【PODOFO A3526 レビュー】ガッツリ嘘の広告がされているヤバい製品。買うな。

1.0
記事内に広告が含まれています。

弊ブログでもいくつかレビューしているスマートモニター(ディスプレイオーディオ)。
昨今のトレンドであり、今最もアツいガジェットだと個人的に思っている。

スマートモニター
「スマートモニター」の記事一覧です。

で、この度懲りずにまた新しいモニターを入手してみたわけだが、まぁコレが大ハズレ。
とんでもない糞製品だったので紹介していく。
ということで今回はそんな PODOFO A3526 をレビューしていく。

スポンサーリンク

PODOFO A3526 の基本データ

PODOFO について

PODOFO は中国深センに拠点を構える、自動車エレクトロニクスに関する研究開発、工場製造、貿易会社を統合した企業だ。
自動車インテリジェンスの開発、車載ビデオおよびオーディオ機器の設計とマーケティングに長期にわたって注力しているとのこと。
公式HPはココ

PODOFO A3526 について

PODOFO A3526 とは、Android 13をベースとしたバイク用スマートモニター(ディスプレイオーディオ)だ。

大多数の類似製品で採用されているLinuxベースのモニタと違い、Androidをベースとしているために本機そのものにAndroidアプリを導入する事が可能。
言ってしまえば、バイクの電源で稼動するAndroidタブレットだ。
GPSモジュールを個別に用意しているため、本機単体での位置情報を取得することが可能。
そのため本機にGoogleMapなどを導入してしまえば、本機単体でナビとして動作することができる。
(本機は通信モジュールを実装していないのでスマホのテザリング環境などは用意する必要があるが。)

Apple Carplay/Android Autoにも対応しているのでスマホでの連携も可能。
つまり、本機単体でのナビ/スマホ連携でのナビ の二刀流の運用ができるということだ。
意味不明なGPSモジュールを装備していたMaxca X6君は見習っていただきたい。

Apple Carplay/Android Auto運用は、テザリング運用の1.7倍近いスピードでスマホのバッテリーを奪っていく。
一番の消費元はGPSであり、Apple Carplay/Android Auto運用はスマホのGPSを使用するためにスマホのバッテリーがモリモリと喰われてしまうという仕様がある。
この仕様を踏まえたうえで、スマホからテザリングで電波だけ飛ばし、モニタ本機のGPSを使用する、という運用が取れた場合、スマホのバッテリー消費が大幅に改善できる事は語るに及ばずだろう。
しかもAndroidベースなのだからカスタマイズの余地もある。

そんな理想的なガジェットが1.6万円程度で入手できるだなんて!
コレは買うっきゃ無い!
…で、このタイトルさ。

PODOFO A3526 の外観

まずは外箱。
驚きの白さ。豆腐。
あ、怪しいィ~

蓋を開けると説明書。

本体下に穴が空いており、ケーブル含めその他が下層に配置されている。
以外に中の梱包はしっかりしている。

全部出したところ。
パーツ数は意外と少ない印象。
モジュールが元から纏まっており組み立てる必要がないのは良い点。

本機はプラスチッキーなデザイン。
Maxca X6のほうがしっかりしているが、まぁここは価格通りといったところか。

ケーブルは裏面方出し。
4つのケーブルが確認できる。

上からAUX、電源、GPSのケーブル。
AUXは有線で3.5mmプラグを接続できる。
バイクに乗りながら有線イヤホンしろってのは、日本ではナンセンス。
キャップ付きなので一応防水。

この謎部位はリセットスイッチになる。
本機はAndroidベースなのでフリーズしたりした場合は再起動しないと対処できない。
そのための非常スイッチ。

上部に謎のくぼみがある。
環境光センサーかな?近接センサーかな?いいえ、ただのくぼみです。
本機はセンサー類を一切実装していない。
この事実が波紋を生む。

背面は無骨なデザイン。
ちょっと空冷を意識したっぽいフィンみたいな何かが確認できる。

GPSモジュール。
安っぽい。
防水されているのかは不明。
背面に粘着マットを装備。

電源類。
赤い主ケーブルから3色に分かれている。
「+」「-」の他、「ACC」まで取る必要がある。
ここはMaxca X6と同様。

取り付け金具は球体関節2箇所の金属アイテム。
可動範囲はとても広く利便性が高い。コレだよコレ。
Maxca X6のヘンテコアイテムと比べると月とテナガザル。

3.5mm to 3.5mmケーブルも付属していた。
これでAUXに接続しろってことだろうけど、まぁ実用的ではない。

装備するとこんな感じ。
ガッツリ自宅の緯度経度が出てるのでモザイク。

スポンサーリンク

PODOFO A3526 の良いところ

Androidベース

Androidベースなので色んなアプリが入れられる。
Youtubeも入れられるのでバイク運転しながら視聴も可能。
ただ、そんなことしてたら普通に警察にやられるので現実的ではない。

