
まず最初に、本記事はメーカー様(miruto社)より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
2025/5 執筆現在において、筆者宅ではPetSnowy SNOW+ 全自動猫トイレが絶賛稼働中。
大変に図体がでかいが、高機能高性能で優秀な猫用自動トイレだ。
で、まさかまさかのニューチャレンジャーの登場だ。
猫一匹しかいないのにトイレばっかりで困っちゃうぜ。
ということで miruto MT-TOL-2 をレビューしていくぞ。
miruto MT-TOL-2 の基本データ
miruto について

mirutoは、株式会社newtが手掛けるペット用品ブランドだ。
株式会社newtは2024年4月創業という、最近も最近に現れた新進気鋭の企業だ。
「人と猫が共に生きやすい世界を作る」をパーパス(存在意義)に掲げた、ペットIoT事業を展開していいるとのこと。
猫の健康データ活用や飼い主の負担軽減を目的としたペットテック製品の開発を行っており、特に猫用の全自動スマートトイレ「miruto」や、飲水量をモニタリングできる自動給水器の他、カメラ監視機能を備えた自動給餌器も展開されている模様。
公式HPを見る感じ、ペット用途に特化した監視カメラも展開予定の様子…?
miruto MT-TOL-2 について

miruto MT-TOL-2は、上記株式会社newtが提供する猫用の全自動スマートトイレだ。
最早オーソドックスのジャンルとなった自動トイレの為できることは自明なものではあるが、概要としては以下の通り。
- 健康管理機能:
- スマホアプリ連携: 専用のスマートフォンアプリと連携し、猫の体重、トイレの回数、トイレにかかった時間を自動で記録・管理可能。
- データモニタリング: 外出先からでも猫のトイレの利用状況や健康データを確認でき、遠隔操作で清掃や設定変更が可能。
- 自動清掃機能:
- 猫がトイレを使用した後に自動で排泄物を処理。
- 消臭アタッチメントが付属、臭いの軽減が可能。
- 二重の安全システム:
- 重量センサーと赤外線センサー: 猫がトイレ使用中に閉じ込められたり、挟まれたりするのを防ぐため、二種類のセンサーを搭載しているとのこと。
清掃中に猫が侵入した場合でもセンサーが感知して動作を停止。
- 重量センサーと赤外線センサー: 猫がトイレ使用中に閉じ込められたり、挟まれたりするのを防ぐため、二種類のセンサーを搭載しているとのこと。
- 多様な猫砂に対応:
長さ2cm、直径3mm以下の猫砂ならなんでも使用可能、らしい。 - レンタルサービス:
購入だけでなく、レンタルで試すことができるサービスも提供。
レンタル後、(猫様が)気に入ればそのまま買取も可能。
ということで、注目したいのはレンタルサービス。
ウィーン…とモーター音を響かせながら動くトイレは、猫様によっては大変にビビり散らかす忌避の対象と成りかねる為、このサービスは中々にありがたいといえる。
高額叩いて購入したのに使ってくれない、なんてよくある話だものね。
まず”試せる”というオプションが用意されているのは、猫様の事をよく把握している証拠と言えるだろう。
なるほど、下僕としての心構えが良く出来ておる喃…。
miruto MT-TOL-2 全自動猫トイレ の外観

まずは外箱。
筆者が触ってきた自動トイレの中で一番軽いし小さい。

とはいえ、このサイズ感なので搬入には注意が必要。

箱を開けると説明書と本体がみえる。

内容物を全部取り出してみるとこんな感じ。
紙類とオプション品に分けられる。


紙類は上記の通り。
説明書と、”にゃっち”なるおやつのサンプルが入っていた。
返送用の伝票も入っているが、これは購入品・レンタル品問わず含まれているとのこと。
購入した場合は気にしなくて良いものだそうだ。

こだわりのおやつ”にゃっち”。
多分コレ。撮影に協力してもらったらご褒美にあげよう。

オプション品は上記の通り。
電源タップとゴミ袋。それと蚊取り線香(ベープ)みたいな謎個体。

ゴミ袋は15枚入りがデフォルトで用意されている。

気になるコイツ。
なんだこれ?

なるほど消臭アタッチメント。
駆動には単4電池が3本必要。
電池は含まれていないので別途用意が必要。



本体はこんな感じ。
背面が平面であり、しかも宮殿プラグ部が背面より凹んでいるため、壁に密着して設置することが可能。
…っていうか君、なんかすごく小さくない?

中は厚めの生地っぽさを感じる素材。
PETKIT PURA MAXの防水生地に近い質感がある。

本体前面にはロック機構が確認できる。

説明書を確認すると分解時に使用する模様。
大雑把に分解できる様子であり、パーツ数も少なくメンテナンスがかなり楽そう。


ドラム上部にトリガーがある。
これを開けるとゴミ袋にアクセスすることが可能。
なるほど、コレが本機の小ささの秘密か!
回転式ドラム自体にゴミ袋を装着することで別途ゴミ受けを設ける必要がなく、筐体をコンパクトな見た目に落とし込むことができているのか。

砂入れて諸々装備して設置したところ。

あ、ちょっと待ってくださいお客様!
まだ撮影中でして!まだ設置して2分経ってません!
あーいけませんお客様!困ります!

