こんにちわ、毎度おなじみKZです。
最近BA機ばっかりだしているKZ社がまたもやBA機を出しおった。
その名もKZ AST。
自分は何度も書いている通りDD派なので、DD機或いはハイブリッド機を好んで使用している。
そのため今回はスルーかなとは思いつつも、最近の業界のBA機推しの勢いは見過ごせるものではなく、低音にも力を入れた昨今の多BA機にそろそろ手を出してみようかなと思う所存。
そんな矢先に候補として突如目の前に現れた本機。はたしてどのようなものか。
ということで、KZ ASTを見ていくとしよう。
KZ AST の機能
プレミアム亜鉛合金を使用したフェイスパネルと、いつものレジンっぽい筐体で構成されている。
プレミアム亜鉛合金はKZ ZAXにも使用されていることから、なんとなくの質感はわかる。
また、この写真からわかる筐体部分にはKZ ZSXみを感じることができる。
KZ ASXもびっくりの驚異の片側12基のBAを搭載している。
まぁ間違いなく本機はKZ ASXの後継機にあたるのだろう。公表はされてないけど。
その証拠にKZ ASXで採用されていたBAがアップグレードされて搭載されている。
カラーリングは黒と金で纏められており、高級感も増した印象。
勿論30017以外のBAユニットも全てアップグレードされており、全てのBAユニットに[s]が付与されている事に注目だ。
これらは最新世代のBAユニットであるとのことで、30017、30095、30019、29689、22955を対象とし、解像度・出力アップを可能にとしたという。
それでいて、こちらも改良されたクロスオーバー回路が優秀に各BAを纏めて出力することが可能。
とても高品質であるとし、歪みがほぼ無いと表現している。
その他、ケーブルにも力を入れているようだが、経験上KZのケーブルはオマケレベルなので、ここでは特筆しない。
スペックと機能は上記の通り。
今までのKZ製品とあまり変わらない値なので、あまり参考にはならんかな。
ぶっちゃけ、目新しさが無い。
さて、ここまでKZ ASTのデザインと機能を見てきたが、ぶっちゃけ目新しさが無いと思った。
KZ ASXが出たときには片側10基の合計20基という機種は他に存在しておらず、それだけでかなりの存在感を放っていた。
更にはデザインもKZらしくない小洒落たモノであり、覚醒したユニコーンガンダム或いはバンシィのようなガンダみを感じる魅力的なものであった。
ところがKZ ASTはどうだ。
デザインはのっぺりとして装飾も無く、正直安っぽいと感じる。
同社の3000円クラスのもの(KZ DQ6等)と印象は変わらず、1万超えのデザインとは思えないシンプルさだ。
このシンプルさがいいのだ、という人もいるかも知れないが、同じ亜鉛合金を使用しているKZ ZAXを持っている身とすれば、それは装飾のないKZ ZAXと同義であるため面白みにかけると思わざるを得ない。
そして、つい最近にはBAユニットを30基も積んだTRN BA15なるモノが発売されている。
こちらは宇宙航空機でも使用される「アルミニウム亜鉛マグネシウム合金」を使用した美しいデザインを有し、15基のBAをまとめ上げるこれまた優秀なクロスオーバー回路を搭載している。
こう比べてしまうと、やはり目新しさはないなぁと思わざるを得ない。
言ってしまえば、TRN BA15の下位機種みたい、という印象。値段的にもね。
KZ AST はどんなもんだろう
ということで、デザイン性を失い、中身が少しグレードアップしたKZ ASXということがわかった。
今多BA機を買うのであれば、TRN BA15がやはり一番面白そう。
だが、TRN BA15のおよそ半額程度でBA24機を楽しめる本機というポジションはそれなりに需要はありそうだったり。
あとはこの、のっぺりデザインが受け入れられるかどうか…。
KZ ASXのガンダみそのままにアップグレードされていたとしたら、速購入対象になってたかも。
他色々多BA機はあるし、これからも色々吟味していきたいなと思う。