【EBL ポータブル電源 500W レビュー】怪しいながらもしっかり使えるポータブル電源。災害対策に良し。

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まず最初に、本記事はメーカー様(EBL社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。

災害対策が叫ばれる昨今、皆々様はしっかりとした備蓄をしているだろうか。
我々ガジェットフリークにとって一番必要なモノ、勿論確保しているよね?
そうだね、ポータブル電源だね。(威圧)

夏休みというキャンプシーズンを過ぎてから提供されてしまった為に、実用に迫った使用シーンに恵まれなかった状況ではあるが、まぁそれなりに腑に落ちたところではあるので記載していこう。
ということで今回はEBL ポータブル電源 500Wをレビューしていく。

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EBL ポータブル電源 500W の基本データ

EBL について

EBLは、おそらく1998年に中国深圳で設立された充電池を中心に扱うブランドだ。
本社名はMAYLERESCAPE LIMITEDとあり、拠点はイギリス・ロンドンとの表記が確認できるが、どうやら中国系企業であるとの記載を良く確認できるものである。
真偽不明につき確認出来次第追記する。

上記の通りEBLは充電池を中心に扱っており、受電地・充電池の充電器・ポータブル電源を扱っている様子。
この上で頑なにモバイルバッテリーを展開していない事に違和感を覚えるが、まぁその界隈はレッドオーシャンにつき参入コストに見合わないと判断したのかも。

公式HPはココ
日本においてはAmazonのページが公式HP扱いか。
ちなみに上記の”電池を組み合わせた歪な人形”は日本Amazonページに存在する。
こわいめう。

EBL ポータブル電源 500W について

EBL ポータブル電源 500Wは、444Wh/30Ahのバッテリーを搭載したポータブル電源だ。

ポータブル電源については既に普及しまくっているため詳細な解説は今更なところであるが、言ってしまえばクソデカモバイルバッテリーという話に結論付く。
モバイルバッテリーのように筐体内に大容量の蓄電池を装備しており、それが様々な出力形態を装備した状態で纏まっている筐体をポータブル電源と呼称されているように見受けられる。

本機はACコンセント出力が2ポート、DC出力が2ポート、USB -A(QC3.0急速充電対応)が2ポート、USB-C(PD60W出力)が1ポート、USB-C(PD20W出力)が1ポートシガ-ソケットポートが1つというモデルになっている。
電子レンジや電子ケトルは勿論のこと、機種によってはエアコンまで動作できるパワーがあるので、最低限の装備としては十分といえる。

ちなみに444Whは120000mAhということ。
最近レビューした「UGREEN Nexode モバイルバッテリー 12000mAh 100W」が10台分と考えると、なるほどすごい蓄電量だ。

EBL ポータブル電源 500W の外観

まずは外箱。
グローバルデザインでローカライズ等はなし。

中身を全部取り出してみる。
左の□はアクセサリーBOX。

一応説明書は日本語の記載があった。

アクセサリーBOXには電源ケーブルが格納。
様々な充電形式に対応している様子。

オーソドックスなACからの給電にも勿論対応している。

シガソゲ給電やソーラーパネル給電(MC4-7909)などの端子にも対応。
初期装備でこれらが揃っているのは嬉しいポイント。

上記仕様でも記載した各種ポート装備が確認できる。
各ポートの他、側面と背面に照明部分が確認できる。
また上部にバッテリーの刻印が確認できるが、これはあくまでただの刻印。
いかにも”ここにスマホを置けば無線充電ができるぜ”という顔をしているがそんな事はない。

どうせならQiにも対応して欲しいところだったが、まぁコスパ的に無理だったのでしょうと理解はする。

ちなみに各種ライトはバッチリとライトしてくれる。
災害時、あるいは緊急時のもしもの時に役立つことだろう。

全てのポート、ライトを点けた状態。
モニタには各部位の消費電力や残バッテリーのインジケータが表示される。

無謀にも体重計測を実施。
2.6Kgを計測!重いぜ!
だがしかし、「UGREEN Nexode モバイルバッテリー 12000mAh 100W」が308gで、それが10台分と考えると大分軽く思えてしまう不思議。

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EBL ポータブル電源 500W の良いところ

しっかり動作

本機は概ね期待通りの性能をしっかりと出せている。

USB-Aは上記の通りMAXで18.3Wを計測、

シガソケも同様にMAXで18.3Wを計測が確認できた。
USB-C(PD60W出力)、USB-C(PD20W出力)もそれぞれ規格通りの数値が確認できており、まるで問題らしい問題がない。

ちなみに総出力値が100Wを超えると、内部の冷却ファンが稼働する模様。
側面にファンが内包されているようで、ライトが装備されている側から吸気、逆側のブラインド側から排気されているようだ。
ちなみに充電中もファンが稼働する様子。

しかして、本機はそもそもあまり発熱しない印象がある。
33℃環境で1時間充電をしたがほんのりあったかい程度。
しっかりと冷却機構も備わっているようなので、これなら炎天下での利用にも耐えられそうだ。

安心の大容量と出力

本機は上述したように444Whを搭載するモデルとなり、馴染みの深いmAhに直すと、120000mAhという数値になる。
これは執筆時点(2024/9/25)の最新機種であるiPhone 16が34回満充電できる容量となるので、本機での容量不足はそんじょそこらの使い方では感じるものではないだろう。

また筆者環境ではエアコンは12時間以上の稼働が確認できたものであるし、扇風機に至っては全然切れる様子すら感じることができないぐらいのタフネス具合を観測することができた。
これはまぁ接続する対象の省エネ具合に大きく依存するものであるが、本機のAC接続はこれら代表的な家電も問題なく動作できるパフォーマンスがあると判断することができる。

様々なポートでの充電に対応している

上述したように本機は様々なポートを装備しているのが魅力的。
おおよそキャンプ場での使用においては不足を感じるものでは無いだろうし、災害時にも大変に役立つことは間違いないだろう。

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EBL ポータブル電源 500W の残念なところ

現状特になし。若干ファンが煩いくらい。

ただ2.6Kgという重さは、モバイルバッテリーの代用にはならないので注意が必要。
素手の所持はもってのほか、バイクでのキャンプツーリングにも持ってくのは辛いレベル。
採用するとしたら車キャンのみかなぁ。
ただまぁ、ポータブル電源としては軽い方。
車キャンで最も都合がいい筐体とも言える。
シガソケ給電もできるしね。

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EBL ポータブル電源 500W の総評

怪しいながらもしっかり使えるポータブル電源。災害対策・キャンプに良し。

使っている人もいなければレビューしている人も見かけない、という本ブランドのポータブル電源であるが、実力は確かな様子。
価格もサイズも丁度よいという絶妙な製品。
筆者的にはおすすめできる商品であると評価したい。

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