【MOONDROP Golden Ages レビュー】音良し見た目良し。他は貧弱。

3.5
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最近スマホを出して話題かっさらい中のMOONDROP。
そんなMOONDROPが最近TWSを発売したのは、勿論皆知るところであろう。
筆者も発売日に海外より購入し使用している次第。

そして一ヶ月という使用期間を経てようやくレビュー記事をあげてみようと思う。
ということで MOONDROP Golden Ages のレビューをしていく。

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MOONDROP Golden Ages の基本データ

水月雨(MOONDROP) について

水月雨(MOONDROP)は中国(おそらく深セン)を拠点とした、2015年に設立されたオーディオブランドだ。
1万円程度のものから10万円近いものまで、多種多様なイヤホンを展開している。

年々着実に技術力を増しており、それに比例して知名度と信頼を増している堅実なメーカー。
その甲斐もあって今では有力な高級イヤホン・ヘッドフォンメーカーの一員となっている。

以降はMOONDROP Ariaの記事と同じになるので省略。

MOONDROP Golden Ages について

MOONDROP Golden Ages は、2024年3月に発売されたTWSである。
夢回、黄金時代、Golden Ages、呼び名は複数。
本ブログ初のMOONDROP製TWSとなる。

スペック値は以下の通り。

MOONDROP Golden Ages
Bluetooth規格5.3
SoC非公開
対応プロファイルA2DP/AVRCP/HFP/HSP
対応コーデックSBC/AAC/LDAC/LC3
操作方法タッチ
ドライバー13mm平面駆動ドライバー
防水等級無し
バッテリー容量380mAh/37mAh
充電時間約1.5時間/約1時間
連続使用時間約18時間/約6時間
充電端子USB Type-C
その他VDSFターゲット最適化機能
ANCモード/アンビエントモード
55ms低遅延ゲームモード

本機が搭載している13mm平面駆動ドライバーは、水月雨の創立者が設計と開発を主導した特許取得済みのドライバーとのこと。
複数の高性能N55磁石から構成される磁気回路アレイと環状に配置し、14.5mm平面駆動ドライバーの10倍の変換効率を持つという驚異的な性能を実現したとかなんとか。
全周波数帯域の総高調波歪み(THD)も0.05%以下という驚異的な数値に収められており、原音忠実性は極めて高い事も特徴である様子。

なんと言っても、このカセットテーププレイヤーのような見た目が目を引くところ。
これは、1979年に発売されたSONY初のポータブルカセットプレーヤーである「TPS-L2」にインスパイアされたデザインであり、比べて見れば一目瞭然といった様相だ。

この1979年は、日本がバブルに向けて勢いをつけて時代であり、世界に名だたる製品を生み出し始めていた時代でもある。
そう、まさに日本の『黃金時代』、Golden Agesである。

そんな失われた時代を懐かしんだのか、憂いたのか、憐れんだのか、将又蔑んだのか。
中国企業が「日本の黄金期を代表する製品を模した製品」にそう名付けたのは、あまりにも皮肉に効きすぎている。

MOONDROP Golden Ages の外観

まずは外箱から。
80年代のセル画のような高コントラスト配色だ。

裏面。
見る角度によって煌めきが変わる加工。
しかしてカメラで撮影するとこのように、ノスタルジックな配色と相成ってくる。
なるほど、80年代パッケージな印象だ。

これが「Golden Ages」ちゃんですか…。
多分、水月友希姉貴。
魚眼レンズでの撮影を意識した構図なのであろうが、対して線が細く消失点が歪んでいるために顔が崩れているように見える。
なんだろう…その角度、首痛くない?

外箱を取るとこのように。

ぱかっと。

あぁ~この収納良いですね~。
すごく良い。キモオタの心が解ってる配置です。
まぁNekoCakeタイプなわけですが。

他内容物は上記の通り。
いつものセットという印象。

イヤピは楕円形のホールタイプ。

収納ケース付き。

ケースはMOONDROP製TWS御用達のNekoCakeタイプ。
TPS-L2なデザイン、且つ解りやすいデザインとなっている。

開けると鮮やかなオレンジ。
なんか最近のTWSって中の配色が異常に明るいのが多いけど、流行りなのかな?

