我が家で大活躍中のRoborock S55くんのシリーズ最新機種が、SB C&S株式会社より発表された。
その名もRoborock S6 MaxV 。
発売日は2020年9月11日と、すぐにでも触ることができそうなスケジュールになっている。
というのもこの機種、海外では2020年5月以前に発売されたものなんだ。
海外でしか売っていない商品(モトローラのスマホとか)ではよくあることなのだけれど、
海外で売り出して売れ行きが落ち着いた段階、つまり発売から半年後辺りに日本市場に持ってくる、
なんてことはこの界隈では常習的に行われている。
言ってしまえば日本市場は在庫処分場でしかないワケであり、日本市場がだいぶ舐められているということ以外の何者でもないのだけれども、日本在住の人達自身がハイテクに興味を持たず、
それをよしとしているので一向に改善しないというのが現状となっている。
話が脱線してしまったけど、まぁともかく遂にRoborock S6 MaxVが日本でも買えるようになった。
大体の機能は以下の記事で紹介しているRoborock S55とほぼ変わらないのだけれども、
いくつか面白い機能、強いて言えば無駄な機能が追加されているので紹介していこうと思う。
Roborock S6 MaxV の注目すべき機能
本当に便利な機能
上部のLDSセンサーの他に「2眼カメラ」を装備。
そしてQualcommチップを搭載し、独自AIを駆使した高効率なお掃除が可能になった。
従来機種のようにLDSレーザーマッピングでの精度の高いマッピング能力はそのままに、
新たに加わった2眼カメラ+独自AI処理によって、物体を3次元的に認識し、
床に配置されているさまざまなモノを見極めることが可能。
「こいつは俺の給気口で吸い込めるのか吸い込めないのか」を考えながら行動してくれるというワケ。
現在判断できるモノは、履物、電源コード、ケーブル類、体重計、台座、塵取り、ペットのうんこなど。
これらを見つけると、素材に合わせて最適な回避行動を取るという。
我が家のRoborock S55くんはスリッパをよく隠すおちゃめさんなのだけれども、
そういった神隠しも起こりづらくなったということなのだろう。
少しさみしい。
勿論水拭きも健在。
優秀なAIも相まって、既存機種以上の効率的かつ完全な水拭きが行えるようになるのだろう。
アプリによる水拭き時限定のエリア指定もできるようなので、カーペットの上を通過して水浸しにする、といった事象も回避することができる。ここらはS6でもできるのかな?
充電が足りなくなったら自分からスタンドに戻り充電を行う。
充電がある程度終わったら、充電が足りなくなった場所まで戻って掃除を再開することができる。
これはRoborock S55くんでもできてるけど、本当に便利。
意味がわからん機能
「2眼カメラ」をWebカメラ代わりに使用できる
外出先から自宅の見回り、ペットの様子を伺えるうえ、音声も送れるという。
ペットにとっては、突然自分に近づいてきたうえに喋りかけてくる、モーター音のうるせえ黒い物体と映るだろう。
こんなん犬は戸惑うし、猫はビビる。
犬によってはしっぽを若干振るという行動を取るだろうが、その後寂しくなって泣くことうけあいだ。
飼い主はよかれと思っても、ペットにとってはたまったもんじゃないだろう。
紹介動画内の猫様も大変戸惑っていらっしゃるではないか。
ペットのうんこを認識できる
なぜペットのうんこが認識できるんだ。
普通の部屋にはペットのうんこは転がっていないぞ。
まぁ既存機種であれば、仮にうんこがあった場合そのままうんこに突っ込んで目も当てられない事になるのであろうし、それを回避できるというだけでも良い進化なのだろう。
でも普通の部屋にはペットのうんこは転がっていない。
そして、残念な事にこの機能に歓喜しているユーザがいる。
なにを隠そう、この記事を書いている私自身だ。
というのも、我が家にいる猫様は大変お腹が緩く、よくうんこを肛門につけたままトイレから飛び出して来る。
自分の肛門にくっついたうんこにビビって飛び出してくるのだ、マジでやめてほしい。
なので、とても悲しい事ではあるが、我が家ではたまにうんこが転がっている。
上記ご尊容こそが、我が家に住まわれている霊験あらたかな猫様である。通称「うんこたれ蔵」。
Roborock S6 MaxV の開発者の中に、同じ悩みを抱えている人がいるのかもしれない。
色々な方言(?)を喋れる
これはRoborock S55くんでもそうだったけど、色々な方言が喋れる。
これはもう完全に笑いを取りに来ている機能であり、完璧な無駄と言い切っていいだろう。
Roborock S55くんの愉快な中国音声群は以下参照。
以下の動画で音声サンプルが視聴可能なのだけれど、どれも大体癪に障るという愉快な出来であることが分かるはずだ。
自分だったら絶対にデフォルトから変更しないだろう。
総評、Roborock S6 MaxV は面白い
どういう総評だよ、と自分でも思うけど実際面白いからしょうがない。
こういう遊び心を組み込むことができるのは企業として体力が有り余っている証拠だ。
かつての日本企業もユニークな機能があったが今は見受けることはできない。
この勢いがある企業の製品は、確実な満足感を得ることができるはず。
うんこを見極められるロボット掃除機、夢のある話じゃないか。