線できる解りやすい機構であるうえ、操作系統もまた明示的でメチャクチャに触りやすい。
ただまぁ、XLRコンボ端子と48Vファンタム電源、50dBゲインという基本仕様もSC3から据え置きであるわけで、実際のマイク入力もほぼ音質に変化は無かった。
サンプル音源はSC3の記事にあるので、確認したい人はそちらにどうぞ。
FIFINE Genieを導入することによるポテンシャル解放がすごい
上記の通り、このままだと本機はSC3からハード要素をちょこっと替えただけの製品という評価になってしまう。
しかし侮るなかれ、ここからが本機の凄いところ。
FIFINE Genieを導入することで、できることがおよそ2倍に増えるのだ。

まずはミキサー機能。
PCやメディア再生全般をソフトウェアコントロールできるようになる。
出力デバイスやゲインを本機以外も含めての入力端子毎に調整、変更を、一元管理できるようになる。

そしてライティング機能の強化。
なんと19パターンの発光パターンが追加される。
デフォと合わせると、15+19で34パターンってコト…?
しかもどれもコレもすっごい派手。パチンコかよってぐらい派手。
「カスタム螺旋」とかもうマジで眩しい。なにこれ。キレそう。

そしてEQ。
様々なゲームに合わせたプリセットが用意されており、デフォルトで32ものEQが用意されている。
中にはMinecraftに最適化されたEQまであった。なんなんだよソレ…。
勿論、自分好みのオリジナルEQも作成できるので活用範囲はかなり広いといえるだろう。

そして本機自体のソフトウェアコントロール。
ノブ調整以外の操作、ミュートからボイスチェンジャーまで全部これで制御できる。
ループバック相当なコトは難しそうではあるが、こんな感じにかなり遊べる上に操作も解りやすくやりやすい。
できることも途端に増えるため、本機を導入する際には必ずFIFINE Genieを導入しよう。
fifine AmpliGame SC8 の残念なところ
マイク音質がSC3から変化があまりないこと、相変わらずボタンのラバー感が押しにくくペコペコ感があるのが気になるぐらい。まぁ細かい話やね。
fifine AmpliGame SC8 の総評

SC3譲りの使いやすいオーディオインターフェース。FIFINE Genieで魅力爆上がり。
単純導入に留まれば、まぁまぁ順当にSC3の後継機種ダナーという感想でしかなかったのだが、FIFINE Genieによるポテ解で途端に化けたもんでビックリした。
繰り返しになるが、本機を導入する際には必ずFIFINE Genieを導入しようね。
ということで中々にオモシロいゲーミングデバイスに仕上がっていると思う。
初心者から中級者ぐらいまででオススメできる魅力的なガジェットであると評価したい。