またデフォで導入されているGPS観測アプリが面白い。
上記のように現在どのGPSを掴んでいるのかが視覚的にわかるというものであるが、まぁ分かるだけで役には立たない。
面白いだけ。それだけ。

取付金具便利

取付金具が便利。
可動域が広いので取り付け位置が自由に決められて便利ですね!
以上。

スポンサーリンク

PODOFO A3526 の残念なところ

BTトランスミットができない

本機は上記の通り、本機自体からインカムへ「BT Transmit」で音源を飛ばすことをサポートしていると記載されている。
これにより、本機に導入したGMapのナビや諸々の音源をインカムに飛ばせる。

…と思っていたのだが。

実際の画像は上記の通り。
「BT Transmit」のオプションが無い。
つまり、本機自身でナビを使用することはできるが肝心の音声を聞くことができないのだ。
それは一体…どういう?有線のみでやれと?

これについてセラーに問い合わせたところ、最新版ではコレが正常とのこと。
なぜデグレされているのか、この機能を復活させるべきだ、と抗議したのだが、「技術者に確認してみよう!」と言われて一蹴されてしまった。
お前はその窓口じゃねえのかと。じゃあその技術者の連絡先教えろと。
以降連絡は無く進展はない。ほんとクソ。

自動明度可変なんてしない

本機は上記の通り、「環境に応じて自動で明度調整」と確認できる。
実際の本機オプションも同様なUIだった。

で、これが一切動作しない。
時間で変化するものかと思ったがそんな事も無かった。

これについてセラーに問い合わせたところ、本機は明度センサーを搭載してないから仕様だぞ、と回答があった。
であればこのセールストークは偽りではないかと、納得できる説明をしろ、と抗議したのだが、「技術者に確認してみよう!」と言われて一蹴されてしまった。
お前はその窓口じゃねえのかと。じゃあその技術者の連絡先を(以下略

液晶の質が良くない

本機の液晶はニト数が低いようで、PDA-05B 相応な液晶の明るさとなっている。
スマホの半分以下の明るさであるため、晴天時の視認性がすこぶる悪い。
しかも無駄にグレア加工されているため、上記の写真のようにギラギラと反射してくる。
明るさも無いのに反射してくるのでそりゃあもう見辛いったら無い。

そのうえタッチ精度も極めて良くない。
中心近くであればそれなりに狙った操作ができるが、端に行くほど誤認されやすくなっていく。
液晶が歪んでいると思わずにはいられないレベルで、端に行くほどタッチが大きく乖離していくのである。

OSの質が良くない

まだまだ行くぜ!

本機はAndroidを搭載しており、Androidのアプリを導入/動作させることができる。
…のだが、基本スペックが低すぎるためアプリの動作がもっさりしている。
GMapは勿論のこと、他アプリも、自身の設定アプリでさえ開くのにラグがある。
よしんば「BT Transmit」が使えたとても、正直このクオリティでは常用に耐えれるものではないだろう。

またApple Carplay/Android Auto運用時にも接続断が頻発する。
しかも自動復旧しない。
そのたびに非常用物理スイッチを押す必要があり、本機の応答不能タイムが発生することになるのである。
レベルが…低すぎる…!

スポンサーリンク

PODOFO A3526 の総評

ガッツリ嘘の広告がされているヤバい製品。
商品説明に書いてあることが実装されていないうえ、製品そのもののクオリティも信じられないレベルで低い。
正真正銘のゴミ。絶対買うな。

いやぁ久しぶりに酷評に値する製品に巡り会えてウキウキした。
ここまでクソなのは弊ブログでも例を見ない、トップレベル。
許せれるレベルの品質ではないのでもう二度とPODOFO製品は買わないかな。

安くて良い品物があふれるスマートモニター(ディスプレイオーディオ)界隈で、あえて選ぶ理由は無いだろう。
みんなもPODOFO製品は買わないように気をつけましょう、という話でした。

タイトルとURLをコピーしました