まず最初に、本記事はメーカー様(INIU社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。
最近モバイルバッテリー界隈の勢いが凄い。
モニターが付いているんだすごいなぁ、なんて思っていたのだけども、今やスタンダートな装備になってしまったようで。
ということで今回は、そんなモニターを装備しながらびっくりするぐらいのコスパに優れたINIU モバイルバッテリー BI-B61をレビューしていく。
INIU モバイルバッテリー BI-B61 の基本データ
INIU について
INIUは、中国(おそらく香港)を拠点としたモバイル電源/アクセサリーブランドだ。
ブランドとしては10年の歴史があるという。
アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、オーストラリアのAmazonにおいて、最も売れ筋の製品として評価されているらしい。
174以上の国と地域で展開されており約3,800万人以上のユーザーがいるとのこと。
グローバルの最高水準の安全基準を満たし、且つ3年間の品質保証を提供。
環境に配慮したSDGsにも積極的に取り組んでいるとのこと。
INIU モバイルバッテリー BI-B61 について
INIU モバイルバッテリー BI-B61は、自称”市場最小クラス”のモバイルバッテリーである。
なお、この「最小クラス」というくくりは”安全性/容量/急速充電”の性能を鑑みたうえでのソレであり、この性能を度外視してしまえばもっと小さいモデルはもちろん存在する。
本製品は、3種類のUSBポートを搭載しており、Type-Cポートは最大20Wの入出力が可能、USB-Aポート(x2)は最大22.5W出力が可能となっている。
そう、本機はUSB-Aポートのほうが出力が高い。
そして本機は当然に前面に簡易液晶が搭載されている。
恐らくLCDディスプレイであり、確認できるのは残量のみ。
とはいえ、現状のモバイルバッテリーがインジケータランプ4つとかいうアバウトな観測しかできないものが大半なのであるから、大分に便利と言えるだろう。
本製品は10000mAhのバッテリーを内蔵しながら、重量はわずか約195g!
本体サイズも 約105 x 66 x 24 mm とかなり摘んで持てるサイズ。
なるほど、性能とコンパクトさを兼ね備えたうえでの自称”市場最小クラス”。
その自信は偽りではないかもしれない。
INIU モバイルバッテリー BI-B61 の外観
まずは外箱。グローバルデザイン。
3年保証のマークが頼もしい。
勿論日本でも30日間の返金保証、3年間の品質保証をやっているので安心。
開けるとこんな感じ。
内容物は上記の通り。
説明書とポーチ、AtoCのケーブルと本体。
昨今のモバイルバッテリーのようにCtoCのケーブルが付いていないのは、本機はAポートの方が出力が大きいからに他ならないだろう。
ポーチはスケスケなタイプ。
ギリギリでモニター表記を確認できるぐらい。
ケーブルには一応自社ブランドのロゴが確認できる。
説明書はmulti-languageモデル。日本語もあり。
本体はこのように。
本体前面に簡易モニターが搭載されている。
背面には何やらスライドが。
オォーウ
It’s cool.
なんと簡易的なスマホスタンドにもなる様子。
充電しながらチルってね、ってことかい?
ナイスなアイデアだ。あると便利だね。
下部に充電ポート。
上部にはなんか蓋っぽいもの。
ちなみに取れないのでただの装飾と捉えよう。
横にはモニターの点灯ランプ。
ここを押すと通電する。
重量計測。おや、201.7g
公表値と比べると6g程度の差ではあるため持った感覚に差は無いだろうが、100g台と200g台の違いは数字的な印象が異なる。
INIU モバイルバッテリー BI-B61 の良いところ
軽量コンパクトでデザイン良し
まずは見てくれ、このSF的なボデー。
宇宙飛行士のソレか、はたまたコールドスリープに使用するアレか、どことなくなレトロフューチャー感があってとても良き。
見た目もさることながら機能も十分。
残量が把握しやすい簡易モニターの存在はやはり頼もしく、そのうえで10000mAhのクラス且つ簡易モニター付きで201gというのは、ざっと確認した限りでは競合他社に存在しない様子。
モニター無しであれば180gなどは確認できたが、やはりこのスペックにおいては”市場最小クラス”と名乗ることは伊達ではないのだろう。
また、上記したように簡易的なスマホスタンドを備えているのも好印象。
ありそうでなかった機能であり、INIUの目の付け所の良さが伺えるポイントだ。
コレが驚きの2700円程度で入手できるってんだから驚きだ。
しかも定期的なセールもやっているようで、その際には2300円程度まで値下がりする模様。
うーんコスパがすごい。
INIU モバイルバッテリー BI-B61の残念なところ
入出力20Wオーバーを確認できず
本機は上述したように、Type-Cポートは最大20Wの入出力が可能であり、USB-Aポート(x2)は最大22.5W出力が可能となっている。
で、実測してみた結果が以下の通り。
Type-Cポートの出力時。
MAX19.4Wを記録。まぁ20Wいかないのはしょうがない。
Type-Cポートの入力時(充電)。
MAX17.8Wを記録。うん、まぁ…。
で、USB-Aポートの出力時。
写真では18.2Wだけども、MAX18.6Wを記録。
勿論100Wの入出力に対応したケーブルを使用しているし、家中の22.5W以上の充電に対応(PD3.0/QC3.0に対応)したデバイスを対象に計測を行った。
が、そのどれもで18.6WをMAXとして止まってしまったのだ。
なんでだろうなぁ、と製品情報を見直してみると、Amazonページにこんな記載を確認。
22.5W出力はHuawei製品の記載となっている。
もしやHuawei限定…?
筆者は経済制裁前のHuawei製品、つまり最新規格に対応していないHuawei製品しか持ち合わせてないため検証はできなかった。
もしHuawei製品限定ならそう記載して欲しいし、そうするべき。
ともかく、20W以上の入出力を本機では確認することがデキなかった、ということだ。
INIU モバイルバッテリー BI-B61 の総評
コスパ最強のコンパクトモバイルバッテリー。
公表数値の差はあれど、その機能性は唯一無二。
競合他社に比べてコンパクトさや機能性に長けており、そのうえで価格面でも優位に立てているという、凄まじい企業努力を感じる。
一方で、公表値と若干異なる計測値が確認できてしまっているものであるが、まぁここはおいおい公表値を補正していけばいい話ではあるだろう。
どうにせよ優れた製品であることには違いないのだからね。
ということで中々に満足できる製品という評価をさせていただこう。