
まず最初に、本記事はメーカー様(QCY社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
巷でよく見かけていたブランドからの依頼が来たので筆者ウキウキ。
さてさて実力はどんなもんでしょうか。
ということで今回は QCY MeloBuds N65 についてレビューしていきます。
QCY MeloBuds N65 の基本データ
QCY について

QCYは、2003年設立の東莞Hele Electronicsのフラッグシップブランドとして、2009年に誕生したワイヤレスオーディオ製品のブランドだ。
Xiaomiのエコシステム企業、という情報も確認できている。
中国・広東省に本社を構え、生産を外注せず自社で開発・製造まで行っている様子。
調べてみると、拠点を中心に140以上の生産ラインを持ち、月に300万台以上を生産しているとかなんとか。
工場の規模がデカい。
某分析ファームでは、2020年Q3時点でTWS出荷台数が世界5位、2022年Q1時点では世界4位という情報がある。
つまり格安TWS界隈ではかなりの古株であり、大手とも言えるだろう。
日本でも実績があり、「QCY-T1」は2019年・2020年と2年連続で楽天のTV・オーディオ・カメラジャンル年間ランキング1位を獲得しているっぽい。
QCY MeloBuds N65 について

QCY MeloBuds N65 の製品情報としては以下の通り。
| QCY MeloBuds N65 | |
|---|---|
| Bluetooth規格 | 6.0 |
| ドライバー | 12mm 複合振動板ダイナミックドライバー |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| 操作方法 | タッチセンサー |
| Bluetoothチップ | 非公開 |
| 防水等級 | IPX5 |
| イヤホン本体の再生時間 | 最大6時間(ANCオン)/最大11時間(ANCオフ) |
| 充電ケースと併用の再生時間 | 最大27時間(ANCオン)/最大50時間(ANCオフ) |
| 充電 | USB Type-C |
| その他 | ・最大3台のマルチポイント接続 ・ハイレゾワイヤレス認証 ・低遅延ゲームモード(45ms) ・ヘッドトラッキング空間オーディオ ・ヘッドジェスチャー操作 ・専用アプリ対応(EQカスタマイズ、イヤーチップのフィットテストなど) |
QCY MeloBuds N65は、2026年6発に発売されたスティック型の完全ワイヤレスイヤホンだ。
振動板には紙と天然ウール繊維を組み合わせた複合素材を採用している様子。
ノイズキャンセリングは最大-60dB、5.5kHzまでの超広帯域に対応しており、AIが9つの環境を認識して自動で切り替えてくれる機能を搭載。
マイクは8基も積んでいる。
もちろんLDACにも対応しており、ハイレゾワイヤレス認証も取得済み。
更には3台同時のマルチポイント接続にも対応。
3台マルチポイントはそもそも市場全体で対応モデルが少ないので、ここは地味に、いやかなり強い。
頷きや首振りによるヘッドジェスチャー操作、360°ヘッドトラッキング空間オーディオまで実装。
8,000円以下でこの機能っぷりは中々に頑張っているかと。
QCY MeloBuds N65 の外観


まずは外箱。
黄色と黒基調のパッケージで、なんだかEarFunみがある。


外箱を取ると、なんと本体登場。
内蓋とか緩衝材とかないんやね。コストカットの努力か。

内容物は蒸気の通り。
ケーブルはAtoC、イヤピは5サイズ(XS/S/M/L/XL)。

説明書は…英語と中国語のみ。
何書いてあんのかわかんねぇけど、まぁTWSなんてやること一緒なんで読まなくてOK。
というかアプリ側で懇切丁寧に説明してくれるから大丈夫。


本体。
すべすべ手触り、且つ握って心地よい楕円形。

充電ポートは下部に配置、隣にファンクションスイッチ。
オーソドックスな形状。


開けるとこう。
全体的に小ぶりで可愛い感じ。みずいろも相まってかなりポップ。



イヤホン本体もかなりシンプルな形状。
ロゴも無ければ、タッチポイントへのフォーカスも無い。
筺体はレゴみたいなプラスチック感丸出し、つなぎ目がもっこりしている等、かなり安っぽさが目立つ。

