
まず最初に、本記事は株式会社Maono社様より商品を提供頂いた上での記事となる。
提供品だろうがなんだろうが正直に書き記すスタイルは変えるつもりは無いので、偏見無しに一読いただきたい。(テンプレ)
今回は前回の御縁もあり、Maono社のゲーミングオーディオミキサーをレビューできる機会をいただけた。
ということで今回はMaono G1 NEOのレビューをしていこうと思う。
Maono G1 NEO の基本データ
Maono について

Maonoは、2014年に設立されたマイクやオーディオ機器を中心に展開する中国発の音響ブランドだ。
プロレベルの音質と高いコストパフォーマンスを両立させている点が評価されている様子であり、配信者やポッドキャスター、在宅ワーカーなど、世界中の幅広いユーザーに利用されているとのこと。
日本においては、株式会社アスクが国内正規代理店として展開されているようで、日本としての公式HPなどは無い様子。
とは言いつつ、実際のところは日本Amazonがほぼ公式HP化しているのでそちらを確認したほうがよいかもだ。
同社マイクについてもレビューしている。
記事は以下参照。
Maono G1 NEO について

Maono G1 NEOは、主にゲーミング、ポッドキャスト、ライブ配信といった個人メディア活動向けに設計されたエントリーモデルのオーディオミキサーだ。
主な製品概要と特徴は以下の通り。
- XLRマイク入力とプリアンプ
XLR接続のマイクに対応しており、55dBの高音質プリアンプを内蔵。
これにより、様々なマイクの入力レベルを調整し、クリアな音質での配信・録音を実現。 - 48Vファンタム電源
コンデンサーマイクを使用するための48Vファンタム電源を搭載。 - ノイズ低減機能
周囲のノイズを軽減するノイズ低減機能(ノイズキャンセリング)を実装。
- ボイスチェンジャー機能
男声、女声、ベイビー、ロボットなど、4種類のボイスチェンジャー機能を搭載。 - カスタム効果音(サウンドパッド)
拍手などの効果音や、自分で録音した音声を登録・再生できるカスタムサウンドパッドボタンを実装。 - SideChain(サイドチェーン)機能
話し始めると自動的にBGMの音量を下げる機能で、自分の声を強調し、配信を聞き取りやすくする機能。
- ループバック機能
PCで再生しているBGMや効果音を、配信にそのまま流すことができるループバック機能を搭載。 - Bluetooth/AUX入力
スマートフォンやタブレットなどからBGMや伴奏を無線(Bluetooth)または有線(3.5mm AUX)で簡単に入力。 - RGBライティング
ゲーミング環境に合わせたRGBライティング機能を搭載。
複数のカラーバリエーションを実装。
ということで、ほぼMaono版のfifine AmpliGame SC3。
やれることや機能はほぼ同じ。
正確に言えば、本機のほうがBluetooth機能などの汎用性の高さが有るので、実質上位互換といった立ち位置になるか。
ここらへんの実体験に差はあるのか、興味深いところだ。
Maono G1 NEO の外観


外箱。
黒と黄色のカラーリングで統一されている様子。

開けると配線例が描かれている。
直感的にわかりやすくて良いね。
コレを参考に自分のやりたい環境を構築できそう。


内蓋を開けると説明書。
勿論日本語に対応。本機はMaono Linkには対応していないようだ。

内包されているケーブルは上記。
A(C)toCのUSBケーブル、AUX 3.5mmオーディオケーブル。
オーディオケーブルはやはり金メッキ加工などは無い。

見ての通りの解りやすいインターフェース。
フェーダー部分はマイクボリューム、出力音声ボリュームとなっている。
ツマミはマイクゲイン、リバーブ、ヘッドフォン出力と見ての通りの機能が割り当てられている。
各ボタンは記載の通り、無記名のボタンはカスタム効果音の割当ボタンとなる。
fifine AmpliGame SC3のA~Dボタンですわな。

SC3よりも押しやすくタッチしやすいボタン類。
側面にはLEDのラインが確認できる。

端子類もほぼSC3と一緒。
Dynamic/Condenser切り替えスイッチが無い一方で、PC入力以外からの電源供給端子がある。
これはBluetooth接続時の電源供給用途に使用される。


勿論PC/スマホ接続はUSBを刺すだけで認識可能。
ドライバの導入作業などは一切不要。

勿論ゲーミングなもんで、発光する。
RGBボタンを押下する度に変化し、13パターン(そのうちの一つは無発光)もの発光パターンに変更することが可能。
ちなみにRGBボタン長押しで即無発光という機能も実装しており、地味に便利。
Maono G1 NEO の基本データ の良いところ
筐体品質が良く、操作感が良い

筐体の剛性が高く、安っぽい操作感が無いのが好印象。
全体的な入出力箇所は高品質であり、ノイズの混入や他の機器との干渉も一切なく、安定した動作をしてくれる。
オーディオインターフェース初心者でもすぐに理解できる、シンプルで分かりやすい機構とデザインを採用しながら、性能面でも十分な実力を備えており、しかも1万円アンダーとコスパが大変に良い。
できることはまぁほぼfifine AmpliGame SC3と同等なものであるが、こちらはBluetooth入力ができるのでより選択肢が多く汎用性が高い。
リバーブやゲインのつまみがあることからも、ゲーミングや配信以外の使い方、それこそカラオケなどの簡単な音楽使用にも耐えられる機能は有しているように思える。
マイク入力としてXLR接続ができるのはやはり頼もしく、USB接続とは段違いの音質での入力ができるようになるのはポイントが高い。
Maono G1 NEO の残念なところ
現状無し。
ぶっちゃけ、fifine AmpliGame SC3より品質良い希ガス。
Maono G1 NEO の総評

ポップな発光が可愛いコスパ良好ゲーミングオーディオミキサー。
筐体品質も良く、汎用性が高く、それでいて音質も担保できる。
この高機能が1万円以下で入手できるというは中々お得。
是非オススメしたいガジェットだ。