イヤホン本体はウルトラマンみたいな色をしたシルバー。
ダムの水位計みたいなメモリが確認できるが何なのかは不明。
同じくロックマンのHPゲージみたいなのも確認できるが、これも何なのか不明。
光るわけでも変異するわけでも無い、ただの装飾だ。
一応ここがタッチ部になっているようだが…。

専用ケースをつけるとこのように。
う、うーん?付けないほうが良いかも…。

イヤホン本体は4.5gを計測。
ケースはイヤホン込で44.9gを記録。
ここらは平均的なので特筆点は無い。

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MOONDROP Golden Ages の良いところ

陽な楽曲を楽しく鳴らしてくれる

本機は1.3万円クラスのTWSとしては、かなり優れた音質を有している印象。
LDAC接続が可能であるというアドバンテージがあるが、昨今のTWSに置いては割と採用されている現状特筆するものでもないが、それを差し置いても全体のバランス感がとても良いと感じる。

奥行きや解像度、立体感は値段以上の品質であり、低域の力強さや高音のまろやかさにはTWSと言えどMOONDROPらしさを感じることができるものである。
高域から低域にかけて不足なく、満遍なくカバーされた出力は不快感が少なくとても聴きやすい。
やはり女性ボーカルとの相性は良く、サスティンが良い塩梅で伸びる印象がある。
低域の太さも相まってドンツクなHOUSEミュージックとの相性がすこぶる良い。

一方で、男性ボーカルの再現性は少々低く沈み込みがち。
カントリー・ミュージックのようなゆったりな曲とも相性が悪い印象。
本機はスピード感があるパワフルな楽曲、所謂『陽』な曲をとても楽しませてくれる傾向がある。

何と言っても見た目良し

TPS-L2をインスパイアしたデザインはかなり見栄えが良く、象徴的で優れた造形となっている。
メタリックな配色のブルーに対し、鮮やかな内部カラーであるオレンジの組み合わせはとてもポップで印象的。
且つイヤホン本体のデザインも、上述の通りなんだかよくわからないゲージが描かれているが、遊び心があって面白みがある。

また、本機にはオリジナルケースが別途用意されており、それを装備することでよち魅力的に装飾することが可能。
筆者も購入済みであり、以下のように一人でキャッキャウフフしている。

イヤホンとしての他、このようなアクセサリーとして楽しむことができるのも本機の特徴。
見た目が良いというのは本当に良いことだ。

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MOONDROP Golden Ages の残念なところ

通信品質やばい

本機の通信品質はかなりいヤバい。
屋外に出たら真っ当に使えるものでは無いものであると覚悟しよう。

駅前は勿論、人混みや都会での使用はまるで駄目。
通勤ラッシュなんて本当に使えない。
ブチブチする、という以前に無音になる。通信すらできていない。
繋がったと思ったらデジタルノイズバリバリで聴けたもんじゃない。

これはひとえに通信量の多いLDAC接続によるもの、という側面もあるが、ではLDAC接続をやめてSBC/AAC接続にするとどうなるかというと、途端にものすごく音質が悪くなる。
そりゃあもう段違いに解像度が消失し、ラジオのような出力に成り下がる。
しかもそのうえで通信品質はあまり向上しないのだから笑えない。
つまり、音が悪く/すぐ切れるTWSに成り下がる。
なんだこれは…本当に2024年に発売されたTWSなのか…。

アプリ不安定

本機はMOONDROP LINKなる管理アプリでANCなどの設定ができるが、この品質もまたよろしくない。
ANCのON/OFFで操作不能になることはよくあることで、ましてやANCの設定画面がホワイトアウトしていることだってある。(1.0.50cで修正済み)
アプリの再起動で正常に戻りはするが、それでも基本的には不安定なのがデフォルト。
※本体の操作で切り替えることについては問題が無い。

ファームウェアの変更も本アプリより可能であるが、ファームウェアのアップデート/ダウングレード時にフリーズしたりファームアップ/ダウンできなくなったりと、不具合の枚挙にいとまがない。

ましてや公式HPでの最新アプリ配布が止まっているようで、最新版の1.0.49以降を公式HPから入手することができない。
公にされていない別口で入手する必要があるという現状も相まって、信頼感がだだ下がっている。

2024年7月、やっとアプリがストアからDL可能となった。
長く苦しい戦いだった…。

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MOONDROP Golden Ages の総評

音良し見た目良し。他は貧弱。
これ以上でも以下でもない。

音が良いので適当な場で使いはしているが、こと接続性においては問題がありすぎるのでいつまで使い続けられるか…。
正直言って、外出時に使用しようという気は失せきっているのだが、コレどうしようか。
飛行機/新幹線の利用では、持ち前のANCの性能の良さが生きるので使いようがあるが、肝心の空港/駅構内が使えたもんじゃないというのが大問題だからなぁ…。
切に、基本品質向上のFWアップデートを求めたいところだ。

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