体重測定。
イヤホン単体は4.6g。

ケースはイヤホン込で42.4gを計測。
QCY MeloBuds N65 の良いところ
日常使いにとても良い塩梅

本機の音色は中々に丁度よい。
中域を中心に聴きやすい出力が行われており、それを支えるようにしっかりとしたベースの存在感がある。
高域は少々薄味ではあるが、響かせるところは響かせるメリハリの良さがあるので、窮屈感や籠もり感等はあまり感じるものではない。
日常使いにとてもマッチした利用感と言える。
価格に対し機能が豊富
本機はマジで機能モリモリ。
上述したとおりではあるが、およそ高価格帯TWSに実装されているような機能が全部入っている。
同じ事をEarFun Air Pro 4+でも書いた気がするが、あっちは1万超えに対してこっちは8千、なんならセール時には6千円で購入できる製品で、この機能っぷりはかなり贅沢と評価したいところ。

アプリも直感的で解りやすく操作がしやすいうえ、恐ろしいことに実装されている機能が全て使用に耐える品質を有している。
特にANCの性能は高く、汎用性に富んでおりとても実用的だ。
プリセットイコライザーもかなりの数が用意されており、そのどれもがしっかりとした個性を有しているので切り替える楽しみがある。
オマケ機能と妥協をしていない音作りの数々は大変に印象が良い。
もちろんカスタムイコライザーもしっかりと調整してくれるぞ。
「イヤホンを探す」機能に至ってはマップ表示までされる。
これがどのように検知されているかは定かではない(恐らく最終利用時のWi-Fi接続ポイント?)が、ある程度の位置を補足できるのは中々にありがたい。
TWSってとっても無くしやすいしね。
このように、豊富な機能を実装されていながらも、そのどれもが実用的なレベルに練り上げられているのは、素直に評価したいところ。
QCY MeloBuds N65 の残念なところ
装着感がだいぶ浅い
本機の装着感は大分浅い。
密着感が得られないと、遮音性や音質に影響が出てくる。
これは本機のノズルの短さ、そして付属イヤピの背の低さが要因として挙げられる。
つまり本機の装着感に違和感を持つ人は、付属のイヤピを変更しても全くと言っていいほど改善しないため、社外品のイヤピを購入せざるを得ない。
筆者もそのひとり。
結局有線用イヤホンの背の高いイヤピを本機に装着することである程度改善出来たのだが…。
そうすると今度はケースに収まらないという問題が出てくる。どうすりゃええねん。
というこで、本機の装着感には要注意だ。
AIシーンノイズキャンセリングの誤作動が鬱陶しい
これはアプリの問題なのかファームの問題なのか…。
上記画面キャプチャでも確認できる「AIシーンノイズキャンセリング」機能であるのだが、筆者的にはOFFにすることを推奨したい。
これをONにすると、何をきっかけとしているのかは不明ではあるが、音楽再生時にしょっちゅう中断が入ることになる。
「ポン」と”QCYのアプリのシステム音”が突然鳴ったかと思うと音楽が停止され、暫くすると再生されるが、また暫くすると「ポン」と”QCYのアプリのシステム音”が鳴り再生が中断される。
こんな事がおよそ5分に1回発生する。非っ常に煩わしい。
接続スマホを変更しても再現したので、環境依存では無さそう。
恐らく、周りの環境音に併せてモードを変更しているのだと思うのだけど、これがシームレスではなく内部的にガッツリ変更しているために中断されているのだと推測する。
イヤホンなのにまともに音楽が聴けない、というトンデモ機能になっているので、コレはマジでよろしく無い。
早急に改善を期待したいところ。
メモ
ファームウェア:2.0.11
ソフトウェア:1.2.2
QCY MeloBuds N65 の総評

性能・音質面でコスパは良いが、全体的に雑。
色々とコストカットを行って頑張っているようには思えるが、やはり安ぽっさというか荒々しさが目立つ惜しい製品という印象。
緩衝材皆無とか説明書日本語無しとかはまぁいいでしょう。装着感も十人十色と言えるでしょう。
だがしかし、主力機能に欠陥アリは中々に援護し難いでしょう。
ここが改善されたら、「コスパの良いTWS」として純粋に評価できるんじゃないかなぁ。