あーっ!!困ります!!お客様!!あーっ!!お客様!!!
なんとも真剣な排尿顔。痛み入ります。
miruto MT-TOL-2 の良いところ
自動トイレなのにコンパクト

上述したように、本機は自動トイレなのにコンパクトな印象がある。
筆者は本機で3機目になるわけだが、その中のどれよりもひと回り小さく軽い印象を受けている。
これはひとえに”回転ドラム自体にゴミ袋を装着する”という機構によるものだろう。
これにより、本体下部や横に配置されがちなダストボックスの存在がまるまるカットできるため、全体の印象として非常にスリムかつコンパクトに収まることが出来ている。
色々とデカめになりがちな自動トイレで、このサイズ感は中々センスが良いといえる。
設置場所に気を使う必要もなく、且つ気軽に置き換えが可能なサイズ感というのは、導入のハードルを劇的に下げるファクターになるだろう。
勿論、自動トイレとしての機能はまるで問題ない。
排泄物は問題なく回収してくれるし、消臭リキッドも都度問題なく稼働してくれる。
良いぞ~コレ。
アプリはシンプルだが必要十分
本機はアプリが用意されており、勿論スマホから設定を行う必要がある。
セットアップはアプリの指示通りに進めば実施可能。
難しい箇所は何もなく簡単な部類といえる。
設定項目は少なくシンプル。通知もシンプル。
「何がどうなったらこうなる」のようなオートメーション設定なども無いが、基本的な機能は備えている様子。
自動清掃の待ち時間は長めに確保したほうが吉。
最低でも5分以上は設定しておくようにしよう。
理由はPETKIT PURA MAXでも述べた通りであるが、本機はより一層その設定の必要性がある。
理由は後述。
アプリホーム画面ではトイレ時間や体重を確認可能。
トイレをいつ、どれくらい使用できたのかを確認することができるのはとても助かる。
「いや、自動トイレならみんなそれぐらい管理してるじゃろ」って思うじゃん?
PetSnowyは出来てないからね…。それだけでこの機能は十分にアドバンテージがあるといえる。
機能ログもシンプルでわかりやすく、必要十分な情報のみを表示出来ている。
「猫だより」なるログが別途存在しており、機能ログを元にしたグラフィカルな表現を楽しむことができる。
ただ、上記3枚目のように「すりすり」だの「うろうろ」だのといった表現はあくまでユーモア。
本機にはカメラは搭載されていないので、これら行動をしっかりと捉えているわけではない。
実際問題、この11時から16時の間は人のベッドで爆睡しているだけだった。
まぁお楽しみ機能ということで一つ。
miruto MT-TOL-2 の残念なところ
体重測定結果の補正がされない

上記のように、本機のアプリは比較的シンプルながらも必要十分な機能を備えており個人的に評価が高い。
…ただ、ただし!!
本機での体重計測があまり正しくないのはいただけない。
本機アプリではずっと5.5kg程度で表示されているのだが、実際のところ我が家の猫様は7.8kgというワガママボディなのだ。
PETKITやPetSnowyは使用2日程度で正しい体重を表示してくれるようになったが、本機はずっと5.5kg付近で表示され続けている。
我が家の猫様の魅力を伝えきれないこの測定結果には意義を申し立てたい(憤怒)。
思うに、これ猫砂の重さが引かれているような気がするのだが、どうだろう?
ちなみに体重のリセット方法はなく、電源のON/OFFでも修正されることはなかった。
排泄物が高度から落下する
PETKITやPetSnowyは90°も回転せずダストボックスへ排泄物を落下することができる。
これは本機の下部にダストボックスが存在するため、重い個体となった排泄物を優先的にダストボックスに落とすことができる事に起因する。
一方で、本機は上述したように回転式ドラム自体にゴミ袋が装着されているモデルとなる。
回転して網で分別、使用可能な砂を退避し、個体のみを網の上に残す。
そこからさらに回転し、網に残った個体のみを”本体上部に配置した袋”まで落とす、と言った機構だ。
その角度はほぼ90°といったところだ。
そのため、網に引っかかっている個体が回転によって”本体上部に配置した袋”まで落下するという事象が発生することになる。
ゴミ袋まで転がってくれれば良いものの、不定形で引っかかりやすい形状の猫砂では網で引っかかる確率が非常に高く、回転ドラムがほぼ垂直になった時点で落下することになってしまうのだ。
で、これがどうなるかというと、適度な水分を含んだ粘土のようなものがドラムの天井にぶつかることになる。
結果としてドラムの天井に粘土質の汚れがへばりつくことになる。
そのための対策として、上述した「自動清掃の待ち時間は長めに確保したほうが吉」という話になる。
排泄物の水分量を猫砂に吸わせて極力固形物に近づけたほうが、へばりつく事象が少ない、という結論だ。
ということで、本機ユーザーは自動清掃の待ち時間は最低5分、多く見積もって10分としたほうが掃除の手間が省けることになるのでおすすめ。
あるいは天井部分にクリアテープなどを貼って撥水効果を高めるとよりよいかも。
このように、コンパクトな形状によって若干のデメリットが発生してしまっている様子であるが、個人で十分な対策が可能であるものであるため、ぶっちゃけ些細な問題ではある。
miruto MT-TOL-2 の総評

コンパクトで扱いやすい猫用自動トイレ。導入のしやすさが魅力的。
なんといってもこのコンパクトさはやはり強い。
少し大きめの普通の猫トイレと遜色のない大きさは導入のハードルを劇的に下げている。
アプリもわかりやすくシンプルであり、より「扱いやすさ」に拍車をかけている印象だ。
中々におすすめできる完成度の高い自動トイレだと判断した。
なお本機について、本ブログ読者限定で以下クーポンコードが用意されている。
レンタル品に限るが、通常初月1,480円のところ、専用クーポンコードを利用いただくことで初月980円にて利用可能となっている。
是非利用して見てほしい。
公式HPリンク:miruto MT-TOL-2
クーポンコード:GADGENEKO